シャワー室からベッドまでの短い距離にもリズはずっとキスをされ続けた。

 唇が腫れ上がってしまうのではないかと思えるほど吸い付かれ、息苦しさに口を開けると舌が入り込んでくる。

 滑る舌の感触が咥内を舐め回し、舌に絡み付くと、気持ち悪さに吐きそうになった。

「んちゅ、ちゅぷ、れちゅ……ふぅ、ふぶっ、っく……いい、かげんにしなさいよぉ!」

 ベッドに押し倒され、何度目かもわからないキスを終えた時、リズは泣きながら怒鳴りつけた。

 自分に圧し掛かる裸の男を睨みつけ、涙声でしゃくりあげそうになるのを我慢して、

「せ、セックスだけって契約でしょ!なんでキスするのよ!!さっさと……い、いれて終わりにしてよ」

 最後の方は今にも泣き崩れそうな感じで言ってくるリズの様子にキースは興奮する。

 あれだけキースを馬鹿にして突っかかってきたリズが見た目通りの子供っぽい表情で泣きそうになっているのだ。

 キースの中の虐めっ子がこれに反応しない訳がない。

 もっと虐めてやりたい。もっと可愛がってあげたい。可愛がりながら虐めて泣かせてあげたい。

 とっても最低な想いが次から次に湧いてきて、キースを果てしなく興奮させる。

「……そうは言われても、興奮して勃起しないと挿入出来ない訳で……ほら、さっき一回出しちゃったから」

「そんなのあなたが勝手に出したんじゃない!!ひ、人の手に……お腹にかけたくせに!!酷い事してそれなのにキスまで……」

「分かりましたよ、じゃあ別な方法で興奮するからいいです」

 別な方法?とリズが問いかけようとした時にはキースは身体をずらし彼女の乳首に口をつけていた。

 驚きに声を上げる暇もなくリズの乳首からは乳輪を舐め回される刺激が伝わって来た。

「きゃぅ!!ひゃ、ぁあっ!!……っくぁあああんん!!ああん!!」

 平らな胸の上の小さな乳首はキースの唾液を浴びて濡れてゆくが、そこは決して責められず、乳輪だけがじっとり舐め回される。

 色が薄く皮膚と同色に近かったリズの乳輪はキースの舌先で延々と舐められて少しずつ充血して行った。

 左右万遍なく乳輪を舐め続けているとリズは、

「勝手に!むね!!……んんっ!なめないでよ!!誰がそんな事していいって……ぁああ!!」

 キースは口を離すと唾液に塗れ少し膨らんできた乳輪を撫で回しながら答えた。

「だってキスはダメって言うから。じゃあと」

「だからって胸に……あなた本当に頭おかしいんじゃないの!!」

「じゃあどうします?どうやって俺は興奮すればいいのかなぁ?……いっそフェラでもしてくれますか?」

 フェラ……フェラチオ、口腔愛撫、オーラルセックス。

 知識としてはある情報が言葉と繋がった時、リズは全身を使ってそれを拒否した。

「いや!いや!!ぜったいやだぁ!!しない!!そんなのするわけないでしょ!!」

「そこまで拒否らんでも……それじゃ俺が舐めて勝手に興奮するしかないですね。まぁ選ぶのはリズさんですけど~」

 舐めるか舐められるか。最高に最低な選択肢を与えられたリズは安物のベッドシーツを握り締めた。

 どこまで自分をいたぶるつもりなのだとキースに泣き叫びたくなる。

 今すぐにでも体内に溢れる魔力でこんな最低の下種男を焼き尽くしてしまいたい。

