アイシャの語った設定を聞いた時、キースは笑い出さない様にするのが大変だった。

 つい肩辺りがぴくぴくと震えそうになるのを我慢して、懸命に自分はトランス状態にあるんだと云う演技をしたのだ。

 そうしないとあまりのアイシャの恋する乙女(53歳)ぶりに爆笑が止まらなくなりそうだった。

 緊張しながらアイシャが語った設定と云うのは、

「き、キースは、16歳になったばかりの見習い魔導師で、私の幼馴染だ。私とキースは最近になって付き合い始めたばかりで……こ、告白は勿論キースからだ!わ、私は仕方なくそれを受けてやった。それで……えっと、キースは私にや、優しくするのが大好きで、いつも……エッチの時も優しくしてくれて、それで……それで、いずれは結婚したいと思ってる……」

 まるで少女の夢の様な設定の男が誕生してしまう。

 自分がそんな気持ちの悪い男を演じ切れるかどうか心配になるし、なにより53歳で幼馴染設定とは!

 年齢に無理がありそうな気がするが、そこら辺はアイシャも分かっていての頼みだろう。

 全く相変わらずのイチャラブ大好きエルフだな。と思いながらキースが目を覚まそうとした。

 するとアイシャが「あ!」と声を上げた。

 実はこの時アイシャは、目を覚ました後に自分が埋め込んだ設定を丸まんま覚えていると云う事を思い出したのだ。

 そうなると、「幼馴染」だの「優しくエッチ」だの「いずれは結婚」だのを後々キースが覚えたままと云う事になってしまう。

 そう考えたのだ。

 実際は、キースは魔法にかかった“ふり”なので、どうでもいいのだが、魔法にかかっていると思い込んでいるアイシャに取っては一大事だ。

 こんな自分の願望丸出しの恥ずかし設定を覚えられていたら、その後どんな顔をしてキースと話をすればいいか分からない。

「あ、ああ!なしだ!!やっぱ今の無し!!無しだからなっ!!」

 慌てるアイシャに、何となくそれが分かったキースは、勿論“無し”にしてやる気は微塵もない。

 心の中で意地の悪い笑みを浮かべ、どうやってこの設定で苛めてやりながら激しく責め立てようか考え、キースはゆっくり目を開いた。

「う……んんっ……ん?」

 わざと臭くならない様に気を付け、声をだして周りを見渡す。

 自分が最後に言ったナシと云う命令が通じているかどうか心配そうに見つめるアイシャと視線を合わせた。

「あれ……アイシャ?」

 寝ぼけ眼で見つめてくるキースが、普段通りだと一瞬安心したアイシャに、

「俺いったい……ん?なんだ?何で俺とアイシャがバスルームにいるんだ?アイシャ、俺何してたんだっけ?」

 思い切りタメ口で語りかける。

 いつもはどんな時でも嘘敬語を使うキースが、初めてタメ口で話しかけてくる。

 嫌な予感に口をパクパクとさせたアイシャは、

「きーす……お前……」

 問い質す事が出来ずにどうして良いかも分からないままキースを見つめ続けた。

「ん?どうしたんだよアイシャ……そんな顔して。もしかして具合悪いのか!?」

 自分の現状も分からないままアイシャの心配をしてキースは立ち上がった。

 不安そうに「大丈夫か?」と聞いてくるキースにアイシャは、

「キース……じ、自分が何歳か分かるか?」

 思い切って問いかけてみた。

 幼馴染とかは聞きづらいが、年齢なら簡単に聞ける。

「は?16だけど……おい、本当に大丈夫なのかよ……」

 アイシャは膝から崩れ落ちそうになった。

 設定がばっちり入り込んでしまっている。

 と云う事はつまり、終わった後にキースは自分が埋め込まれた色々な設定を覚えているのだ。

「おわった……わたし、おわった」

 呟きながら泣きそうになっているアイシャを、キースがいきなりお姫様抱っこで抱え上げた。

「え?きゃあ!」

 突然の事に驚き、悲鳴を上げるアイシャを、キースは真面目な顔でベッドに運ぶと、優しく寝かせて布団をかけた。

「あ?え?キース?」

「具合悪いんだろ!俺の部屋で何してるんだよ!まったく……」

 ぶつぶつ言いながら「熱はないよな」と額に手を当てたり、「水飲むか?」とか聞いてきたりするキースを見てアイシャは顔がへにゃっとなった。

 幼馴染キースだ。自分の事が大好きなキースだ!!

