柔らかくなった肉穴の中におちんぽが深く沈み込んでいき、そのキンキンに冷えた腸襞の感触に亀頭を擦られる。

 熱くなっている肉棒を冷やされる感覚はキースの背筋に鳥肌を立て身震いをさせるが、ケツマンコの気持ちよさで萎える事はない。

 腸液とは違う別の何かで滑るシュネの若いお尻まんこを味わうキースは、そのまま顔を泣きそうに顰める少女氷姫に顔を寄せてキスをした。

 甘い唇と咥内の味が舌に伝わると同時にシュネが『キュフゥ』と小さく啼いて抱きついて来た。

 その顔は十代の姿になって生意気さを増した表情の中にさっきまでの幼い面影を残している。

 するとまるで小さな頃から知っている少女を犯しているようで堪らない。しかも尻穴でだ。

 グンと反りが増して直腸内で跳ねるおちんぽにシュネは『ヒキュ!』と反応してキースに抱きつく腕に力を増した。

 キースはもう氷塊でも抱いているんじゃないかと思うくらいに冷たくなったシュネをそれでも抱き締めて腰を動かし始めた。

『キュ!キキュ!!キュヒ!!キュ……キュピゥ!』

 小鳥の啼き声にしか聞こえない精霊語だが、明らかにその中に喘ぎが混ざっているのがキースには分かった。

 肉棒の太さに広がった肛門肉がピストンの度に捲れては戻りを繰り返す。その感覚が精霊姫の身体を責めたてているのだろう。

 感じているのか、それとも苦痛に喘いでいるのか、自分でも良く分かっていないであろうシュネにキースは舌を突き出ししゃぶらせた。

 赤ん坊が吸い付く行為に安らぎを覚えるように、シュネもキースの突き出された舌を舐め吸う事で尻穴からの感覚を誤魔化そうとする。

 しかし舌をしゃぶる事でより一層自分が男に縋りついて責められている事が実感され、シュネは肛門からの感覚を大きくさせてしまう。

 肛門肉の締まり具合でそれを察したキースは単調な抜き差しから今度は奥を責める動きに変えた。

 お尻がめくれるような感覚に混ざって腸の奥がドン!と突き上げられる衝撃にシュネはキースに抱きつく力を増した。

 腕だけでなく上げていた脚もキースの腰に絡めて必死にしがみつくシュネに、

「シュネ、可愛いよ。めっちゃ可愛いよシュネ。シュネはどの姿でも可愛すぎる。それに……どの姿でも凄く気持ちいい」

 心の底からそう想っているという声でキースが優しく語りかけた。勿論腰はピストンを行い続けている。

 こんな安い言葉でなびくのは精々がどこぞの褐色騎士くらいなものだが、それがこの精霊姫にも効いてしまう。

 何せシュネはこの世界に誕生してから今まで抱き締めケツファックで褒められた事なんて一度もなかったのだ。当たり前かもしれないが。

 高位の精霊にアナルセックスをしながら「可愛い」なんて安っぽい言葉を吐けるのは古今東西探してもこの馬鹿魔導師だけだろう。

 それがシュネにとっては運悪くバッチリ決まってしまい、初めての優しい言葉でのセックスに心が溶けて行った。

 一番溶けてはいけない場所をあっさり溶かしちゃうシュネは、雌精霊の顔でキースを抱き締め肛門穴を締めた。

 激しい締め付けにピストンする肉棒の竿部分が強烈に扱かれて有り得ないくらいに精液を搾り出そうとしてくる。

 何より、本来はそんな風には決して動かないはずの直腸が、キースへの愛おしさからグネグネと蠢いて亀頭に絡んできた。

 流石精霊ボディ、人知を超えていると亀頭からの強烈な快楽に顔を顰めながらアホな事を思うキースは気持ちよさに咥内に溢れてきた唾液を総てシュネに飲ませる。

 口を重ねて舌を伝わせ唾液を流すと、それをシュネはコクコクと飲み干してさらに蕩けた顔をする。

 少しだけ眉根を寄せた困った顔、しかし蕩け緩んだ雌の顔である。神に近い精霊がヒト種に魅せていい顔じゃない。

 その表情の卑猥さと可愛さに冷えた尻穴の中で益々おちんぽを熱く滾らせるキースは、解れ切ったそこに思い切り腰を打ち付けた。

 大きくなる腰の当たる音と衝撃にシュネは『ヒギュゥウウウ!』と苦悶の声を上げる。

 けれどキースの乱暴な動きはおちんぽを的確にシュネのお尻でも感じられる場所へと突き当て不慣れなアナルに喘ぐ氷姫に快楽を齎してゆく。

 どんどん不思議な感覚に身体が慣れていき、その中でどこまでも淫らに身体をクネらせ始めるシュネの様子を見てキースは体位を変えた。

