Because I was excluded out of the class transfer, I decided make a classmate harem

EX-14 Slightly Distorted Sexual Preferences "Part II"

響にたっぷり癒してもらった翌日――深夜の自室にて。珍しく学校の制服に身を包んだ蘭は、セーラー服を纏ったクラスメイトたちから、意味ありげな目つきで睥睨されていた。

ボタンを全て取り払ったシャツと、足元までずり下ろされた制服のズボンをじっくりと眺めやるのは、ふわっとした茶髪と、香水のように甘ったるい濃密なフェロモンが特徴なビッチ系ギャル女子――藍原咲耶だ。

ベッドの上で仰向けに寝転がり、期待に満ちた視線を放つ蘭を押し倒すかのように、女豹のポーズで瞳を細める咲耶。彼女の双眸は、まるで獲物を見つけた肉食獣のように――否、発情期の淫獣のように昂ぶり、揺らめいていた。

吐息のかかる距離で見つめ合い、鼻の先をちょんとくっつける咲耶。ペロリと舌を出して、蘭の唇を焦らすように舐めてから、ちゅぱっと蘭の耳朶を甘噛みする。

「響から聞いたよ。霧島ってば、マゾに目覚めちゃったんっしょ?」

囁くような声を耳元で弾けさせ、咲耶はふっと吐息を吹きかける。唾液で唇を湿らせた咲耶は、ちゅっちゅっと淫猥な音を奏でながら、蘭のほっぺたに熱いキスを重ねていく。

くっついて離れる熱い感触と、離れた直後から感じるえっちな潤いに、蘭はゾクゾクと総身を震わせる。

蘭に聞こえるようわざと大きな音をたて、蘭の頬や首筋を唾液で濡らしていく。時折ベロリと舌を出して、素肌を舐めとっていくのが、妙に心地良い。

「霧島……、気持ち良い? 咲耶にいっぱいいっぱいちゅっちゅされて、霧島のほっぺたびしょびしょだよ」

ぷっくらと咲いた唇をすぼめ、ウィンクを放つ咲耶。軽くウェーブのかかった茶髪が揺れ、毛先が胸板をくすぐってしまう。

そのこそばゆい感覚に、蘭は思わず変な声を漏らしてしまう。その反応に対して、咲耶は茶目っ気たっぷりにクスクスと笑う。

「霧島ったら、ほんっと可愛い反応するよね。……良いよ、好きなだけ喘いで大丈夫。咲耶のキスで、いっぱい、いーっぱい気持ち良くなろうね」

甘い誘惑を零しながら、咲耶は接吻する箇所を少しずつ下ろしていく。

ほっぺたが首筋になって、首筋が鎖骨になり、鎖骨が胸板へ。未開発の雄っぱいを舌で絡め取り、つぅーっとお腹までを舌先でくすぐっていく。

おへそに接吻し、脇腹そして――男の子の聖域をあえて飛ばし、太腿の付け根に舌を這わせる。汗の滲んだ内股をペロペロ舐めてから、太腿――ふくらはぎにちゅっちゅとえっちな接吻を重ねていく。