 魔法が解けたら抜群に恥ずかしい設定なのに、今は凄く嬉しくて、心が弾みまくる。

 ドキドキしながら、思い切って聞いてみる。

「キース……なぁ」

「あ?なんだ?何か欲しいのか?」

「……わ、私のこと……好きか?あ、愛してる?」

 ここでいつものキースなら「当然でしょう!」と胡散臭い笑みを浮かべるのだが、

「……な、何だよ突然!」

 照れている。初めて見る反応だった。

 いや、相手は16歳なのだ。これが普通なのか?

 未成年と付き合った事なんか当然ないアイシャには分からなかったが、反応が新鮮で何だか面白かった。

「聞きたいんだ……愛してるかなって……」

「……告白した時も言ったろ」

「いま、もう一回聞きたいんだ」

「……好き……だ。愛してる。世界中の誰よりもアイシャが好きだよ」

「は……うにゃぁ……」

 アイシャは変な声を上げて布団をかぶった。

 夢に見てた様な愛の告白だった。

 しかもそれをキースに言って貰えた。嬉し過ぎて尖った耳の先まで赤くなってしまう。

 それを見られたくなくて布団を頭の先まで被って身悶えしているのだ。

 その様子にキースは、相変わらずのイチャラブ好きに心をガンガンすり減らしながら外れそうになる硝子のお面を維持し続けた。

(俺はアイシャが大好き。恋愛の意味で大好き。優しくするのがもっと好き)

 何度も自分に言い聞かせて、16歳の純な少年を演じる。

「って言うか、そんな事を聞きたくて具合悪いのに来たのか?何だよ……」

 不貞腐れた声を出すキースに、それが演技だと気付かないアイシャは微笑みながら、

「具合悪くなんてないぞ!元気だ!!」

 ベッドの上でぴょんと起き上がる。

「は?だってさっきは変な顔して、変な事質問してきて」

「あ、あれは……そう!キースがバスルームで寝ていたから!こっちが心配になって聞いてやったんだ!!気を失ってるんじゃないかと思ってな!」

 すっかり調子を取り戻したと云うか、いつも以上にパワーが漲っているアイシャである。

 ニコニコしながらそう言われて、キースも乗っかるしかない。

「俺あんな格好で寝てたのか?……疲れてんのかな……」

 ベッドに腰掛けて考えるポーズをとるキースに、アイシャはこらえきれずに背中から抱き付いた。

「うわ!アイシャ!?」

「キース!心配してくれてありがとうな!うれしーぞ!!」

「わ、わ!よせってアイシャ!!くすぐったいって!!」

 首筋にかかる吐息と、アイシャの銀髪にキースは身を捩る。

 こんな風に後ろからおっぱいが当たればキースなら「アイシャーー!!」とか言いながらベッドに押し倒していてもおかしくない。

 なのに、今のキースは焦っている。その様子が何だか面白いアイシャは、もっと身体を密着させてみた。

 すると、キースの動きがぴたりと止まってしまう。

 何だろう?と思いアイシャはキースの顔を覗き込んでみた。

 キースは顔を真っ赤にして俯いている。視線の先をアイシャも見てみると、バスローブの中でパンツが物の見事に突っ張っていた。

 勃起しているのである。

 それなのに、襲いかかって来ないなんて、有り得ない出来事にアイシャは固まった。

 性欲魔人のキースが、あそこまで勃起していて、それを見せびらかしも、どうにかしてくれとも言わないなんて。

 天変地異の前触れとしか思えないのだ。

 正直酷い思われ様である。

 そんなアイシャに見られていると気付いたキースは、慌ててバスローブの前を合わせて勃起した部分を隠した。

 そして立ち上がろうとするので、アイシャが逆に声をかけてしまう。

「ど、どうした?その……今日はシないのか?」

 何を言っているのだ私は?

 そうは思うが、問いかけずにはいられない状況だった。

 アイシャの質問にキースはうっと息を飲むと、

「し……たいけど、アイシャ、今日も任務終わりで疲れてるだろ?だから……」

「え?」

 キースが、アイシャの体を気遣って、セックスを自制しようとしている。

 あの、次の日にどんな用事が有っても、出なくなるまで出し続けるキースが?