 だがそんな事をすれば未来への道は完全に閉ざされ、リズは一生逃げ回ってどこか日の当たらない場所で違法に魔術魔法を使う事しか出来なくなる。

 唇を血が出る寸前まで噛み締めたリズはそんな未来を絶対に作らない為、顔を背けて全身の力を抜いた。

 もう何をされても抵抗はしない。その代わり自分からは絶対にこんな男を喜ばせたりしない。

 大丈夫だ。こんなの終わる。すぐ終わる。終わったらもう二度とこんな奴には関わらない。そもそも相手にしたのが間違いだったんだ。

 人生と言う道に生えた雑草を躍起になって処理しようとした自分が馬鹿だったんだ。

 だからこれはそれを学ぶための致し方ない授業料だと思えばいい。いや、思わなきゃダメなんだ。

 零れる涙を枕に垂らしながらリズはそう決めて抵抗力をゼロにした。

 力の抜けたリズの身体を見て、抵抗をやめたのだと分かったキースはならばそれなりの責め方をしようと微笑む。

 お人形さんを抱くのも悪くないが、折角の処女を貰うのだからもう少し泣いてくれなきゃ面白くないだろう。そう考えたのだ。

 どこまでも下種な思考をしている最低男である。

 そんな下種の餌食に自ら進んでなってしまったリズはどんな刺激にも声も上げずに耐えようとしたが、

「……ん、ふぅっ……っくぅうう!あ、あぁあ!!だ、め……んんっ!!」

 キースの舌はその思惑を簡単に崩してしまう。

 柔らかくて熱い舌が乳輪を責めて感度を高めていた乳首を弾くように舐め唾液をつけて吸い回す。

 幼い子供乳首を舌裏を使って円を描くように舐めてから乳輪ごと口に含んで吸うのだ。

 乳首への刺激が本格的になるとリズは性的愛撫に身体が独りでに反応してしまう。今まで触れる事もなかった子供乳首にこんなの耐えられる筈がない。

(こ、これは肉体的な反射で、だから身体が動いてしまうのも仕方なくて、気持ちいとかじゃなくって……えっとそれに、それに)

 思考する事で快楽を散らし、同時に気持ちよくなる言い訳を考えようとするが、そんなの無駄だった。

 キースが乳首を空気と一緒に「ぢゅぶぶぶう!!」と吸い上げて、同時に舌で先端を舐めると、

「きゃああ!!あ、あんんん!!ふぁ!ふぁあああ!!だめ!それだめ!!だめぇ!!ひっぎゅう!!」

 乳首が本気で勃起を初め、そこを責められる気持ちよさに腰がガクンと跳ねてしまう。

 口を乳首から離し、唾液を垂らしかけてから両手で片方ずつの乳首を捏ね始めたキースは笑いながら語りかける。

「乳首硬くなってきましたね。気持ちいいのかな?リズさんは結構激しいのが好きみたいだな」

 乳首が勃起した。それはリズ自身が一番よく分かっていた。

 初めての性的な乳首勃起は微かな痛みさえ感じさせ、そこを唾液塗れにされて揉まれる快楽刺激は身体の芯に電気の様に走ってゆく。

「ああ、もっと硬くなった。乳輪も盛り上がって……小さなおっぱいがエロ可愛くなっちゃってますよ?もっと舐めて欲しいって言ってますねぇ」

 イヤらしい言葉の連続と、乳首を弄られ続ける事にリズは耐え切れずに反論した。

「そ、そこ……には神経終末が集中してて……特に女性は、授乳の……あっく!!だから、そんなコトされたら、反応するのは当然……医療魔術専攻の癖に、そんな事で喜んで馬鹿みたい。低能な証拠ね」