一番触って欲しい部分を除き、咲耶は蘭の全身をゆっくりと咲耶色に染めていく。

舌を這わせ、濡らすようなキスを紡ぎ、蘭の体躯を、咲耶なしではいられない身体へ調教する。

唇と生殖器を除く体躯の全面に、咲耶の唇が重ねられる。

濡れた素肌に吐息が被せられ、変な気分だ。接触を待ち侘びキュンキュンと甘える敏感な部分は、一向に与えられぬ刺激を呼び求め切なげな声を上げてしまう。

口の周りや雄っぱい――太腿からおへそにまでキスをしてくれているのに、咲耶の接触を一番欲すち×ぽと唇には、一向にその順番が巡って来ない。

それもそのはず――咲耶はあえて、その部分を除いて蘭に刺激を与え続けているのだから。

「霧島が真正のドMさんなら、もっと痛いこととかしてあげちゃうんだけど。霧島が求めてるのは、そういうんじゃないでしょ?」

「さ、咲耶……」

「霧島のち×ぽってば、もう待てないってくらい、とろとろカウパーお漏らししてる。そんなに触って欲しいの?」

かぱぁっと口を開き、ち×ぽの真上で舌を垂らす咲耶。舌先がち×ぽの先端に触れるか触れないかの距離で、ペロペロとふしだらに動かしてみせる。

直接的な刺激はないものの、咲耶の舌の動きに併せて、温かい吐息がふんわりと先っぽを祝福する。

「さ、さくっ……、咲耶ぁっ!」

「ん、もーちょっと、もうちょっとだよぉ……。もう少しおっきくなれば……あ、あっ、先っぽくっついちゃう。もー少しで霧島のち×ぽ、咲耶の舌にキスしちゃう。ほら、頑張って、もう少しだよ」

咲耶の吐息に包まれながら、蘭のち×ぽはさらに堅く――膨張していく。

触れそうで触れなかった距離が徐々に狭まり、やがてち×ぽの先っぽが咲耶の舌まで到達する。

「――っくぅ!?」

「んっ……。おめでと、霧島。霧島の勃起ち×ぽ、ようやく咲耶の舌まで届いたね」

潤った感触が敏感な先っぽを祝福する。焦らされ普段以上に感度が上がった蘭の勃起ち×ぽは、咲耶の舌と触れ合った刹那ビリビリと痺れるような快楽を呼び覚ました。

散々焦らされ、からかわれ続け――ようやく直接的な刺激を受けた蘭のち×ぽ。ねっとりと濡れた舌に敏感な部分を絡め取られ、そのまま咲耶の口腔内へにゅぷりと飲み込まれていく。

「いっぱい頑張ったから、ご褒美あげるね」

ぷっくらと咲いた唇で蘭のち×ぽを咥え込み、溢れるカウパーにちゅくちゅくと吸い付いていく。ふわりと被さる茶髪を耳にかけ、淫靡に瞑目した咲耶は、蘭のち×ぽをペロペロ舐め回しながら、じゅぷじゅぷと口腔内へ押し込んでいく。

太腿を撫でつけ、睾丸をコロコロ撫で回しながら、咲耶は口の中で目一杯ち×ぽを弄ぶ。

唾液を絡ませ淫猥な音を奏でる口腔内とは裏腹に、ち×ぽを咥える咲耶の表情は涼やかなそれだ。異性の生殖器を咥えている姿とは思えぬほどに、日常的かつ揺らぎのない面持ち――それでいて、口の中では唾液や舌が淫らに暴れ回っているのだから、流石と言うしか無い。

普段の蘭なら、そんな咲耶をビッチの成せる技だとか、えっち過ぎて最高だとかからかうのだろうが。今晩の蘭に、そんな心の余裕は無かった。

体躯の全面を咲耶のキスマークで濡らされ、寸止めの舌技を延々とかけ続けられ、ようやく直接的な接触にありつくことが出来たのだ。

現在蘭の中に湧き上がる衝動といえば、咲耶のフェラチオでたっぷり射精したいと、そんな露骨な性衝動のみである。

しかもその性衝動が、どうやら昨晩から妙な方向へ歪んでいるらしいのだ。

一般的なマゾヒストという言葉で表すには、若干語弊があるかもしれないが。女の子に(性的な意味で)虐められたり、(性的な意味の)ご奉仕をされることに対して、非常に興味が出てしまったのは事実である。

普段おっぱいやおま×こを舐めたり腰を振ったりと、女の子を気持ち良くさせてあげる側に立つことが多いために、いつもとは逆の立場も楽しんでみたい――そして何より、響に「金玉を掴む」と称された、二(・)人(・)のSっ気を目一杯堪能したいが故の、穿った衝動なのだろうが。

それでもこう、(蘭の想定の範疇で)女の子に好き勝手遊ばれるというのは、情けないような恥ずかしいような、妙な気分で――でもちょっぴり気持ち良い。癖になってしまいそうだ。