 ぽかんとなるアイシャに続けてキースは言う。

「部屋に……来てくれただけで、嬉しいから……だから、今日はいいよ……今度休みの日に、うわ!」

 話をしていたキースの唇が、いきなりアイシャの唇で塞がれた。

 キースの口腔内を、アイシャの舌が走り回り、歯茎や口蓋を舐めとってゆく。

「あ、いひゃ……ちゅぷれ……ちゅぷ、んちゅ……ちゅぱ、れちゅ」

「きーふ!んちゅ、きーふぅ、ちゅる、るちゅぷ、れろちゅぱ、んちゅうう」

 激しく口腔を嬲ったアイシャは、唇を凄くゆっくりと離すと、上気した顔でキースを見つめた。

「……今日はな、つ、疲れてるけど、とくべつだ。キースが私のこと気遣ってくれてるのが分かったから……我慢したのも偉いぞ」

「と、年上ぶるなよ!……でも、ほんとにいいの?」

「いいって言ってるだろ」

「アイシャ!!」

 名を叫びながら、キースがアイシャをベッドに押し倒した。

 ギシッ!と音をさせて、アイシャの身体を横たえると、キースは体重をかけない様にその上に乗って何度もキスをしてくる。

 唾液を送りながら同時に舌を絡めて、口腔粘膜をぺちゃぺちゃと音を立てて味わう様に。

 アイシャが息苦しさを感じる前に、必ず唇は離れ、そしてまた重なる。

 苦しさの訪れない蕩ける様な舌の絡め合いに、アイシャが腕を回してキースにしがみ付いた。

 こんなに分かり易くキースに愛されていると思えるなんて幸せ過ぎて死んでしまいそうだった。

 やがてキースが唇を離す時に、

「アイシャ……おっぱい、舐めてもいい?」

 堪らなくなったとでも言わんばかりの表情でおねだりをしてくる。

「おっぱい好きめ」

 キスで潤んだ瞳でそんな風に言うアイシャ自身も、実は服の中で乳首がぴりぴりと疼いていた。

 早く弄って、吸って欲しいとアイシャに訴えかけてくるのだ。

「だめ……かな?」

「いいぞ、でも、優しくな?」

「うん」

 頷いてキースが身体をずらした。

 服越しに優しく胸を揉んでゆく。

「ん……あぁ……うぁ……んきゃあ!」

 もどかしい程に優しい指使いで胸を触られ続けたアイシャは、ブラの中で硬くなった乳首が擦れると一際高い声を上げた。

 其処が気持ちいのだと分かったようにキースは、服の上から乳首を引っ掻く。

 かしゅかしゅと服が擦れる音と共に、じれったい快感がアイシャを責める。

「きーす……んぁあ!んあああっ!!」

「服、脱がすね」

 耐え切れなくなった時に丁度のタイミングでキースがアイシャの服を脱がせた。

 褐色の膚に純白フリルのブラが栄えて、淫靡さの中に可愛らしさが伺える。実にアイシャらしい。

 ブラを壊さない様に丁寧に外し、乳房を晒させたキースは、

「……綺麗だ……すごい綺麗だよアイシャ」

 イヤらしく、下品にならない様にアイシャを褒める。

「い、いきなりなんだ!」

「いや、凄い綺麗だなって。素直な気持ちデス」

 おどけるキースにアイシャは「ううぁ!」と恥ずかしくて唸った。

 それにキースも笑って、ゆっくりと勃起した乳首を親指で刺激し始めた。

「んっ……あ、あぅうう!!ああっ!!キース!!んんっ!」

 服の上から散々焦らされていた乳首は、既に感度がかなり高まっていた。

 そこをいきなりぎゅにぎゅにと親指で押し込む様に揉まれて、アイシャは甲高い喘ぎ声を出す。

 アイシャの声と表情の加減を確かめながら、キースは張りのある乳房自体にも指を押し込んで、掌の中で乳首を押し潰した。

 そして弾力のある褐色の脂肪を愛撫と呼ぶのに相応しい指使いで揉み解してゆく。

「ああっ!!きゃああ!んんうっ!きーす!!すごいよぉ!!ゆび、ふみゅふみゅってもんで!!それきもちぃいい!!あああっ!!」

 顎を上げて枕に銀髪を擦りつけるアイシャは、キースの指付きに喜び悶えた。

「きーす!!きーすぅ!!ああ、うああ!!なめっ!!したがっ!!ちくびにっ!!くぁああっ!!」