 正常位アナルからシュネの身体を抱き上げ起こし、そのまま自分が仰向けに寝る。騎乗位アナルになった。

 シュネはおちんぽが自重で更に奥深くへと突き刺さると目を見開いて仰け反り喘いだ。キースは膝を立ててシュネの手を握り彼女が倒れないようにする。

 手繋ぎで若干後ろに反り気味の体勢になったシュネにキースが、

「ほらシュネ!今度は自分で気持ちよくなれ!!シュネが自分で気持ちいい動き方するんだ!!」

 言葉に戸惑うシュネだが、やがて素直に従って腰を上下させ始める。

 脚を大開にしておまんこを見せつけながらキースの上で尻に挿入されたちんぽを肛門肉で扱く。

 その行為の中で快楽ポイントを探すシュネは、拙い動きでやがてとってもクル場所を見つけて、そこにチン先を擦り当てるように動き出した。

 若く細い腰をクネらせてどこまでも淫靡に。徐々に動きを激しくさせながらアナル騎乗位を行うシュネの姿にキースは握った手に力を込めた。

「うま、い!っぐぅ!!うまいぞシュネ!!凄く上手だ!!お、おぉお!!シュネのお尻でちんぽが……ちんぽがめっちゃ!!うぁあ!!」

 自分で制御出来ない快楽に悶えるキースは膝を立てた脚の指先に力を込めてシーツを握り締める。そうしないとすぐにでも出てしまいそうなのだ。

 快楽に腰を振り乱すシュネの腸襞に雁首や亀頭先が強烈に擦れて、金玉まで冷やしてくる冷気に対抗しようと熱々のザーメンを迸らせようとする。

 こんな冷たいお尻の中に熱いザーメン液を思う様吐き出して汚し、その黄色みがかった粘つきで温めてやる事を考えただけで興奮に金玉が引き攣った。

 しかも下から見上げるシュネはその見た目にしては比較的大きめな氷の乳房をぷるんぷるんと揺らして淫靡な腰つきをしてみせる。

 おまけに虚空を見つめてキュイキィと咽喉を鳴らすような声を上げるシュネの表情は快楽と苦痛の間で陶酔する美しさがあった。

 淫靡に美しい氷の彫刻がアナルでちんぽを扱いて快楽に悶えている様なんて、ある種幻想的でまるで夢を見ているようだ。

 夢のような気持ちの中でおちんぽの快楽だけがこれを現実だと知らせるように容赦なくどんどん高まってゆく。

 キースはシュネの手を強く握ると、さっきから彼女がひたすら擦りつけているイイ場所に向けて下から突き上げて責めた。

『キィピィイイイイ!!キィ!キヒキィ!!!キュウゥゥウウウウウ!!!』

 悶える叫びが肛門肉を伝わって肉棒へと流れる。キースはその震えさえ快楽に変えながらシュネを責めまくった。

「イケ!!雌精霊!!このおちんぽ扱き穴で雌イキしろ!!ケツ穴イキしろぉおおお!!」

 乱暴に突き上がる腰にごんごんと杭打ちされてその衝撃が脳天まで突き抜けるような感覚で、シュネは失神しそうにさえなってしまう。

 首を振り声を張り上げて「だめ!!壊れる!!壊れちゃうぅう!!」と叫ぶが勿論キースには何を言っているか分からない。

 分からないがちゃんと伝わっている、けれど決して動きは止めずにこの高位精霊を、自分専用の雌精霊にする為にひたすら会心の一撃を見舞い続けた。

 かつて挑んできたどんな勇者にも受けた事のない最恐の攻撃に尻穴を掘られまくるシュネは虚空を見つめたまま唇を突き出し、

『キュ!ンキュ!!キュピ!!!ヒキュウウウ!!キュピィイイイイ!!ンキュウウウゥゥウウウッ!!!』

 今迄誰にも聞かせた事のないような、精霊語でもその淫らさが分かる悶え声を張り上げてケツ穴アクメを決めてしまった。

 とんでもない強さの初めて経験する場所でのアクメにシュネの膣穴からは愛液が噴き出してキースの腹にかかった。

 瞬時にキースの腹の上で凍り付くシュネの愛液だが、キースは気にせずアクメった氷姫のケツ穴に自分も果てる為の怒涛の突き込みを行う。

「あ!っぐ!!っく!ふ、うぉお!!あ、ああぁああ!!しゅね!!イ……っく!シュネぇえええ!!」

 自分が名付けた少女の名前を叫びながら濃縮されたあったかザーメン汁を直腸内へと撒き散らす。

 どっびゅうう!!どぶびゅ!どっぶ!どっぶ!!びゅ、っぐ!!どびゅ!どぶ!どびゅ……冷たさになんて負けないぞと暴れるおちんぽからは凄まじい量のザーメンが吐き出された。