「……さ、咲耶っ。も、もう射精(で)るっ!」

「……んっ」

涼やかな面差しが刹那的に歪み、蘭の下腹部を凄まじい解放感が包み込む。

咲耶の口腔粘膜に飲み込まれながら、どぷどぷと濃厚なザーメンミルクを注ぎ込んでいく。

口いっぱいに精液を流し込まれた咲耶は色めかしく頬を染め、「んっ……」と艶っぽい声で反応する。

ぷっくらとした唇がち×ぽを捕え、ちゅぅちゅぅと吸い付いてくる。興奮のためか頬を染め、夢中でち×ぽに吸い付くクラスメイトの姿は実に淫らで、とてつもなく愛らしい。

汗の滲んだ額を拭い、色香たっぷりにコクコクと喉を鳴らし、濃厚な精液を飲み下していく。

その仕草に興奮が掻き立てられ、咲耶の口の中でびゅくびゅくと連続した射精を放ってしまう。

ビクビクと震える睾丸をキュッと握り締め、優しく捻り上げる咲耶。防御不可能な男の子の急所を、クラスメイトの女子に掴まれたということに変な快感を覚えながら、長い射精を終えた蘭はくったりと四肢をベッドに投げ出した。

「さ、咲耶のっ……。咲耶の口の中、き……気持ち良すぎる」

「……ぷ、はぁっ。すっご……、思った以上に濃ゆくて、めちゃめちゃヤバいんですけど。このまま続けたら、喉が妊娠しちゃうかも」

口の端に付いた白濁液を舌で舐めとり、男を魅了する小悪魔笑顔を浮かべる咲耶。色めかしく目を細め、媚び媚びなゆるふわ茶髪を払う咲耶は、一仕事終えてへにゃりと垂れたち×ぽを見やり、愛嬌たっぷりにクスクスと笑ってみせた。

「さっきまであんなに逞しくて立派だったのに、もうこんなにかわいくなっちゃって」

心をくすぐる愛くるしい声で紡がれる、男の子を小馬鹿にしたような言葉。

ともあれ今晩の蘭にとっては、それすらも性欲を刺激する言葉の愛撫と化してしまう。

何をされても悦ぶ変態さん――というわけではないが、咲耶のその、普段から妙に色っぽい声でからかわれてしまうと、くすぐったくて心地良い。

「さ、咲耶……。もっと、もっとして欲しい」

「あは、響の言った通り、ほんっとう今日の霧島は甘えっ子さんだなぁ。……良いよ、霧島が満足するまで、今晩は好きなだけ付き合ってあげるから」

ふにゃりと垂れたち×ぽを、咲耶はぱくんと口に咥える。その刺激にピクンと蘭の体躯が跳ねたのを確認してから、咲耶はSっ気たっぷりな表情でぱっとち×ぽから口を離した。

「でもぉ……、またすぐイかせちゃったら、ドMさんの躾けにはならないし……。もう一回、霧島の全身堪能してからにしよっかなぁー」

ニマニマと頬を緩め、咲耶はペロリと唇を舐める。ぷっくらと咲いた唇を唾液で濡らした咲耶は、ちゅぱっとえっちな音を立てての投げキスを蘭に放ってから、再度蘭の太腿やおへそに濡らすようなキスの雨を降らせ始めた。

さっきまでは凄まじい快楽と背徳感与えていた咲耶の全身キスだが、濃密なフェラチオを堪能した今となっては、せっかくの咲耶の仕草も単なる焦らし行為のようにしか感じることが出来ない。

「さ、咲耶ぁ……」

「はーい、きりりん。咲耶ちゃんが構ってくれない間、あたしと遊んでよっかー?」

正確には、身体中にキスマークと唾液を刻むという愛欲たっぷりな行為で目一杯構ってくれているのだが。

今までずっと咲耶と蘭の行為を見ているだけだった、もう一人の頭文字(イニシャル)S娘――沙姫の姿を目の当たりにして、蘭は思わずゴクンと喉を鳴らした。

「咲耶咲耶って、そんなに咲耶ちゃんが好きなの?」

違うでしょう? と言いながら、沙姫は蘭の頭上に跨り――ぱかっと女の子の部分を開いてみせる。

何も身に着けていない――しなやかな肉体に日焼け跡をくっきりと映した陸上部女子白雪沙姫は、ぐしょ濡れになった女の子の割れ目を開き、ゆっくりと下降していく。

「きりりんが好きなのは、こういうことしてくれるえっちな女の子だもんね」

「むぐっ」

目の前で見せつけられたおま×この中身に見惚れている間に、沙姫はどかりと蘭の顔の上に股間を下ろしてしまう。

陸上で鍛えられたのであろう、程よく筋肉の付いた太腿とふくらはぎで蘭の頬をがっしりと挟み込む。じっとりと汗の滲んだ素肌がほっぺたをこねまわし、瑞々しい女子高生の生脚の感触と体温がモロに伝わってくる。

