少年姿のルーとデートをしていた事ですっかりそのまま来るものだと油断していたエルネは思わず素で「パパ」と言ってしまった。

 しかしそんな事にも気づかないで困惑しきった目で見つめる先には更に逞しくなっているパパがいる。

 アイシャの筋肉状態を維持させる為に毎日一緒に筋トレしているので、更に体形が逞しくなっているのだ。

 そこにぶら下がるおちんぽをタオルで隠しもしないでやってくるパパにエルネは堪らず吠えた。

「な、なんでぇ!何でその姿でくるんさッ!意味不明なんだけど!!」

 こっちが通常の姿なのだが、勿論知らないエルネにとって至極当然の疑問である。

 お風呂に入る約束をして、いきなりオッサンになって入ってくるなんて古今東西聞いた事がない。けれどパパは平気な顔で、

「だってこの前約束したじゃないですか。今度また付き合ってくれるって」

「それは!し、したけど……」

 確かにしている。また大人姿になる変身魔法の練習に付き合うと、約束はしたが。

「けどそんなの二人きりの時してどうするんさ!そういう練習ってもっと人がいる所で!!」

「デートの時はやっぱりあの姿の方がいいかなって」

「エッチな事する時こそ普通の姿でいなよバカぁ!……あ」

 自分でこれからエッチな事をしてしまうのだと覚悟している事を発表してしまったエルネは慌てて口を噤んだ。

 だが時既に遅く、総てを聞いてしまったパパは嬉しそうに微笑むとバスルームの床に膝立ちになってバスチェアに腰かけるエルネを抱き締めた。

 細くて華奢な身体が大人の逞しい腕に抱きとめられると、エルネの身体に鳥肌が立った。それは決して嫌悪感の鳥肌ではない。

 大人の男性。自分からパパと呼ぶ信頼する相手に抱きとめられる安心感や幸福感が、まだ未熟な少女ハーフ・エルフの性感帯を刺激するのだ。

「嬉しいです。今日は本当にそう言うのナシかと思ってたから……エルネちゃんが求めてくれてるって分かって……嬉しい」

「ちが……わたし、ちがう……うぅぁ、あ、あんたが……あんたがぁ」

 どんなに拒否しても結局はエロに持ち込むのはあんただろうと言いたいのだが、パパの温もりにほだされた身体は言う事を聞かない。

 ダメだ。これは本当にダメな奴だ。心のそこでは求めてしまっていたパパの腕の感触をエルネは必死で振り払おうとする。

 そうしないとまたあの時みたいに甘えた声で、媚びた声で「ぱぱ、らいしゅき」なんて言ってしまうかもしれない。

 けれど振り払うなんてこの少女には出来るはずがなかった。

 誰にも話していない事だが、あの時以来夢にまでパパの姿を見て、そしてオナニーのオカズもすっかりパパになったエルネには、この温もりを拒絶なんて絶対にできない。

 父親の顔も姿も思い出せないエルネの深層心理は、パパと呼び縋る相手の姿を本当のパパの姿だと錯覚して刷り込んでしまう。

 そしてその人物がエルネにとって唯一の性的快楽を得る相手でもあると、もうエルネの中は生まれて初めて得た「エッチな事もしてくれる大好きなパパ」一色になってしまっていたのだ。

