あの後、パオへ帰っても喧嘩をやめなかった二人にルッチの雷が落ちた。
二人はルッチのお説教を聴きながら縮こまっていた。
「でも、ジュムカ様が」
「ジュムカ様が?」
おっとカリンが何か言い訳を始めたぞ……。なんだか、ルッチの視線がこっちに来たんだけど。
「ジュムカ様、お話があります」
背筋が凍るようなルッチの声に、捌かれる羊のように大人しくルッチの元へ向かうのだった。
二人とも今夜のオシオキはさらに倍だ。
夕食後の一時を終えて俺はカリンとグウの二人を指名して来るように命じた。
二人は俺の後ろに着いて来ているのは、わかるが、互いが互いに意地をぶつけ合っているのがわかる。
これはエレンとシャオランの時の仲良く喧嘩しているわけではなさそうだな。
「旦那様」
「ジュムカ様」
「「今日は私たちですので、エレンさんとシャオランさんは関係ありません」」
うっ、なぜばれた。もしかして声に出していたか? 危ない危ない。
部屋に入って二人が俺の前に座った。
さて、どうしてやろうか、そう考えていれば二人が俺の顔を見てなんか笑顔が引きつっている気がする。
そう思って口元に手を当ててみると自分が笑っている事に気づく。
「おいで」
そう言って膝を叩けばカリンが立ち上がって一度グウの方を向いてにやけた後に俺の膝の上に座る。
カリンは他の子よりも一回りどころか二回りほど大きい。
俺の体が大きいからというのもあるが、他の子では胸あたりに顔がある。
だが、カリンは俺と顔を並べることが出来る。
いつもならここで口付けをカリンはせがむのだが、今日はあえて無視して首筋に噛み付く。
「ひゃあ!」
カリンの可愛らしい声に満足し、カリンの服の胸紐を外す。
カリン用に新しく作った服で、作るのが大変だったと言われた。
一番大きなカリンの胸を服の隙間から取り出し、その大きな胸を下から持ち上げる。
重い。いつ持ちあげても手に心地いい柔らかさと重さがある。
「ジュムカ様、あの、ジュムカ様ぁ、チュッ」
俺に可愛がられているカリンが切なそうに俺を呼んでいるが、無視されているのに我慢出来なかったのか、顔を上げて俺の頬へ口付けを落とした。
何度も何度も口付けし、頬を舐めてくるカリンをあえて無視してカリンのボリュームたっぷりの胸を可愛がる。
前を見れば服を脱いで女の子座りをしているグウが俺に無視されているカリンをニヤニヤ見ている。
両手の人差し指で両方の乳首を同時にクリクリと動かせば俺の顔に口付けしていたカリンも感じ始め俺から顔を離す。
カリンを胸元へ引き俺に寄りかからせる。
「グウ、準備を始めなさい」
普段ならカリンが言う台詞を俺が言うとカリンが不思議そうな顔をした。
グウも不思議そうな顔をしながら犬の体位に移ると俺はカリンの足を下から持ち上げ立ち上がる。
いきなりの俺の行動にカリンも慌てて手を動かし俺に掴みかかる。
体が大きい分カリンは少し持ちにくいが、俺の力なら余裕で持ち上げられる。
「な、な、なんですか、この子供におしっこさせる格好をさせるんですか」
カリンは顔を真っ赤にしながらそんな事を言うが、それを無視してグウの所へ向かった。
グウの前で俺が膝を折って座り、そのまま体を前に倒す。
カリンは、俺に捕まっていた手を離しグウの顔の横辺りに両手を置いた。
グウの大きく開いた足の間にカリンの足を置き二人の間に手を入れてカリンの服の前側を横へずらす。
二人が折り重なり、少し体重をかけてカリンをグウにのしかからせれば、二人の割れ目が重なった。
「カリン……様。重いです。それに胸が、胸が顔に潰れて」
「もう、何よ。ふん」
グウはカリンの胸に顔を押しつぶされて文句を言っていたので俺は少しだけ抑えていた手を離す。