その幸せな感触に鼻息を荒げれば、鼻先に押し付けられた花園の濃密な香りが、顔中に充満する。

むせ返るような甘ったるい匂いと、淫らな生臭さの混じった汗の香り。そして熱く柔らかい、おま×この感触が、蘭の顔面を祝福する。

「さ、沙姫……うむっふぅ!?」

「どぉだぁー、きりりん。こーいうのが欲しかったんでしょー? 遠慮なんかしないで、思う存分堪能すれば良いさー」

ぐりぐりと腰を回し、蘭の鼻先に乙女の花園を押し付ける沙姫。こぽりと愛液が溢れ、濃密な淫臭が口中を支配する。

「きりりんってば、だいじょーぶ? 息出来てる?」

「こ、呼吸は何とか……」

体重をかけて鼻をひしゃげさせているわけではないので、最低限の呼吸は許されているようだが。呼吸が出来ることと、新鮮な空気を取り込むことが出来るというのは、似ているようで全く異なる現象だ。

汗やら何やらで蒸れた沙姫の股間の香りが、むわりとした体温とともに伝わってくる。熱く蕩けたおま×こはくちゅくちゅと愛液を分泌し、蘭の鼻先と口元を淫らに彩っていく。

そんな状態で呼吸をしても、新鮮かつ綺麗な空気を体内に取り込むことなど出来ない。

軽く吐息を漏らせば、沙姫のぐちゃぐちゃおま×こが呼気の接触に反応して、くちゅりと蜜を溢れさせる。眷属調教(スキル)のため感度が上がった沙姫は、蘭の吐息が敏感な箇所に触れる度、気持ち良さそうに甘い声を漏らしてしまう。

「ひゃにゃっ……きりりんのそれ、すごく良い……」

蘭の顔面に跨りながら、自身のまな板をさわさわと撫でつける沙姫。時折快楽の大波に飲み込まれ、沙姫はビクビクと総身を痙攣させる。

その反応に併せて、沙姫の股間はキュッと閉じられ、彼女の太腿とふくらはぎが蘭の顔をギュゥゥッと圧迫する。

陸上部女子らしく程よく鍛えられた生脚が、蘭の頬にピタリと密着する。じっとりと汗の滲んだそれが擦りつけられる度、蘭の鼻息も荒くなっていく。

「し、しかもこれ、予想以上に……」

ついさっきまで、焦らされていると文句を言っていた咲耶のキス攻撃が、予想以上に蘭の性的快楽を刺激する。

素肌の様々な部分が、クラスメイトの女の子の唾液で濡らされ、愛の籠ったキスマークを刻まれる。沙姫の太腿で耳を塞がれているため、咲耶のいやらしい接吻音までは聞き取ることが出来ないが。ちゅっちゅっと、濡れた唇が肉体を蝕んでいくと考えるだけで、蘭を苛む性的興奮が止まらない。

顔中を包む沙姫のおま×こに集中するか、両頬を揉み解す陸上部女子の生脚を堪能するか、はたまた咲耶のキスを楽しむか。

鼻先は愛液で塗れ、横っ面は汗が滲み、肢体は唾液で彩られ――ある意味見るも無残な姿にされた蘭は、鼻息荒く、いっそ冒涜的であろう本能で快楽を貪り尽くしていく。

自身の存在を、外側からも内側からも“女の子”で塗り潰されていく――征服されるような感覚に堪らず、蘭は身体から力を抜く。

だがここで、蘭は想定外の事象にようやく気が付くこととなった。

「沙姫っ――むぐっ、いや咲耶――んむぅ!」

顔一面を沙姫に蹂躙され、咲耶の雨あられのようなキスを全身に浴びている蘭だったが。ある一点だけには、それらの刺激は全く施されていなかった。

咲耶の唾液で全身がとろけていく最中、ひと時も刺激を与えられず、しっかりと屹立する男の子の部分。それ以外の部分にはとてつもない接触を与えられているというのに、女の子に一番触って貰いたい部分――男の子の肉体の中で、格段に性的快楽を得るであろう箇所には、全く手を付けられていない。