 それがまたどうしてもエルネには認められない事実で、今回セイムラッドに来た時にルーに連絡を取れなかった理由の一つでもあった。

 やっとその気持ちを少年姿のルーとデートをして、その楽しさで打ち払えたと思ったのに、またこの姿でこんな事をされて。

 もう泣く寸前のエルネは無意識の内に上がってしまう両腕がパパに抱きつこうとするのを必死で堪えながら、

「う、うぅう、あ……もう、いいよ、わかったぁ……えっち、する、するからぁ……もどってよぉ、いつものすがたに……もどってぇ」

 またパパとエッチな事をする。そんな変態的で背徳的な行為をエルネは嫌がった。

 だが奥深い所ではパパとエッチだ。パパにまた気持ちよくして貰えると喜んでいる自分もいて、どうしていいか分からない。

 そんな中で精一杯の気持ちで振り絞った言葉だったが、パパが身体を離して寂しそうな顔をしながら、

「……エルネは……パパに逢いたくなかった?……パパとは、もう……逢いたくないの?」

 心を抉るような言葉だった。やっと得られた初めてのパパ。それを自分が拒絶する?そんな事をこのファザコン娘ができるはずがない。

 それを充分理解した上でのこの下種の罠に生意気娘はその何時もの生意気さを完全に消して、泣きべそをかいて首を左右に振った。

「ちが、うよぉ……あいたく、ない……の、ちがう。ちがうもん」

 するとパパは本当に嬉しそうにニッコリ笑ってエルネの頭を優しく撫でてくれた。

「よかったです。パパ、エルネに凄く逢いたかったから……逢いたくなかったって言われたらどうしようかと……だから本当によかった。ありがとうエルネ」

 普段なら子供扱いするな!と怒鳴っていたかもしれないエルネだが、今は素直に「うん」なんて言って頷いてしまう。それに呼び捨てにされている事にも気づいていない。

 すっかりパパの術中にハマっているエルネは頭を撫でられる心地よさとくすぐったさに背筋を震わせた。

「あ、寒かった?風邪ひいちゃいますね。ちゃんと温かくしないと」

 そう言ってお湯をかけてくれるパパになすがままのエルネは胸前を隠していたタオルが取れて行くのも気に出来なくなっていた。

 パパの優しい手がお湯をかけた部分を撫でて行って、冷え切った全身を温めてくれる。そこに今度は石鹸をつけた手が泡を塗り広げてゆく。

 バススポンジもタオルも使わずに両手合わせて10本の指がヌルヌルと身体中を卑猥に這い回る。腹部や腋、それに背中や耳の後ろまで。

 ふと、自分は一体何をさせているんだろう?何でこんな行為を許しているんだろう?とエルネの何かが疑問を投げかけるが、

「エルネ、気持ちいですか?痒いとこあります?」

「……き、きもちいいよ……だいじょうぶ」

 何を子供臭い声を出しているんだと自分でツッコミを入れてしまうくらいに素直に甘えてしまっている。

 いけない、ダメだと、この優しい手から逃げようとするが、身体はもうちょっとだけとその気持ちよさに縋ってしまう。

 完全にエルネの中のファザコン娘部分が理性を裏切って言う事をきかなくなっていた。

 真っ赤なポヤポヤとした表情で洗体を受けているエルネにゲスパパはおちんぽをピクピクさせながら、

(おっぱいがこの前よりほんのり膨らんどりますなぁ。やっぱりハーフは純粋より成長が早いようで……すばらちぃ!!)

