僕は四葉の秘部から口を離した。

「あ……あぁ……」

と、力を失うように四葉が美琴の上に覆いかぶさる。

美琴が四葉の下からはい出て、ソファをおりる。

床にぺたりと座る。

「して」

僕のほうを見ない。

床の一点を見つめ、かすれた声を出す。

「わたしにも……して」

頬を真っ赤に染めて懇願するその姿に僕の嗜虐心が刺激される。

「やだ」

「え?」

傷ついたように潤んだ目を僕にむける美琴。

「先に、僕を気持ちよくしてくれないと……」

「そ、そうか」

妙に従順な美琴がかわいい。

僕の履いていたズボンに手をかけ、それをゆっくりとおろしていく。

まだ勃起はしてない。トランクスが脱がされると、下をむいた息子が露わになる。

「き、気持ちよくするから……」

「ああ」

美琴が肉棒を細い指で握った。

「気持ちよくするから……あとで、わたしにも……」

「わかってる」

丁寧に美琴が肉棒をしごきはじめた。

凶暴な太い棒を相手に奉仕する幼馴染。

ビキニの水着という格好で、床に座り目の前にある男根を刺激する。

「あ……いぃ」

気持ちがよかった。

細い美琴の指が棒に絡みつき、必死でしごく。

緩急のある快感が下半身を中心に渦巻いていった。

海綿体に血液が流れ、むくむくと息子を成長させる。

「んん……エロい……」

ソファで横になっていた四葉がつぶやいた。

体を起こすと、細い目で僕を見る。

「気持ちいいの? 幸明?」

「ああ、気持がいい」

それに気をよくしたのか、美琴が短い舌を出した。

そして舌の先端で勃起を開始した肉棒をなめ始める。

びりびりっ。と、体が震える。

「ああっ」

風邪をひいたときにも似た寒気が、背中を走る。

もちろん実際に風邪をひいているわけではない。

快感と苦痛は紙一重だという。

あまりの快感に、体が恐怖を感じているのだ。

僕は逃げることなく、さらなる快感を求めた。

「美琴……ほら、口で……」

「やってるじゃん」

「違うよ、中に」

「もう……」

文句をいいながらも美琴が大きく口をあける。

すでに太すぎて、美琴の口にぎりぎり入るか入らないか、だ。

「四葉、おいで」

立ったまま僕は、ソファに座る四葉を呼んだ。

四葉が立ちがると、僕の横にやってくる。

サイズのちいさな白いワンピースを着ている。

いつもよりも胸が強調されていた。

「おっぱい、見せて」

「いいよ」

と、おもしろがる雰囲気もありつつ、ワンピースを脱いだ。

途中までショーツが脱がされているため、ワンピースを脱ぐとほとんど裸だ。

さきほどのセックスで発芽していた乳首が、再び隠れていた。

「あむっ」

美琴が肉棒の先端に食らいついた。

ぞぞぞぞ。と、淡い刺激が全身を走る。

天井をむき、僕は歯を食いしばった。

「んんんんちゅぅ……んっ」

さらに躊躇ないなく美琴が肉棒を口に入れていった。

フェラをすることにも慣れてきたらしい。

動きに戸惑いはなかった。

「ほら、おっぱい」

と、僕のすぐ横に立つ四葉が言った。

目線を四葉に映すと、自分でおっぱいを寄せていた。

吐き出される息は熱っぽく、なにかを期待するように瞳が潤んでいる。

「乳首、自分で出して」

「自分で?」

「そう」

僕に触ってもらえることを期待していたのだろう。

すこしだけ残念そうに四葉が唇を尖らせた。

美琴が自分への注目を求めるように肉棒を吸った。

ずずぅずずぅ。と、わざとのように音を発する。

「あああ……美琴っ……激しい」

「んっ、ちゅううぅ、んちゅぅ、はぷっ、ちゅうぅ」

苦しそうではあるが、健気にストロークする美琴。

唾液を多量に使い、顔を前後にうごかす。

肉棒はすでに完全に勃起していた。

「あちゅぅ……んんんっ、ちゅうぅ、んっ、あっ」

「幸明ぇ」

と、四葉が愛おしそうに声を出す。

自分で乳首をいじりはじめていた。

「あああっ、んんんっ、幸明に触って欲しいのにぃ……我慢できないっ」

人差し指で自分の隠れた乳首をくりくりする四葉。

体をさらに僕へと近づけ、胸を腕におしつける。

「触ってよぉ、幸明ぇ」

「四葉……頑張って」

「頑張ってるよ……」

美琴が口から肉棒を出した。

「ちょっとあんた、わたしの番なんだけど!」

「えぇ?」

「大人しく座って、自分で自分のこと慰めてなさいよ!」

口の端から涎を垂らしている美琴。

「美琴」

「なによ?」

「美琴も、脱げよ」

二人を仲裁するつもりは、僕にはなかった。

どちらも平等に愛するつもりでいた。

美琴が手を背中に回して、ビキニの紐をほどいた。

「こ、こう?」

上目づかいで僕へと確認する。

ちいさな胸が顔を出し、桃色の乳首が露出された。

わずかなふくらみしかないが、美琴の裸体はエロかった。

「美琴……すごい可愛いよ」

「え?」

と、目を見開いたあとに、美琴が照れたように下をむいた。

「いつも、急なんだけど……」

「だから美琴……四葉と喧嘩しないで」

「わ、わかったわよ」

思ったよりも素直だ。

すこし不満そうではあるが、顔をあげると四葉を見た。

「喧嘩なし」

「わたしは、別にする気はないんだけど」

「いいから、なし!」

「えぇ?」

困ったようにうなずく四葉。

「わ、わかった……」

僕は四葉を見ると、慰めるように笑った。

「四葉、ほら」

と、唇をすこし尖らせる。

意図を察して四葉が顔を近づけてきた。

キスを交わす。

唇が触れると同時に、四葉の舌が僕の口内へと飛びこんできた。

「んちゅっ……んっ……ちゅ」

我慢も限界を超え、スポーツ少女が彼氏の唇を貪る。

「ああ、もう!」

美琴が声をあげた。

悔しがっているのだ。

「わ、わたしが気持ちよくするのに!」

と、再び美琴が僕の肉棒を口の中に入れる。

先ほどよりも吸引する力が強かった。

「じゅずぅぅ……ずぅ……ちゅうぅぅぅ」

「んちゅ……ちゅ」

四葉とキスをする。

「ずずぅ……ちゅぅぅぅぅ、んんんんっちゅううぅ」

頬をすぼめ、美琴が必死で肉棒を愛撫し続けた。