接触に熱を帯び、ぐちゃぐちゃに溶けていく肉体とは裏腹に、刺激を追い求め、さらなる堅牢さを纏っていく蘭のち×ぽ。凄まじいリビドーが身体中を駆け巡るのに、それを解き放つための蛇口が塞がれている。

行き場のない快楽物質は総身を溶解させ、その他の感覚を鈍らせる。

下腹部にて勃ち上がるその大切な部分が、切なげに呻く。

寸止め――現在進行形で刺激を与え続けられているこの状況には、若干ふさわしくない表現のようにも思われるが、そうとしか捉えられぬような、格別の焦らしプレイ。

延々と女の子の接触を受け続けているのに、あと一歩――最後の突破口だけを与えられず、絶頂直前の快楽に溺れ続けるだけ。いっそ意識を手放そうにも、顔中に広がる沙姫の香りが感覚を呼び覚ませ、ぐりぐりと頬を圧迫するスベスベした生脚の感触が、蘭に性的探究心を植え続ける。

ちょっとしたマゾに目覚めたのは蘭の方だが、流石にもう限界だ。

沙姫の太腿をちょいと叩き、一旦顔に跨る行為をやめてもらおう。そうすれば、咲耶に――ち×ぽに刺激を与えてくれるように、頼むことが出来る。

そんな淡い希望を持って、仕掛けた行動だったが。

沙姫に合図を出そうと挙げた腕は、咲耶の手によって阻まれる。

蘭だって、今では人並みに闘気を纏うことは出来る。本気で振りほどこうとすれば、咲耶の握力など赤子も同然の暴力だが。両手首を掴まれ、指先に生温い感触が走った刹那、蘭の気概は完全に削ぎ落されてしまう。

舌を這わせ、蘭の指一本一本を、爪の隙間まで舐めまわしていく咲耶。ぬちゃりと濡れた舌が指先を襲い、感覚をとろとろに溶かしていく。

指先の感覚を失ってしまったような、痺れるような感覚。もうち×ぽと身体の背面以外は、全て咲耶のキスに支配されてしまったのではないかと、そんな錯覚が蘭の中に芽生えてしまう。

何度目かになる、射精を伴わぬ絶頂もどきの快感に腰をビクビク跳ねさせながら、蘭は鼻息荒くもくったりと脱力する。

沙姫の花園をたっぷり吸い込み麻痺してしまったのか、頭の中が桃色に染め上がったかのように、えっちなことしか浮かんでこない。

沙姫のおま×こに吸い付き、ちゅぅちゅぅと甘蜜を味わう。それに併せて沙姫は軽く絶頂し、ギュッと蘭の顔を太腿で挟む。

もう沙姫と咲耶しか感じない。

彼女たちがSなのか、Mなのか――そんなことはもうどうでも良かった。

どちらにせよこの二人――いや、蘭の眷属(恋人)たちは、蘭が望むプレイを、好きなだけ試させてくれるのだろう。

「きりりんってば、ちょっと激し――。は、あたしももう、限界かも……っ」

ビビクンと大きく身体を仰け反らせ、沙姫はぐらりとバランスを崩す。辛うじてシーツに手を着くことは出来たものの、そのまま腕がへにゃりと曲がり、蘭の下腹部へぼすんと顔を埋めてしまう。

「うにゃっ!」

「はうん!」

幾度となく絶頂を迎えた沙姫の顔は熱を帯び、淫らに蕩けた口元からは熱い吐息が漏れていた。

劣情に塗れ、興奮に息を弾ませる沙姫。そんな彼女の前に現れた――限界間近な勃起おち×ぽ。逞しく屹立する愛しい異性のそれに、本能が掻き立てられたのだろう。沙姫のおま×こ地獄――この場合天国と呼ぶべきか――から抜け出し、顔中愛液塗れにしながら深呼吸する蘭のことなどお構いなしに、沙姫は蘭の勃起ち×ぽに舌を這わせ――可愛らしいお口でぱくんと先っぽを咥え込んだ。