カリンも床に手を付いて体を少し持ち上げるが、その大きな胸はまだグウの顔を軽く覆っている。
「カリン……様の胸が私の顔を擦ってきます」
「仕方ないでしょう。嫌なら退きなさい体を今起すから」
そう言うカリンを俺は腰を掴んで抑える。
「えっと、ジュムカ様?」
「旦那様?」
「今日はこのままするぞ」
そう言って二人を手で押さえつけて視線を二人の下半身へ移す。
充分濡れた二人の割れ目が俺のモノを待っているかのようだ。
二つの割れ目が重なるとこんな感じなのか。
そう思ってゆっくりと俺のモノをカリンの割れ目に擦り付ける。
「あう、こんなの、恥ずかしい。お願いします。いつもみたいに普通に」
「旦那様、私も、いつもみたいに、ちゃんと待ちますから」
二人とも顔を真っ赤にして俺に懇願してくる。
なるほど、いつもは個別でしているが、こうやって二人で重なってやると恥ずかしいのか。いい事を聞いた。
カリンの入り口でこすり付けていた俺のモノを二人の間の僅かな隙間に入れてみた。
「「ひゃう!」」
二人同時に声を上げた。
ゆっくりとこの隙間を動きながらカリンの腰に当てた手を床の方向へ体重をかける。
するとカリンの体は降りてきて隙間がなくなっていく。
二人の割れ目の上部に挟まれ擦り付ける気持ちよさに思わず腰が速くなる。
「あ、あ、なにこれ?」
「入ってないのに、旦那様を感じる」
そっか素股はふたりにしたことなかったもんな。
「カリン……様のも感じる。あん」
「う、唇で私の胸を弾かないで」
二人が絶妙な声を上げながら感じているのがわかる。
もう充分と思い。俺はカリンの腰を強く掴み、腰を引き、またカリンの割れ目に俺のモノを合わせ膣内へ挿入れていった。
若々しく大きいながらも、きつく絞めてくるカリンの膣内を進めばカリンの背は軽く弧を描く。
奥まで挿入すればカリンもすぐに落ち着いて呼吸を整える。
さっきまで素股で我慢していたのがいけなかったのか俺の腰は止まるのを許してくれなかった。
カリンのお尻に腰を打ちつけてカリンの膣内をえぐる。
「あ、大きい。あん、あん、ジュムカ様、あ、駄目、だから、先っぽをいじらないで」
カリンの言葉を不思議に思い。腰を止めずにグウを見ればグウがカリンの乳首を口に挟んで刺激していた。
「こんな大きい物目の前でブラブラさせて」
「あ、あん、やめて、駄目」
グウは揺れるカリンの胸を両手で押さえ左右の乳首を交互に吸い刺激していた。
「あんたなんかに、あん、駄目、ジュムカ様、助けて」
ついに刺激に耐えられなくなったのか、カリンが俺に助けを求めた。
俺は腰を動かしたまま視線をグウへ向ける。
「グウ、カリンの胸は俺とこれから生まれてくる子供のものだ」
「あん、そうよ、駄目、少し休ませて」
「だから、丁寧に扱え」
「ちゅぷ、はい」
カリンの乳首から口を離し、グウはにっこりと微笑んでそう答えた。
後ろからだから表情はわからない。だが、カリンの膣内が震えて強く締まった事からカリンの気持ちが伝わる。
「カリン、さらに激しくいくぞ」
「は、はい、でも、でも、でも、もう、無理」
さらに腰を強く突き出しカリンの膣内をえぐる。
ここまで激しくするのはロチェだけ、アンはもう年だから優しくお願いしますと懇願されてしまった。
ロチェもロチェで激しくされるのを好むが壊してしまわないかの心配もある。
だが、カリンは、この体格。まだ若い体。そして本人は無意識だが、強く求められる事。それらを好んでいる。
「ここまで激しく出来るのはカリンだ(・)け(・)だ。いいだろう」
「ずるいです。ジュムカ様、あん、ずるいです。ずるいです。あん」
その言葉を了承として激しく俺のモノをカリンに突き刺した。
カリンは俺の腰の動きに合わせ背を仰け反らせ腰をくねらせて俺の動きに応える。