 あまりにも下卑た感想を心で呟きながら、その僅かに成長した娘のおっぱいを両手で捏ね洗った。

「あ……っはぅ!あ、く……うぅ……だ、だめ、ぱぱ、だめぇ」

 ルーと呼ぼうとするのだが、こういう状況で漏れてしまうのは「パパ」だった。

 甘い哀願声はどう聞いても誘っているようで、パパは思わずぷっくりした乳輪を指先で虐めると勃起した乳首を弾いた。

「きゃぁぅうう!!あ、っくぅ!!あ、あぁ……ど、して、やめてよぉ……パパぁ」

 吐息の熱さに気づいて顔を上げたパパはエルネが今にも泣きそうな事に少し微笑み、

「ごめんねエルネ。でもエルネのおっぱいが少し大きくなってたから」

「うぅう……だ、だからって……いたずらなんて、しないでよぉ」

「ごめんなさい。でもちょっと不安になっちゃいますね……エルネのおっぱい、どうして大きくなったのかなぁ?もしかして……誰かに触られて大きくなったの?」

 そんなの成長期だからに決まっているし、第一触っている一番の相手はこの下種である。

 怒ってもいいような言葉にしかしエルネは首を左右に激しくぶんぶんと振ると、

「そ、そんなわけないじゃん!……わ、たし……そんな、してない」

 パパに疑われてしまった。その事は怒り以上にエルネの中に焦りを生んだ。疑われたくない。そんな事を疑って欲しくない。

 それは恋人に疑われたくないという気持ちと、父親に自分は悪い子じゃないと分かって欲しいという気持ちが混ざり合った物だった。

 信じてという目で見つめてくるエルネにパパは、

「ほんとに?エルネのおっぱい触った事あるのパパだけ?パパしかエルネのおっぱい触ってない?」

 最低な質問なエルネは迷った挙句コクリと頷いてしまう。その顔は真っ赤で潤みまくって今にも泣きそうだ。

 あの生意気娘にこんな表情が出来るのかと思うパパは、もっとその顔をさせたくて、

「じゃあ、こっちは?こっちもパパだけ?パパしか触ってない?」

 そっとエルネのおまんこに手を伸ばした。ビクリ!と震えるエルネと息がかかり合うくらいに身体を密着させて問い続ける。

「パパしかここに触ってませんか?他の男の子に触らせたりしてないですか?」

 調子に乗るなぁ!いい加減にしろバカぁ!!――心ではそう叫んでいるエルネだが、身体は細かく震えて内股気味でパパの手を挟み、呼吸はどんどん激しくなってゆく。

 答えたくない。こんなバカな質問に答えたくなんて絶対にない。しかし答えないのは認める事になるかもと思うと自然と口が開いていって、

「……て、ない……」

「え?何ですか?」

「さ、わらせて……ない、そこ……パパだけ」

「そっか……パパだけかぁ……よかった。エルネは可愛いから不安になっちゃうんです。ごめんね、嫌な質問して」

 ホントだよと毒づきたくなるが、結局そんな事は言えない。そうしているとパパの手がエルネの花芯にそっと触れた。

「それじゃ、パパだけのおまんこ綺麗にしてもいいですか?ここは一番汗が溜まりやすですからね。ちゃんと洗ってもいい?」

 太腿を今まで以上にギュッと締めてパパの手を挟むエルネは拒絶の言葉を吐こうとした。そこはダメ、そこだけは自分で洗うからと言おうとする。

 けれどパパの唇が頬に触れ、そこから耳を軽く舐めてもう一度同じ質問をされると、エルネのピンクまんこは触って欲しくてうずうずしてしまう。その雌疼きはパパへの甘える心と同期してエルネをとことん堕としてゆく。