 それを直接浣腸されたシュネは『ピキュウゥウウウ!!』と溶けるような熱さに悲鳴を上げ本当に気を失った。

 倒れ込むシュネを支えてその尻に腰をクイクイと打ち込んで最後の一滴分まで快楽を貪ったキースはようやく一息つくと、

「ふぅ……あ、あっち……あっちぃい!!じゃなくて!冷てぇ!!めっちゃ冷てぇ!!!ってか痛ぇええ!!!」

 叫びながらシュネを隣に降ろし自分の腹を見つめた。そこではシュネのアクメ愛液がドライアイスのように煙をあげてキースの腹を凍傷寸前にさせている。

 あまりのアクメの強さに愛液が信じられない濃さになり、キースの防御魔法さえ貫いたのだ。

 霜焼けお腹が痒いどころじゃなくて低温火傷寸前で痛いキースは悶えながら急いで風呂場に向かいお湯に浸かった。それでも、

「あ、あ、あ!!い、痛い!!霜焼け痛いぃいい!!うぉおお!」

 今度はその冷たくなった部分が一気に温められて強烈なピリピリを感じて風呂場で一人悶え苦しんだ。

 そんなキースの声に気づかないまま、シュネはこの世に誕生して初めてのケツ穴アクメに幸せそうな顔で眠り続けた。

 そのお尻ではようやく窄まり始めた肛門穴が「ぶぴぃ!」と音を立ててザーメンを吐き出していた。

   §§§

 翌日、キースは白い導服を着て欠伸を噛み殺しながらマシュアの言葉を聞いていた。

 国民へのお声がけとその後のナイアの歌を国中に流す例の恒例行事の場である。

 結局昨日はお腹の霜焼けを治癒魔法で治したあと、キースはそのまま風呂場で眠ったのだ。

 体力と精力は残っていたが、とてもじゃないがあの液体窒素みたいな愛液に満ちたおまんこに挿入する気にはなれなかったのだ。

 もっともそんなになるまで責め抜いたキースに責任があるのだが。

 お湯を抜いた湯船をしっかり拭いてその中で寝たのだが、お蔭で身体中が妙にバキバキして痛い。疲れも取れていない。

 この行事の時間の為にセットしておいた目覚ましで無理やり起きて今立っているのだが、正直眠くて仕方ない。

 部屋を出る時はまだベッドでスヤスヤ寝ていたシュネだが、戻ったら帰って貰って一度寝ておかないと夜はもたないだろう。

 今現在歌披露の為に緊張しているナイアの横でキースをチラチラ見て「今夜だぞ?」と縋るような視線を送ってくるアイシャとの夜だ。

 もし寝落ちでもしたらアイシャの事だきっと怒るかもしくは泣いてしまうだろう。正直どっちも面倒くさい。

「がんばろ」

 呟くキースの前でナイアがマシュアの前に立ち投影魔法によってその姿がセイムラッドの上空に映し出された。

 視線でキースを探すナイアに微笑みかけると、お姫様は安心したように微笑んで素晴らしい歌声を響かせ始めた。

 あまりの素晴らしさに臣下も国民も聞き惚れ、キースに至っては立ったまま寝てしまった。

 起きた時にはマシュアもミアもナイアも退室していて、部屋では残った立食用の軽食が片付けられているところだった。

 涎を拭ったキースはまだ眠い目を擦って部屋に戻ると、シュネにそろそろ帰るように言おうとして……。

「……な、なんじゃこりゃぁああ!!」

 往年の名台詞を叫びながら自分の部屋……らしき場所を見回した。

「お、お、おれの部屋が!俺の部屋が氷の洞窟にぃ!?」

 そうなのである。かつてキースの部屋だったそこは壁や天井の至る所に氷が張り氷柱が下がってベッドや机や本棚を凍てつかせてしまっていた。

 その様は本当に北の果ての氷の洞窟で、まさに氷と雪のファンタジーだった。キースも自分の部屋でなければ見惚れていたかもしれない。

 だがここはキースの部屋だ。日常生活を送る大切な場所だ。こんな冒険者が挑むような場所ではない。

