... live free!

65. Goblin Group Combat

私がゴブリンに向かって歩いているとゴブリンは、警戒しながらも仲間と目配せをしたかと思ったら、5匹ぐらい私の方に向かって走ってきた。そして私の近くに来ると各々木製の棍棒を振って来たがそれをよけて懐に潜りこむとそのまま首を切りつけて落としていく。

ユアの方にゴブリンをなるべく行かせないように気を付けるだけなのでゴブリン自体は、弱いからあっさりと片付く。そんな感じで他に襲ってきたゴブリンも片付けて行くと金属製の剣を持った先ほどとは明らかに格が違うゴブリンが3匹私の前にいた。

もしかして上位種かな?と思ったが倒せなくもないかな?と思いながら気を引き締める。

するとそのゴブリン達が動き出した。そして武器を振るうが先ほどゴブリンと違い無闇に振り回しているわけでなくしっかりと振れていてそれなりの技量は、あるように見える。オノマよりもしっかりと振ることができているかもしれない。でも、あの時の彼は、怒り任せだったからそう感じただけという可能性も少しは、あるのかもしれないけど…。

そんなゴブリンに囲まれてナイフでいなしたり避けたりしていたけどゴブリンの連携が上手くて攻撃できそうなタイミングが…。とそんなことを思っているときだった。

「レーナちゃん後ろ!」

ユアにそう言われてチラッと背後を見ると木製の棍棒を持ったゴブリンがこちらを殴ろうと振り上げている所だった。横からは、攻撃が来ようとしている。少し不味いかもと思いながらも横からの攻撃をナイフで弾いてから後ろに向かって回し蹴りをする。すると棍棒が私のフードに当たりフードが脱げると同時に私の蹴りがゴブリンの顔面に当たり首辺りから血が飛び散りながら体が少し宙に浮いてから横向きに倒れた。

今の攻撃は、少し危なかったかも…。もう少し後ろも気を付けようと思いながら固まっていた上位種と思われるゴブリンに急いで近づくとそのゴブリンは、こちらが接近していることに気が付いて剣を振ろうとしていたのでそれを躱しながらナイフで足を切り付けると態勢を崩したがすぐに他のゴブリンがやって来たため一旦距離をとる。

これで3匹の連携は、崩れるはず。そんなことを思っていると今度は、普通のゴブリンも混ざって攻撃をして来る。もしかして不味いかも?とそんなことを思ったけど流石に彼等とは、上手く連携は、取れていなかったためナイフで首を落としたり蹴り飛ばしたりして行動できないようにしていき数を減らしていく。

そうして立っているゴブリンが先ほどの3匹となった。