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76. About the state of the forest

エレナさんの所に寄るような用事あったかな?と思ったけどそう言えばエミリアさんに魔石を渡したことを思い出した。多分その受け取りかな?と思いながらエレナさんの所に向かった。

受付の所に行くとエレナさんが私に気が付いて声を掛けてきた。

「レーナさんこちらです」

そう言われてエレナさんの所に行くと早速報酬が渡された。

「魔石が100個以上だったので先ほど作業が終わったばかりですよ?ギリギリでしたが何とか間に合いました」

そう言われて中を見ると金貨4枚が入っていた。思っていたよりもたくさん貰えたかも?

「それにしても、ゴブリンの上位種の魔石が7個もありましたが今回は、たくさんのゴブリンと遭遇したのですか?」

まぁ、遭遇したと言えば遭遇したのかな?半分以上は、オノマ達のせいだけど…。とそんなことを思いながら頷いた。

「そうですか…因みにどの辺りで多く遭遇しましたか?」

「大体東門を出て山を3つほど越えた辺りからゴブリンをよく見かけました」

街の付近でも、少しゴブリンを見かけたけど先ほど言った辺りからは、よくゴブリンと遭遇した。それに、複数で行動していたゴブリンも多かった。

「山を3つほど超えた辺りからですか…」

エレナさんがそう言って気が付いたけどユアと一緒に依頼をこなしたときそこまで奥に行っていなかったからゴブリンとあまり遭遇しなかったかも?と思った。

「そういえばユアと一緒に依頼をこなしたときは、そこまで奥に行っていなかったからあまり遭遇しなかったかもしれません」

「なるほど…それなら奥の方に行くほどゴブリンの遭遇率が上がると?」

「多分?」

絶対とは、言えないけど街から離れたところの方がよく見かけていた気がする…。

「わかりました。そのような可能性があると報告しておきます」

「お願いします。それとゴブリンが持っていた武器があるのですが売れますか?」

そう言って棍棒と折れている剣などをいくつか出した。一応、一振りの剣は、残して金属製の物は、全部出した。

「ちょっと待っていてください」

エレナさんは、そう言うと出した武器を見ていく。

「金属製の武器は、鉄として買い取れますが棍棒に関しては、申し訳ないですが買い取ることは、難しいです。薪ぐらいには、なるかもしれませんが武器として使えるかというと…」

と申し訳なさそうに言って来た。まぁ、この棍棒は、売れるのかな?そう思って出しただけだから気にしなくてもいいけど…。

「大丈夫です。売れる物だけお願いします」

「わかりました」

そう言って奥の部屋にその武器を運んでいったので売れないものを回収しておく。それからしばらくするエレンさんが戻って来た。

「これが買い取り代金でこれが森の調査による報酬です」

そう言って銀貨3枚と銀貨5枚を受け取った。

「…毎回森の調査での報酬をもらっているけどこんなに貰ってもいいの?」

「問題ありません。レーナさんは、それだけの情報を持って来ているので気にする必要は、ないです。ですが、そろそろ根本的な解決に乗り出すと思うので次で最後になるかもしれません」

次でこの依頼も最後か…。ようやくこの依頼も終わるという事かな?

「ようやくこの依頼も終わるという事ですね」

「そうなります」

「…じゃあ、そろそろ戻りますね?」

「気を付けてくださいね?」

「はい」

そう言ってギルドを後にした。