火傷しそうなほどだ。

それほどに莉乃ちゃんの秘部は火照っていた。

濡れている。

これは汗だけのせいではないだろう。

僕の中指は莉乃ちゃんの恥丘に触れていた。

「はっ……んんん」

しがみつくように莉乃ちゃんが僕に体をよせる。

伝播する体温。汗と汗が混じり淫靡な香りを漂わす。

莉乃ちゃんの陰毛は薄い。

お風呂にみんなで入ったときには光があった。

王様ゲームで脱いだときも、明かりがあった。

いまは明かりはないが、敏感になった指先が中学生がはやした陰毛の一本一本を認識する。

「ふっんっ……あっ」

僕はできるだけ優しく、莉乃ちゃんの恥丘を撫でた。

触れるか触れないかの際どい力加減だ。

焦れたように莉乃ちゃんの腰がもじもじと動く。

しかし僕は先を急がなかった。

「先輩……んんっあっ、しゃんぱい……」

とろとろ。と、中学生の恥部から漏れ出る体液。

汗とは違ったすこし粘度のあるいやらしい香りのする液体だ。

「あっ、ああっ……すごくぅ、出てくるんです……あああんっ」

かくん。と、莉乃ちゃんが膝を曲げた。

すこしだけ僕が中指を押しつけたからだ。

どうにか立ったまま、莉乃ちゃんが半分叫ぶ。

「気持ちいっっっ! 気持ちいぃぃです!」

莉乃ちゃんは、さらなる快感を求めているようだった。

僕は自分の息子を莉乃ちゃんに押しつけながら、さらに陰部に指を押しつけた。

「やああんっ、あああんっ、んんっあっ」

「莉乃ちゃん……可愛いよ」

「もっとっ、もっとっ……気持ちいの、もっと」

腰をかくかくと前後させ、僕の指に割れ目をこすりつける。

どんどん愛液は漏れ出て、指を水没させていく。

「はっ……あっあっ、ああんっ、ちゅうぅんっ」

キスをする。

躊躇いなく、莉乃ちゃんは舌を絡めてきた。

僕は左手で莉乃ちゃんの手首を掴むと、自分の肉棒を握らせた。

すぐに意図を察し、莉乃ちゃんは汗のかいた手で男のモノをしごきはじめる。

「おっきっ、おっき、先輩の大きい……ああんっ、もっと莉乃のも触ってくださいぃ」

「莉乃ちゃん……ああ、莉乃ちゃん」

お互いに性欲の権化となっていた。

冷静な判断は遠い果てに消え去った。

幼い彼女をめちゃめちゃにしたい衝動が僕を支配する。

「やああんっ、んなっ、ああんっ」

とうとう立っていられなくなり、莉乃ちゃんが膝をつく。

しかし肉棒から手を離すことはなかった。

むしろ体を支える取っ手の代わりにしているようだ。

「莉乃ちゃん、莉乃ちゃん」

僕はすぐに莉乃ちゃんの頭を撫でた。

ちょうど莉乃ちゃんの顔が、僕の肉棒と相対する。

熱い吐息が先端にかかり、背中を快感が這い上った。

「あ、しぇんぱいの……莉乃……あむっ」

中学生美少女が当たり前のようにペニスを口へとふくんだ。

口を大きくあけ、ねっとりとした口内へと性器を誘う。

「んっ、はっ……んっ」

一所懸命に肉棒へと快感を与える莉乃ちゃん。

誰に習ったわけでもないのに、男を悦ばす術を知っていた。

さらに僕は莉乃ちゃんの頭を撫でた。

撫るというよりも、髪をくしゃくしゃにしている。

「んまっ、んっ……ちゅぷっ、くちゅぅ」

時折、莉乃ちゃんは口をすぼめて吸引した。

頭をふり、健気に肉棒を味わいつくす。

「あ……莉乃ちゃん、イっちゃう……」

「はむっ」

と、口から肉棒を離す莉乃ちゃん。

幹をちいさな手で握り、高速でしごきはじめる。

「イってくださいっ……莉乃の顔にいっぱいかけて欲しいです」

目が慣れたとはいえ、テントの中は暗い。

しかし莉乃ちゃんの両目だけは闇夜に浮かぶ猫の目のように光っていた。

「あ……あっ、イクっ」

震えた。

風邪をひいたときに感じるような薄ら寒さを背中に感じる。

瞬間、快感の濁流が脳髄を突き抜け、ついで尿道を濃い精液が通り過ぎた。

「あっ……やっ」

大量の精液が先端からほとばしり、幼い莉乃ちゃんの顔を汚す。

すべての精液を顔面で受けようとするかのように、莉乃ちゃんの手が肉棒の角度を調節した。

「はぷっ」

すこしばかり口の上にも精液が飛び散ったらしい。

慌てて呼吸をしたばかりに、莉乃ちゃんが咳込む。

「だ、大丈夫?」

腰の周りを中心にして倦怠感が襲ってきた。

このまま僕も膝をついてしまいたかった。

しかし、目の前でせき込む莉乃ちゃんを見るとそうもいかない。

「んっ……平気です……すこし、喉に……んっ」

目をつむり、喉を鳴らす莉乃ちゃん。

その様子に心臓の奥が細かく痙攣した。

これが俗に言う、キュンキュンするということだろう。

「拭かないと……」

つぶやき、莉乃ちゃんが持ってきたカバンからティッシュをとり出す。

どうやら汗拭きシートも持ってきたようで、それも使って顔を綺麗にしている。

「先輩も……拭きます?」

「え? あ、それで?」

「すこしスースーするかもですが」

膝立ちのまま移動して、莉乃ちゃんが汗拭きシートで肉棒を拭いた。

体は熱いのに、肉棒だけが涼しくなっていく。

「ま、まだ……大きいですね……」

その通りだった。

一度の射精でへばってしまうほど、僕の性欲は浅くない。

それに夜にはハーレムが待っているのだ。

すこしだけ弛緩した空気の中、僕と莉乃ちゃんはむかいあった。

僕はぬぎ捨てたズボンのポケットの中から財布をとりだした。

「コンドームするから……」

「本当に、わたしと先輩……するんですね」

「するよ」

財布からコンドームを出し、素早く息子にかぶせる。

「どうすればいいですか?」

不安そうな中学生の声が僕の心臓を直接に伝わる。

「怖い?」

「怖くないって言えば、嘘になります」

言いながら、莉乃ちゃんが横になったのがわかった。

僕は莉乃ちゃんの体を仰向けにさせると、その上に覆いかぶさる。

ふぅ。と、長い溜息をつくと莉乃ちゃんが言った。

「でも、わたしの中……先輩に満たして欲しいです」

すこし沈黙を挟んでから、僕は返事の代わりに肉棒を莉乃ちゃんの陰部に押し当てた。

「ああんっ……先輩っ……莉乃の、莉乃の中に……きてっ」

再び、テントの中は熱い空気で満たされた。