俺は最後の仕上げとばかりにカリンの腰を強く掴み奥へとねじ込み突き刺し、膣内を溢れさすつもりで射精した。
俺の射精と共にカリンは大きく背を反らせビクビクと震えた後にゆっくりと体を下ろし、呼吸を整えていた。
「んぎゅう。苦しい。苦しい。死ぬ」
カリンの下で苦しむグウが可愛くて少し見ていたかったが、かわいそうなので少しだけカリンを持ち上げる。
カリンも呼吸が乱れているだけでまだ出来そうだ。グウに挿入れたらもうカリンには挿入出来ない。
カリンもグウも南の人間だし大丈夫だと思うけど、グウはそういうところは抜け目ないからカリンにドヤ顔で話しそうだし……。
それに、もう少しカリンを味わいたい。
「カリン、呼吸が整ったら、次は優しくゆっくりな」
俺が耳元でそう囁くと、カリンの背がビクッと跳ね上がるのがわかる。
「も、もう充分で、あああ、敏感に、敏感になってますぅ」
ゆっくりと、味わうようにカリンの膣内を犯していくのだった。
二回目の射精を終わらせカリンも息も絶え絶えの状態だが、ゆっくりやったお陰か、落ち着いている。
カリンの膣内から俺のモノを抜いて自分で少し拭く。
「その、ジュムカ様、もう私は終わりでしょうから、ここを退いてもいいですよね?」
カリンがそう提案してきたが、俺は何も言わずにカリンの頭を撫でる。
グウの腰を掴み少し浮かせ、挿入しやすいように俺の位置をあわす。
「あ、やっとです」
「そうですか、今日はこのままですか」
なんかカリンの諦めたような声が聞こえた。
ゆっくりグウの膣内へ侵入する。
「あっあっあっあっ」
小刻みに揺らしながらグウの膣内へ俺のモノを満たしていった。
「あら、本当に良い表情ね。傾国の娘っていうのは本当みたいね」
呼吸を整えて少し落ち着いたのかカリンがグウの顔を撫でた。
「ジュムカ様、これもジュムカ様と子供のものですよね?」
カリンは顔をこちらに向けてグウの胸を優しく撫でている。
「ああ、大事に扱え」
「はい、もちろん、さっきと同じくらい優しく扱います。やさしく。ね」
カリンがグウへ向かってそう言うとグウの膣内がキュッと絞まった。
「さっきは沢山やさしくあつかってくれてありがとうございます。ふふふふふ」
「あ、ちょっと、駄目、強い。優しく扱えって、あん、駄目、そこぷるぷるさせないで」
「ふふふふ」
カリンは仕返しとばかりにグウの胸に掌を重ね。撫で摩るように動かしていった。
グウも抗議しようとしても、その感触と俺の動きによってただ喘ぐだけだった。
「本当に顔も体も噂どおりの男を惑わす感じね」
いつもなら見えるグウの美しい感じている顔がカリンで見えないが、その声だけでも充分である。
グウの膣内へ射精し、ゆっくりと引き抜いた。
グウは俺とカリンとの責めに耐え切れずにそのままぐったりとしてしまうのだった。
グウから離れるとカリンは俺が退いたのを確認し、グウの上から離れた。
グウの開かれた足を閉じてあげて毛皮を被せてやっていた。
なんだかんだにらみ合っていてもエレンとシャオランみたいに相手の事を思いやれるんだな。
「ジュムカ様、グウさんはジュムカ様を拭かずに寝てしまいましたわ。ですので私がお拭きします」
そう言ってカリンは俺の体を拭く。
俺、カリンと拭いた後、カリンは毛皮を持ってきて俺に羽織らせてきた。
「ジュムカ様、もう少し夫婦の語らいをしましょ。あの子はもう寝てしまったのだから起すのは可愛そうですし、少し離れて」
そう言ってカリンはぴっとりと体をくっつけてきた。俺は、カリンを抱きしめ俺の手に頭を乗せさせる。
ゆったりと静かな夜、俺とカリンが眠るまで夫婦の他愛ない会話を続けるのだった。
次の日
自分が一人で寝かされ、俺とカリンが抱き合って寝ていることにグウは不貞腐れて、しばらく機嫌が悪かった。