「な、なんでこんな……いって!誰だこんなとこに猫の置も、の……ルーぅうううう!!!」

 蹴躓いたそれは凍り付いて氷の彫刻のようになった使い魔だった。慌てて解凍して懐に入れてやると、ルーは鼻水を流しながら、

「ご、ごごごごごごじゅじいいいいいん、ざ、ざざざざざざぶいニャあぁああ」

「見りゃわかる!!そ、それよりこれ!どうなってんだこれぇ!!」

 説明を求めるとルーは涙ながらに説明した。

 ルーは丁度キースが部屋を出る頃になって聖樹祭用の首輪をしようと部屋に戻ってきた。そこではシュネが目を覚ましたとこだったらしい。

 驚きながら挨拶するとシュネは目をぱちくりして、それからルーをナデナデして満足そうにしていた。

 一応氷の精霊だと知っているので下手に逆らえないルーがそのまま冷たい手でモフモフされていると、どこからかナイアの歌声が響いて来た。

 歌が始まったと思ったルーの前でシュネは立ち上がるとリズムに合わせて楽しそうに踊り始めた。

 さっきも言ったように今日のナイアの歌は素晴らしかった。それはレオノラとの練習のお蔭であり、そしている場所は離れていても一緒に歌おうという約束のお蔭だった。

 初めて出来た親友でありお姉さまとの歌の為に全力を出すナイアの歌声は氷の上位精霊を聞き惚れさせてしまった。

 そしてここに一つ誤算があった。昨日シュネは氷の魔霊石を五個食べていた。つまりその身体には氷の魔霊石五個分の魔力が詰まっている。

 来た時の幼児体なら仮にノリノリになっても何の問題もなかっただろう。しかしミドルティーンになったシュネではそうはいかない。

 踊りながら腰を振り、『キュイキィイ』と合わせて口遊む度にシュネからは魔力が漏れて部屋を凍てつかせる。

 ヤバイとルーが感じ、逃げてキースをと思った時には、賢い使い魔は氷漬けにされてしまっていた。因果律さえ狂わせる魔力の氷である。

 氷漬けになっても少しは意識があったルーは見ていた。

 歌が終わって魔力を発散しまたロリに戻ったシュネは「ふー!」と額の汗を拭う(仕草をする)と、周りを凍りつかせちゃった事に気づいて、

『……キュピ♪』

 エヘ♪ってポーズをとってから逃げるようにゲートを作って帰って行った事を。

 総てを聞き終えたキースはプルプル震えると、天井を見上げて、

「しゅ……シュネぇええええええ!!!」

 どこかで聞いているであろう氷の精霊に思い切り叫び声をあげた。それを懐で聞いていたルーは鼻水をずー!っと吸い込むと、

「そ、そそれよりぃいいい……へ、へへや、なんどがするニャぁああ……おこたはいらんとじぶんしぬニャぁ」

「お、おう!そうだな!!そう……だ……って、俺一人でか?」

「ごおりのせいれいぎたの……だれがにいうニャ?」

「……言えない」

「じゃあひとりだニャ」

 猫の正論に何も言い返せないキースは、部屋を解凍して片付けてと考えると、どう計算してもアイシャが来るまで全力掃除しなければいけない事に気づく。

「……寝ちゃうな……これ、寝オチするパターンのやつだ」

 よく分かっている事をひとり呟いたキースは、しかし部屋をこのままにする訳にもアイシャに事情を説明する訳にもいかず、泣く泣く作業を始めた。

 それから数時間後、任務を終えてキースの部屋へ訪れたアイシャは、猫と一緒に炬燵で丸まって寝る愛しい男の姿を見た。

「こ、こらキース。ノックしても返事がないから……って、キース!こら!!いつまで寝てる気だ!!キースぅ!」

「んんんっ……むり……むりぃ」

「何が無理だ!!や、約束だぞ!!約束なんだぞ!?」

「……すー……すー……」

「こ……このぉ!!うぅう……馬鹿者ぉおお!!!」

 妙に冷えている部屋の中にアイシャの叫びが木霊した。