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125. About Serra and Barbara

それからしばらくして私が少し落ち着いた頃、ユアのことは一旦おいておいてバーラとセラのことを考えていた。その際に、ルイとセラと遊んでいたときに、彼女達はアルドを遊びに誘ったことを思い出した。もしかしたらユリーカさんも彼女達との交流があってセラとバーラの関係についてある程度のことは知っているのでは? と思い聞いてみることにした。

「ユリーカさん」

「? どうしたの?」

「ユリーカさんってセラとルイのことを知っていますよね?」

「そうね。アルドが小さい頃からよく遊んでいたから覚えているわ」

ユリーカさんのその話を聞いてやっぱり結構小さい頃から交流があって仲が良かったのか……。

「それなら、ユリーカさんはバーラがなぜセラに嫌がらせ等をしているのか知っていますか?」

「ん、うん。ある程度なら……」

「ユリーカさんの知っている範囲で教えてもらえませんか?」

「私の分かる範囲でなら」

そう言ってユリーカさんはセラとバーラのことを教えてもらった。ユリーカさんに教えてもらったことは、セラとルイはもともと仲がよかったこと。そして現在は恋仲になっているけど、そのことを良く思っていないのがバーラで、ルイが10歳を過ぎたあたりからルイとセラの邪魔をするようになったこと。それが次第にエスカレートして現在のようにルイとセラが一緒に居られることがほとんどなくなったらしい。

またバーラがセラとルイの関係を邪魔するようになったのはルイがそのうち村長になることを知ってからセラのことを邪魔するようになったらしい。もしかしたらビアンカが何かを言ってこの村でも乗っ取ろうとしているのかもしれないとそんなことを言っていた。

まぁ、ビアンカがやったことを思えばそう思われてもおかしくない。ただ、ビアンカの欲望が明らか強い。ビアンカはバーラをルイに嗾けた可能性も高いけど、バーラの様子を見る限りではルイのことを好いているようだった。だから以前、村長に作った貸しを利用してバーラとルイをくっつけようとして邪魔なセラを排除しようと躍起になっているのが現在の状態になっているのだと思った。