 偉そうに取ってつけた様な講釈を垂れるリズに罵倒されキースは背筋がざわついた。

 これでこそリズだ。こうじゃなきゃ虐め甲斐がないと言う物である。イヤらしい笑顔を増したキースに怯むリズに、

「じゃあ、この低能に身体を使って学ばせてやって下さいよ」

 そう言うと指で捏ねていた乳首を口に含み直して今度は軽く甘噛みする様に責めた。

「は、ひっぐ!!ひいぃいい!!ち、ちくび、あぁああ!!かんじゃだめ!!かまないで、かまないでぇええ!!ぁああぁあああ!!」

 歯先で乳輪を扱き、そこから勃起乳首を前歯の間に挟んでグリグリと弄る。

 少し強めに噛んだ後は舌先で癒すように舐め回し、そしてもう片方へ。これを交互に何度も繰り返す。

 すっかり虐め抜かれたリズの乳首は甘噛みを繰り返された事で乳輪ごと少し腫れていた。

 虐められっこ乳首をキースは赤ん坊のように強く吸い咥内で締め付けた。ジンジンと痛む乳首が吸われてリズは頭を振った。

「やめて……もうやめてよ、ちくび……いたいのに、いたいのにぃ……うぅ」

 痛みに快楽が混ざると言うわけの分からない状況を体験してしまったリズは乳首が壊れたのではと錯覚した。

 そうでなければこんなに乳首が脈打つような状態で、そこを責められて甘い刺激が身体に伝わる筈がない。

 言われたキースは口を離すとニッコリ笑いかけてリズの勃起乳首を指で摘まんで扱き上げた。

 高速でシコシコとされる乳首からは連続した快楽情報が脳へと伝わり、初めての出来事に神経が焼き切れそうになる。

「あ、あ、あ、ああ!んぁ、んぁああ!!んふぁああ!!」

 身体をビクビク反応させてもう言葉も喋れずに目を見開いて口を開くリズの顔にキースは笑いながら言った。

「ほうほう、これが神経終末への性的な刺激の連続による肉体の反応ですな。勉強になるなぁ。実に為になる」

 シコシコする乳首をたまに上に引っ張ると、薄っぺらな胸が尖がったように伸びて面白い。

 擦っては伸ばしを繰り返し、飽きるまで責め抜いてからキースは指を離した。

 リズの乳首は何度も引っ張られた事でジンジンとした感覚が手を離しても消えず、本当に伸びきってしまった錯覚を本人に与えた。

「こわ、れたぁ……わたしのちくび、こわしたぁ……うぅうっぐ、ひどいよぉ、いたいのなくならないよ……うぁああ」

 泣きだすリズを前にキースが思ったのは、やっと目に見えて素の部分が出て来たと言う事だった。

 これでもう少し責めてあげれば、あの大人びたエリザベスは消えて、14年しか生きていないまだまだガキなリズちゃんが完全に出てくるはずだ。

 そこを挿入すればより美味しく処女を頂けるという物である。そう考えてキースは舌舐めずりをした。

 その為にはもう少し虐めてあげなければと、キースは泣きじゃくるリズの足元に身体を移動させ弱々しい彼女の脚をがばっと開いた。

 現れたちょび毛の生えた未成熟まんこに思わず生唾を飲み込んでしまう。

 最近初潮を迎えて少しだけ大人に近づいているリズのおまんこは、それでもまだまだ幼さを残していた。

 こんもりした大陰唇に比べて小さく控えめな陰ビラ、そこから上に見える陰核のサイズは普通だがまだ包皮の方が大きい。

 生理がある事を示すように膣穴や陰ビラの色は微かに濃くなっているが、それ以外はまだまだ淡い色で可愛らしい。

「う~~ん、典型的なガキマンコ。おいしそ」

 脚を広げられ、一番見せてはいけない部分を観察されている事にやっと気づいたリズは涙の粒を大きくして脚をバタつかせようとした。

 しかしその前にキースがリズの脚を抱え込み口を近づけてクンニを始めてしまう。

「や、やだ!なめないでよ!!なめないでっていってるのに!!なんで!なんでいうこときかないの!!なんでさからうのよぉ!!ばか!ばかばかばか!!ころしてやるんだから!!そこ、なめたら、ぜったいぃいいい!!あ、ぁああああ!!」

 子供の脅し文句なんぞ通用するはずなく、キースは首を曲げて顔を横向きにさせながらリズの小陰唇にキスをした。

 ムチュウっと唇を合わせチュッチュッチュと啄みながら味を確かめるようになぞり舐める。

「きゃぅううう!!う、うぅああああ!!うそ、うそぉお!!なめてる、なめられてる!!ああ、そんなの、ぁあああ!!」

 叫び声を上げるリズに比べてキースは酷く静かにぺちゃぺちゃと舌を動かしておまんこビラを舐め回した。

 石鹸で擦ったが本格的に洗った訳ではないので溝の各部には子供臭い味が残っていて、それがキースを楽しませてくれる。

 陰唇皺の一つ一つを舌先でほじくり味を確かめ、そして指で広げた内粘膜を舐め回す。

 乳首責めにより、本人曰くの肉体的な反射で零れた微かな愛液が舌に伝わるとキースは嬉しそうな顔をした。

(おっほ~、ガキ臭ぇ味がする~)

 まだ酸の強い、すっぱい味がしたが、えぐみは少ない。中に異物を迎え入れた形跡のない子供の味だった。

 それをキースは喜び勇んで舐め回した。クリトリスや尿道付近を舌先で突き、膣口は中を傷つけない程度に舌を入れる。

 処女膜に気をつけながらその周辺をペロペロと舐めしゃぶり、奥から少しずつ零れる愛液を唇を密着させて吸い取る。

「ふぅっ!!っくぅ!ううっ!!あ、あ、ぁああ!なめ……んんっ!!ああぁああ!!」

 本気のクンニ愛撫は乳首責めよりもダイレクトに身体の芯へ突き刺さってゆく。

 バタつかせようとする脚も上手く動かせず、ただ独りでに動く腰がキースの舌を微妙な角度で変えてまた違う快楽を届けてしまう。

 この連鎖にリズはもう完全に大人びた部分を消して「やめて」と喘ぎの合間に繰り返した。

 だがキースは舌の動きを止めず、おまんこの各部に自分の唾液を塗り付け、そして指でちょろっと生えた陰毛を摘まんで遊んだ。

 栗色の陰毛は恥丘の上に産毛の中に濃いのが数えれるほど生えている。本当に生えたてほやほやといった感じだった。

 その毛を指先で摘まみ、そのまま指で恥丘を撫で回す。

 この時に体内透視を行ってリズの排卵の様子を探った。してないならどう言われようと中出しを決めるつもりだったが、

(お~お~……がっつり排卵しとる。こりゃ中にキメたらボテっちゃうね)

