Boku no Meikko wa Yandere deshita
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――その後、平謝りに平謝りを重ね、桃子のとりなしもあり何とかクビは免れた。
「佐伯さん、もし奈々に触れて‥‥出してたら即クビどころか通報だったんですからね!」
危なかった‥‥ホント触りながら射精しなくてよかった。っていうか、その前にさんざんタテスジを触ってるんだが、奈々ちゃんは気に止めてないらしく何も言わなかった。
だが、この一件で女子高生の監視はますます強くなり、在庫管理も終わった彼女は俺の一挙手一投足を見逃さず作業を続けている。
「佐伯さん、もうすぐ忙しくなる時間です。園児や若いお母さん、それに保母さんもたくさん来られますが‥‥く・れ・ぐ・れ・も!!!」
「分かってます分かってます!みなまで言わないでいいって!」
とか言いつつ期待しまくりだ。しかし女子高生の強烈な監視下では視姦すら難しい。あわよくばもう一本ぐらい抜きたいところだが‥‥はたしてどうしたものか?
ピーン、ポーン‥‥。
自動ドアが開くと同時にドッと美味しそうな客が雪崩れ込んできた!俺のアイ・カウンターは瞬時に人数と構成を把握する。
低学年の園児2人とその若い母親二人、高学年の園児1人と初々しい保母さん2人。後からまた増えるかもしれないが、とりあえずはこんなものだろう。
昼時だし弁当類を色々物色している。園児はお菓子に興味津々だが母親からたしなめられている。
チャンスはそう多くはない。あるとすればレジ打ちの時か?それとも親切に弁当の説明をしながら――う~ん、どちらにしろハードルは高いな。
というか、すでに堂に入った接客で桃子が弁当の説明をしている。どこでそんな知識を身に付けたんだ?
しかも洋子ちゃんは台の上にのってレジ打ちをしている。これまたどこでそんなノウハウを?
俺は手持ち無沙汰になった。ということは、やはり俺のするべき仕事は抜くことしかない!
「ねぇママ‥‥オシッコ」
低学年園児の一人が母親の服を引っ張りトイレをせがみだした!この好機を逃す術はない!!!
「まぁちゃん、一人で行ける?」
「うん、いけ――」
たったその短い受け答えを言い終えるより先に俺は猛ダッシュし、二人の前に立った!
「トイレは事務所の中なんで私がお連れいたします!」
勢いに飲まれた母親は拒否ることもなく、まぁちゃんなる園児を俺に預けた。まぁちゃんは何の抵抗もなく俺の手を握りトコトコと着いてくる。事務所の中には女子高生がいるので見付かると面倒だ。
幸いなことに事務所にはいない。俺はまぁちゃんを抱っこし男女兼用トイレのドアを開けた――すると、
「キャァァァッ!!!な、なんですか佐伯さん!早く締めてくださいッ!!!」
事務所内のトイレだから油断していたのか鍵を閉めていなかったようだ。ちょうど腰を上げてお尻を拭いている所で硬直してしまっている。これはさすがに恥ずかしいだろう。
「鍵締めてないほうが悪いんだろ?――っていうか、せっかくだから撮っとこ!」
素早くスマホを取り出してパシャパシャと、あられもない姿をとりまくる。女子高生は拭いてる途中でパンツを上げるに上げられず、顔を真っ赤にして手でスマホを塞ぐしかできない。
「さて、どうすっかなぁ、この写真‥‥」
女子高生は何とかパンツを上げ俺を睨みつける。
「早速脅迫ですか。幼女だけじゃなく私みたいな女子高生にまで‥‥」
「まぁまぁ、とりあえず少しの間だけこの子の親を足止めしててくれないか?」
「‥‥またよからぬことを考えてますね。しかもお客様に対して」
最大級の軽蔑の眼差しを向けるが、俺には切り札がある。
「しゃ・し・ん!」
女子高生は何も言えない。少しの沈黙の後、ついに俺の片棒を担ぐ発言をする。
「‥‥わかりました。しかし、くれぐれも犯罪行為はしないでください」
――すみません、無理です。