 指だけでも充分に高まっていた所へ、キースの口が乳輪ごと乳首を吸い上げる。

 ぢゅっぷぢゅっぷと頬を窄めて吸いとり、乳首が唾液に濡れると、それを舌で綺麗に舐めとる。

 両乳首順番にそれをされて、アイシャはシーツに爪を立てた。

「あいひゃのおっぱい、しゅごくあまい……んぢゅううう、れるれる」

 柔らかな舌が、乳首の先端を擦り上げる。

「んんんっ!!!うぁああああっ!!!ふぁ!ふぁあああっ!!キース!!ああ、きーすぅ!!」

 苦しくなったのか口を離したキースが唾液塗れの乳首をそっと摘まんで捏ねると、それでも「ううっ」と声を上げる。

 アイシャはキースをそっと見つめてみた。

 乳首を弄るキースのバスローブは肌蹴て、アイシャに跨る股間部分は、パンツが先走りで漏らした様になっている。

 自分も、パンティの中が既に濡れ始めているアイシャは、キースの切ない気持ちが分かって、気持ち良くしてあげたいと思った。

「……きーす、すごいおおきくなってるぞ」

 指摘されたキースは、わざと見せているにもかかわらず、「あっ」と声を上げた。

 実にあざとい。

「あ、アイシャが、可愛いから仕方ないだろ!」

 拗ねる様な言い方でも褒める。

 もうアイシャは、止まらなくなってしまった。

「くちで、してやろうか?」

 いつもなら、恥ずかしくて自分から言わないような事も言ってしまう。

「え!?い、いいの?」

 いつもさせているくせに、あざとくて仕方ない。

「いつもは下品な顔でねだって来るくせに……ふふ」

「え?おれが……?アイシャに?」

「気にするな。ほら、し、してやるから……パンツぬげ」

「あ、うん……でもさ」

 パンツに手をかけた状態で止まったキースがアイシャに、

「お、俺もアイシャの……舐めたいな」

「は?……あ、わ、わたしは」

「させてよ。俺にも……アイシャの事、気持ち良くさせて」

 どうしてもしたいのだと、真面目な顔で訴える。

 ただでさえその眼で見つめられると弱いのに、アイシャの事をなんて言われて拒否なんて出来る訳が無かった。

 頷くアイシャにキスをして、パンツを脱いだキースは、中から今日既に2人に突っ込んだおちんぽを飛び出させた。

 一日使った位ではまだ綺麗なままの若者おちんぽにアイシャはちょっと見惚れた。

 いつものグロテスクさが薄れ、何となく綺麗な感じがする。

 そうしているとキースがアイシャのスカートとパンティを脱がせた。

 二人で完全に裸になると、横向きになって互いの股間に顔を近づけ、69を始める。

 側位69で、アイシャは片脚を上げる様にしてまんこを晒し、キースは若干腰を突き出して舐めやすいようする。

 アイシャのまんこはパンティの中で蒸れて、発情した雌の濃い香りを漂わせていた。

 陰ビラは濡れてうねつき、クリも包皮の中から顔を出し始めている。

 一方キースのおちんぽは、亀頭がぱんぱんに張り切って、先走りがとめどなく毀れ続けていた。

 肉竿に浮いた血管はまだ30男状態に比べれば太さのないそこに絡み付く様に青筋を立てていた。

 獣臭い匂いが、鼻先を掠め、アイシャの口の中に涎が溢れた。

 そのまま口を開けて唾液塗れの咥内に先端部分を咥え込んだアイシャは、じゅぶじゅぶと音をさせて吸いつく様にして舐めた。

「うぁああ!っく……アイシャ……いきなり、すご……んんっ!!ちゅぷ」

 だからキースも負けじとアイシャのクリにしゃぶりついた。

 指で小陰唇を揉みながら剥いたクリを吸う。

 吸いながら今度は舌先でてろてろとなぞると、

「んぢゅ!ぷぁ!んあああっ!!っくああ、ふ……んんっ!きー……す!!ううっ!!ああ」

 喘ぎで口の動きが止まりそうになる。

 でも、感じやすいのに、アイシャは堪えながらキースを労わり続けた。

 包皮を甘噛みし、亀頭を唇で吸い、先走りを舐めとる。

 口の中にいっぱいになるまで唾液を溜めて、全体に塗りつけて、軽く扱く。