 荒い息遣いで乳首まで微かに勃てたエルネは、耳をそっと舐めているパパに「いいよ」と囁いた。しかしそれで満足するゲスパパじゃない。

「いいんですか?いいのかな?それならちゃんと言って欲しいです……パパだけのおまんこ、洗って綺麗にしてもいいよって……言って欲しいな」

 生まれて初めて受けるどこまでもねちっこい羞恥責めにエルネの未成熟な性感帯はパニクりながら反応した。

 とことん恥ずかめられていて、虐められていると感じるのに、それで女の子の奥部分が熱くなって濡れてしまう。

 何これ?どうしてこうなるの?と不思議に思う気持ちは、それ以上のもっと感じて気持ちを昂らせたいという若い性的欲求に負けて行ってしまう。

 それに、素直に答えたらパパからご褒美を貰えると想うと、犬が涎を垂らすようにエルネのまんこは濡れ蜜を零した。

「……あ、ぅ、ぅぁ……あ、あら、って……えるねの、ぱぱ……だけの……おまんこ、あらって、きれいに……し、して」

 言った途端にパパの指はエルネの恥丘を撫で、そのすぐ下にあるクリトリスを中指で撫でてゆく。

 いきなりの刺激に「きゃぅう!!」と仰け反る身体を抱き締めて、パパはエルネにキスをした。

 咥内に入ってくる舌は決して動かず、そのまま突き込まれた状態で維持。そうしている間にも指は小陰唇をくすぐりまたクリトリスを撫でてそこから粘膜部分を擦ってゆく。

 尿道口や膣前庭を大人の男のゴツい指先が繊細なタッチで擦ってゆくと、堪らずエルネは咥内の舌にしゃぶりついた。

 こんな淫靡なキスは初めてだと感じるくらいに自分でも驚く吸い付き方でキスをする。しかもその合間に、

「んちゅ、れちゅ、ちゅぷろ、ん、んんぁ!あ、あぁ、ぱぱ……ぱぱ、らめ、おまんこ、いいぱいらめ、んん!んぁ!!ひぅ!んちゅ、ちゅぷ、ちゅぷ」

 甘えた声でパパと呼びながら、もっと舌に吸い付きそしてダメというおまんこを自分から腰を摺り寄せ指先に押し当てる。

 心と身体の不一致。完全に母親そっくりな雌媚びを魅せてくるエルネにパパは満足して肉棒を勃起させた。

 吸い付いた舌をしゃぶり回し、歯で甘噛みしてから舌を絡めて舐め回す。堂に入ったビッチ舐めをするエルネの舌遣いにその勃起ちんぽをしゃぶらせたくて仕方ない。

 若々しいおまんこの張りのある柔らかさに指先を動かして思い切り擦り回し、羞恥責めに感度を上げたそこをぐちゃぐちゃに責めまくる。

 粘度の高い雌蜜を指先に絡めながら粘膜部分を触るパパは、エルネが小さく震え出すと自分から舌を動かした。

 口内の蹂躙。それがまんこ弄りと合わさってエルネに抵抗できない快楽を与えてゆく。

 身体中を上も下もパパに弄られている。そう感じる気持ちがエルネのパパ大好き精神をどろどろに蕩かせて身体の深い部分に快楽を染み込ませた。

 さっきまで舐めていた舌に今度は咥内中を舐め回され、溢れ出た唾液で口周りをべどべどにされたエルネは、真っ赤に潤んだ蕩け顔でパパにしがみついた。

 もう抱き締める以外に何も出来ないエルネを責め抜き、イケと念じながら指と舌を動かす下種は、やがてその少女がぐっぐっぐと細かく何度も跳ねるのを感じた。

 イクのだと分かり、責めをクリに集中させると、エルネは切なげな表情を更に歪ませて、

「あ、っふ!ふぁ!ん、んふ、ぺちゅ!れちゅる!!ちゅ、ちゅ……ちゅぷぁ!あ、ぁあ!!ぱ、ぱぱ!ぱぱぁああ!!あ、あぁああああ!!!!」

 大声をバスルーム中に響かせて盛大に果てた。

 抱きついてくる身体がアクメ震えするのをいい子いい子しながら抱き締め返すと、エルネの中には幸福感で余韻がどこまでも尾を引いた。

 こんなに長いアクメは初めてだと感じて涙ぐむエルネは、やがてパパの身体が離れると「あ」と寂しげな声さえ出してしまう。しかし、

「エルネ、今度はパパの綺麗にしてくれますか?パパのエルネだけのおちんぽ……お口で舐めていっぱいきれいきれいにして欲しいです」

 立ち上がったパパにそう言われ、娘の痴態にすっかり勃起しまくった赤黒肉棒を見せつけられると、エルネのアクメまんこはキュンキュン反応した。

 咥内には唾液が溢れて、この汚くて臭い自分だけの雄器官を愛したくて仕方なくなる。

 こんなにしゃぶりたいと感じたのは初めてで、この臭くて不味くて汚いと嫌悪していた物をどうして……と思ったままエルネはふらふらとそのお肉に引き寄せられてしまう。

 赤い顔でパパを見上げ、唾液が糸を引く赤くうねったクチマンコを開いて見せたエルネは、文句の一つも言わないまま媚びた表情でそのおちんぽを飲み込み始めた。