Reincarnation Monarch

Chapter 1434: Uncertain Elements

「嫌いじゃないだって?何をかっこつけているんだお前は」

すかさずのカルラの突っ込みに、ガイウスが反論した。

「いや、だってまだ会ったばかりだよ?わかんないって」

「本当かね~?わたしには鼻の下が伸びているように見えるがね~?」

「伸びてないって。そんなことよりこの後どうするのさ?」

ガイウスが話を変えようとした。

だがカルラがそれを許さなかった。

「何を次の話題に行こうとしているのさ」

「だからまだ判らないって言っているだろ?しつこいな」

「しつこく聞くに決まっているだろ?何せ事は重大なんだからな」

カルラが先程までとは打って変わって真剣な表情となった。

ガイウスは驚き、言葉が出なかった。

すると傍らのシェスターがガイウスに代わってカルラに問いかけた。

「ガイウス君とイオーヌの関係性が今後重要となってくるとお考えですか?」

カルラが大きくうなずいた。

「ああ、わたしはそう思うね。どう考えてもカルビンはさして重要とは思えないからね」

「……カルビンは……あの男の役割はなんでしょうか?」

「ローエングリン教皇国にとっては重要人物だろう。だが我々にとってはそう重要ではないと思う」

「所詮人の世の栄華に過ぎぬと?」

「そうだ。神であるルキフェルにとっては、どうということもない男だ」

「確かに。ですが、ルキフェルはカルビンと友誼を結んでおります」

「友誼とはいっても、ルキフェルはその正体を明かしてはいない。ならば、単なる駒の一つに過ぎないのではないか?」

「なるほど。ですが、駒というのならばイオーヌも駒の一つに過ぎないのでは?」

「そうだな。これまではルキフェルにとって駒の一つに過ぎなかったのだろう。だが……」

「今回は当てが外れた……ならば駒の一つとは言えなくなる。そういうことですか?」

「そうだ。ルキフェルにとってイオーヌは不確定要素になったのじゃないかと思ってな?」

シェスターは腕を組んで深く考え込んだ。

そして考えをまとめると、ゆっくりと静かに口を開いたのであった。

「しかし、神であるルキフェルならば、当然我々は今も見られているのではないですか?」

するとカルラが凶悪な表情となった。

「それはどうかな?」

「……見られていないと?」

「わからん。だが全てを見透かせているようで、そうでないとしたら……」

するとシェスターもまた凶悪な面相となって言ったのだった。

「もしかしてカルラ様は、我々がルキフェルを神だと恐れ過ぎていると仰るのですか?実のところルキフェルもそれ程の力を有しているわけではないと?……」