 「うっ!ううっ!!」とキースが声を漏らすのが聞いていて楽しい。

 キースのを舐めれば舐める程、それだけでアイシャの蜜の量は増えた。

 愛おしいと云う気持ちが性的な興奮度を上げているのだ。

 キースは膣穴から湧き出る愛液を、じゅうじゅうと吸い飲んで、中を舌で刺激する。

 まんこ穴は受け入れ態勢を整えた事をキースに知らせるかのように、甘く舌を締め付けた。

「アイシャのおまんこ、んじゅ、うねって、べちょべちょ。ちゅうう、充血してすごくエロいよ」

「ぢゅぷ、あむ、はぷちゅうう……キースのおちんぽだって、エッチな汁とまんないぞ?てろてろ、それにカチカチですごく反ってる」

 互いの性器の感想を言い合い、そして笑いあった。

 アイシャは何だか本当にキースと自分が同い年の若いカップルのように思えて嬉しかった。

 いつもみたくキースに一方的に苛められるばかりじゃなくて、互いに優しく愛し合う。

 こう云うのが大好きなアイシャは、だから口技に勢いがついてしまう。

「ぷちゅ!!んぢゅ!ぢゅっぷれちゅ、れろちゅてれれれ、んちゅぢゅずぢゅず!!」

 バキュームしながら根元をしゅっしゅっ!!と擦り上げると、まんこを弄っていたキースも責め方を激しくする。

「んっ!!んんっ!!ちゅぷ!ぢゅずずず!!んじゅ、ふぁあああっ!!んん!!きーふ、きーふぅ!!んぢゅ!!んれぢゅうう!!」

 金玉のせり上がりから、射精が近いのが分かったアイシャだが、自分も絶頂が近づいているのを感じた。

 このまま愛撫でイくよりも、互いを繋ぎ合いたいと膣が疼いて訴えてくる。

「き……ーす……あのな」

 口を離して言おうとしたアイシャに、キースが先に、

「アイシャ、俺、イクならアイシャの中が良い……ダメかな?」

 自分の言いたかった事を分かってくれて、言って貰える。

 本当にキースが優し過ぎて、泣きそうになったアイシャは、

「うん、わたしもな……キースがほしいっておもってたんだ」

 素直に告白した。

 互いが分かりあえるセックスなんて夢みたいだった。

 身体を動かし、アイシャの大好きな正常位の体勢になったキースは、おちんぽを何度もアイシャの陰ビラに擦りつけた。

 ぐにぐにとビラビラが亀頭でうねる様子を見ながら、

(アイシャ……お楽しみは此処までですよ~)

 心で物凄く下品な笑みを浮かべたキースは、我慢して優しい男を演じていた鬱憤を晴らす時間が来たと思った。

 このタイミングに総てをかける為に、わざわざイチャラブで物足りない愛撫をしてきたのだ。

(アイシャ……堕ちちゃいなヨ!!)

 キースは腰をぐぅううっ!!と進め、おちんぽを濡れまくった膣穴に埋めて行く。

 アイシャのツンデレおまんこは、ぴっちり閉まった肉襞で、侵入を拒みながら、入りきると途端に絡み付いて出て行くのを防ごうとする。

 いつもよりもその出て行くのを防ぐ力が強いと感じながら、キースはアイシャの脇の横に手をついてそっと腰を動かす。

「アイシャ……すごい……あったかいよ。きもちいい」

「きーすっ!!んっ……あああっ!!あああ、あつい!あついのが!!お腹の中にあるの分かるぞ!!んああああっ!!なか、じゅわってなるぅうう!!!ひぃい」

 言葉通り、アイシャの中からは愛液がじゅわじゅわと滲み出て、肉竿に万遍なく絡みつく。

 それが、きゅうきゅうと締まりつくまんこ襞とあわさって得も言われぬ感触が、おちんぽから脳内へと走った。

 思わず普通にピストンを始めそうになるのを堪えながら、キースは本日のアイシャ苛め計画を開始した。

「……あ、アイシャ……」

「はぁはぁ……んぐ……な、んだ?」

「おれ、ずっと言いたかったんだ……でも勇気が出なくて……」

「え?」

「けど決めた。今言うよ……アイシャ、お願いだ。護衛騎士を辞めてくれ……それで……おれと、結婚しないか?」

 幸福感溢れる快楽に薄ら微笑んでいたアイシャの顔が凍りついた。