「きりりんの勃起おち×ちん、美味しそお……」

ぐちゃりと涎を垂らし、舌を絡めて根元までじゅぷじゅぷと飲み込んでいく沙姫。直接的な刺激が無い故に、今まで静かに屹立していた蘭のち×ぽは、ようやく訪れた直接的な刺激に歓喜の悲鳴を轟かせた。

「さ、沙姫、沙姫ぃっ! そのまま、全部吸っ――」

「む――んぱぁっ」

蘭の願いが届くより先に、沙姫は口を大きく開き、蘭のち×ぽを口腔天国から解放する。

唾液が糸を引き、沙姫の口と蘭のペ×スとを繋ぎ止める。直接的な接触は失ったとはいえ、もう最後のスイッチは押されている。

湧き上がった情動をこれ以上抑え込むことなど出来ず、とうとう蘭のペ×スは臨界点を突破し――今までに無いレベルの勢いで爆発した。

――ぶびゅぷっ、びゅくっ、びゅくっ、びゅくぅぅぅっ! ぶびゅぷぷぷっ! びゅぷっ!

劣情に塗れた日焼けによる褐色肌を、真っ白なザーメンミルクがどろどろに汚していく。

魂まで持っていかれそうなほどの暴力的な射精に、離れかける意識を繋ぎ留めんと、バタバタと総身を跳ねさせる。

「きゃっ、ひゃっ――ん、もぉ! きりりんったら、射精(だ)し過ぎ、どれだけ溜め込んでたのー!」

「うわ、わっ、わぁ――――!!! す、すっごー、霧島ってば、二度目でもこんな濃ゆいザーメンぶちまけられちゃうとか。ヤッバ――、射精してるとこ見てるだけで、咲耶ってばマジで濡れそうなんだけど」

噴水の如く放出された濃密な精液を小さな顔で受け止める沙姫と、その光景をうっとりとした顔で見やりつつ、キュートに涎を垂らしてしまう咲耶。

情欲に塗れた二人の表情は色めかしく、胸の奥がざわめいてしまう。

濃密な遺伝子を沙姫の顔にぶっかけた蘭は、疲れたように長い溜息を吐く。

顔中は愛液塗れ、頬には汗がじわりと滲み、身体中は咲耶の唾液とキスマークでめちゃめちゃなことになっている。

流石の蘭でも、今晩はもう弾切れ――これ以上射精することは出来ないだろう。

咲耶と沙姫の唾液で濡れ、へにゃりと垂れ下がったち×ぽを見やってから、蘭は眠たげに二人の姿を視界に入れた。

「沙姫、咲耶……。変なお願いして悪かっ――」

イニシャルがSであるクラスメイトの女子生徒はサディストかどうかなどと、くだらない疑問を解消するためにこんなにいっぱい構ってくれた二人に謝罪とお礼を紡ごうとした蘭だったが。視界に飛び込んできた光景に、蘭は思わず言葉を失った。

「さ、きりりん。お遊びはここまでにして、本番しよっか」

「ねぇ霧島ぁ、さっきのすっごいやつ、咲耶のおま×この中にもちょーだい。いっぱい、いーっぱい濃厚ザーメンぴゅっぴゅしてくれなきゃ、怒っちゃうんだからね」

ベッドの上に腰かけ、股座を開く二人の女子生徒。ご丁寧におま×この割れ目を両手でくぱっと開き、見せつけるかのように股間を突き出している。

ぐちゃぐちゃに蕩けた女子高生おま×こを前にして、蘭の中で新たな興奮が湧き上がってしまう。

沙姫と咲耶――黒髪陸上部女子と茶髪ビッチギャルが、蘭のち×ぽを求めて自身の大切な部分をこんな風に曝け出しているなんて。

ぱっくりと開いた二つのおま×こを前にして、ついさっきまでへにゃっていた蘭のち×ぽは、ゆっくりとそれでいて堅牢にしっかりと勃ち上がる。

勃起したち×ぽに瞳を輝かせ、色っぽく頬を染める沙姫と咲耶。

その仕草にとてつもない愛しさを感じてから、今晩は目一杯二人を犯し尽くしてやろうと、そう心に決めたのだった。