 残念と肩を落とす代わりに舌だけは激しく動かして、これから挿入する穴を唾液塗れにする。

 口を拭って身体を起こしたキースにリズは挿入するんだと思った。

 恐ろしさはあったが、これでもう舐められるのも終わるのだと思うと妙な安心感があった。

 後は挿入の痛みに耐えればいいのだと気を張ったリズにキースは手マンをはじめた。

「え……なに、え、あ、あぁああ!なんで、なんでよ、ぁああ!!っひぃい!!」

 舌とはまた違う感触がクリや膣口を弄り回し、膣肉を柔らかくしようと揉みこんでくる。

 自分の身体が自分の意思とは関係なく反応して、勝手に快楽を与えられる。この肉体を御しきれない感覚がリズには怖かった。

 ただ破瓜の痛みに耐えればいいだけだと思っていたのに、その前にこんなに身体を好き勝手弄繰り回されてしかもそれが快楽だなんて。

「もう、や……めて、ぇぇええええ、えぁうぅううう!!ううっ!!」

 奥底から込み上げるアクメの感覚すらよく分からずに膣口の肉をくぱくぱとさせ始めるリズの肉体に準備は良いだろうとキースは判断した。

 それ以前にキースの方が肉棒を暴発寸前まで勃起させビクつかせていたのだ。

 しかしそれでも最後の言葉を貰うまではとキースは指を動かしリズのまんこを弄り続けた。

 背筋を最初に抱き締められた時とは違うざわつきが走り、リズはそれに混乱した。

 経験はないが知識としてはある、これがアクメだと段々と理解出来たのだ。

 もしこのまま続けられたら、弄られ続けたら、優しい手つきや舌で身体中をほぐされたら、自分はこんな男に性的絶頂を迎えさせられてしまう。

 それは戦闘で敗北するより、皆の前で馬鹿にされるより、リズのプライドを傷つけ再起不能にさせてしまう。

 だからそれだけは許してはいけない。

「や、めて!おねがいもうやめてよ!!やめてよぉ!!あっく!!ううぅ、ひぅうう!!さわらないでよぉ!!」

 叫ぶリズにキースは膣口だけをクチュクチュと水音をさせて捏ね回しながら答えた。

「うん?どうしました?……あぁ、入れて欲しくなっちゃいました?」

 リズにとっては見当外れだが、キースにとっては本命の言葉をかける。

 リズはイカさせるのを嫌がる事ぐらいキースにも分かる。だからこそ敢えてしつこく責めてイカせる寸前まで持って行ったのだ。

 その状態でこの言葉を言えば、自然と“おねだり”が出来る筈だ。

 キースの誘いを賢い少女は何となく理解した。この男は自分に入れろと言わせたいのだと分かったのだ。

 それほど分かりやす誘導なのに、のらない訳にはいかない。何故ならここで拒否すればまたキースは……イクまでリズを虐めるだろうから。

 肉体の反応を自分で制御出来ないのなら、その上でアクメを迎えたくないのなら、言う言葉は一つしかなかった。

「……いれて……よ」

「はい?何ですか?小さくて聞こえないなぁ~」

 キースは分かりやすく膣口に軽く指を入れ膜寸前の場所をひたすら弄り回した。

 挿入とも言えない指の侵入が反応を見せ始めた身体には良い刺激になり、リズのお尻はビクンと跳ねた。

 もうダメだ。絶対これ以上はダメだ。

 唇を噛み締め、眉を顰めて必死の形相でキースを睨んだリズは、喘ぎを我慢しながら声を発した。

「さっさといれなさいよ!……せ、生殖器をはやくいれて!!……それで、おわりにしてよぉ、うぅ、うぅうう……うぁああ」

(へったなおねだり。エリートちゃんはこういう事が苦手か)

 おねだりとしては赤点だが、初めてだからしょうがないかとキースは微笑んだ。

 課題としてはおねだりの仕方も付け加えなきゃいけないな……これからは。と悪い事を考えつつ肉棒にズボンのポケットから出した人造スライムで出来た避妊具を被せたキースは2、3度扱いて具合を確かめた。

 そして赤点おねだりの後、腕を顔に当ててグスグス泣くリズのおまんこに腰を近づけ避妊具つき肉棒の先端で唾液に塗れた陰ビラをなぞる。

 グニグニした硬い感触が粘膜をなぞるのを息を飲んで耐えたリズはこれから始まる痛みに備えて身体に力を入れた。

 割れ目の下にある膣口に先端を押しつけたキースは、

「それじゃ、只今より貫通式を行いま~す。リズさん、力抜いた方がいいですよ?あと呼吸ね、ゆっくり吸って~」

 泣いたまま全然言う事を聞いてくれないリズに、仕方ない痛いだろうとは思いつつ腰をグイッと前に押し出し、純潔の証を汚れた肉棒で突き破った。