The Death Mage Who Doesn’t Want a Fourth Time

On chapter 10 character introduction

●ヴァンダルー・ザッカート ダンピール(母:女神) 十一歳 男性

ラムダ世界に産まれて、十二年目。やっと人間社会に真っ当(?)な形でデビューした主人公。

当初の目的は「ヒヒリュシュカカを奉じる原種吸血鬼の生き残りのビルカインと、自分を狙っている転生者のムラカミ達を適当な町で待ち伏せる」事。商業ギルドでの登録等はついでで、目的が果たせれば登録できなくても構わなかった。

ただ目的である原種吸血鬼と転生者達を倒すまで、町に居続ける理由が必要なので、商業ギルドから仮登録を抹消される事や、衛兵に捕まるような真似はしないよう、目立たず屋台をするつもりだった。

しかし前章でのハインツ達との戦いや、ダルシア達との合流、そして商業ギルドのヨゼフからの嫌がらせと、想定外の事態が起きたため、予定を変更する事になった。

そしてハジメ・フィトゥンがあからさまに町ごと巻き込んで攻撃してきた事で、既に瀕死だった「目立たない」と言う予定は完全に息の根を止められる事になったのだった。

それと同時に友達とペットが増え、弟子が出来、仲間も増えたので、その事には特に不満には思っていないようだが。ヴィダ信者も増えているようなので、『ヴィダの御子』としての役割も果たせたと考えているようだ。

ビルカインとの戦いでは前章で重要性を思い知ったはずの杖を忘れたりしたが、ハジメ・フィトゥン戦ではその分ギュバルゾーの杖を活用して戦っている。

また、脳を使わずに魂で直接身体を動かしたり、切り落とした腕がいつの間にか新しく生えていたり、不死性も強まっている。

【魔王】や【デミウルゴス】等のジョブを経る事で亜神に至り、魂を再構成する際に発生した無数の分身を御使いとして仲間に派遣する事が出来るようになっている。

ちなみに、亜神とは「肉体を持つ神」を意味するもので、神としての地位には関係無い。『太陽の巨人』タロスや、その親でありアルダやヴィダと同じ大神の『巨人神』ゼーノも亜神である。

亜神に至った事自体には、「これで、より皆の力になれる」と思った程度で、「俺は今世紀の神になった」等特別な思いは抱いていない。

しかし亜神化の影響で、ヌアザの「巨大ヴァンダルー像計画」が遂に始動してしまい、国家的プロジェクトとして国権の最高責任者の反対を押し切って進められている事は憂いている。

国民の貴重な血税と労働力は、もっと他の重要な案件に使われるべきだと訴える皇帝の声は、世論と言う名の国民の意思によってねじ伏せられ、建造工事は昼夜問わず一日三交代制で進められている。

それに対して皇帝は使い魔王を動員し、粘り強く、しかし他人に迷惑をかけないよう注意しつつ、抗議活動をしているが……賛同者は一向に集まらないのだった。

なお、しているのはあくまでも抗議活動であり、妨害活動では無い。

モークシーの町では、一般の人々からの認識は「ダルシアの息子」で、知名度は母の方が数段上。しかし領主である伯爵やテイマーギルドのマスターであるバッヘム、歓楽街やスラム街の住人などからの知名度はヴァンダルーの方が高い。

前者はユリアーナの件や新種の魔物を次々に報告しているから、後者は『歓楽街の真の支配者』である事を隠そうとしなくなったからである。……マイルズが人目のあるところで「ボス」と呼んでいるため。

当初普通に問屋から仕入れた肉を焼くだけだった串焼き屋台は、今やヴァンダルー自身やダルシアが魔境で狩りを行い、手に入れた魔物の肉を使った串焼きを安価に販売する名物屋台と化している。

裏路地でゴブリンやコボルトの耳を刻んで作った肉団子のスープや、サンドイッチを売っていた屋台の店主達に、ゴブゴブやコボルトの蒸し焼きの作り方を教えてフランチャイズ契約を結んでいるため、生活も安泰である。

このため裏路地の屋台がピンクのハートマークを飾った屋台になり、ある意味歓楽街らしくなっている。

なお、コボルトの蒸し焼きはコボルトがある程度脅威である事と、コボルの木の葉を必要とするため広まり難いようだが、ゴブゴブの方は食糧事情が厳しい辺境を中心に今後広まっていきそうである。

『変身装具の守護聖人』と言う二つ名も手に入れた。何故「製作者」ではなく「守護聖人」なのかと言うと、ダルシアが聖女、聖母と呼ばれている関係で、共同神殿の司祭達全員が同意して「守護聖人」と認定した結果である。

……将来、変身装具は聖具として認定されるのかもしれない。

ちなみに、皮肉な事に共同神殿のアルダやフィトゥンを信仰する司祭も、ヴァンダルーを「守護聖人」と認めた事になる。

夢でバンダーとの再接続が可能になった事で『オリジン』の情報も手に入るようになったが……雨宮夫妻の普段の様子を知る度に視線が遠くなるようだ。

●ダルシア カオスエルフソース 0歳(蘇生後) 女性

前章では魔王の母として神に選ばれた勇者を、八つ当たりで薙ぎ倒したが、今章では魔大陸での宗教活動(コンサート)をお休みして親子の時間を過ごした結果、聖女で聖母と称えられるようになった。

その美貌故に不良衛兵にセクハラされたり、職場が歓楽街の裏路地という立地の為セクハラでは済まないレベルで絡まれたりしている。しかし、ダークエルフだった頃はヴィダの新種族に対する迫害が行われていたアミッド帝国側で冒険者として活動していたので、実は絡まれるのも経験済みで慣れていたりする。

更にダークエルフだった頃とは比べ物にならない程実力が高まっている上に、魔王が居るので大抵の存在が怖くなくなっているのだが。

そしてモークシーの町に滞在する作戦の目的を達成するために、ヴァンダルーと同じく目立たず活動するつもりだった。しかしヨゼフの妨害によって仕入れを自分達で行うようになって、その意思が緩んだ。

そこに共同神殿のヴィダの司祭であるポーラ司祭に講演を依頼されて、完全に「目立たない」事を忘れた。

……魔王と女神の化身が、目立たないなんて最初から無理な話だったのかもしれない。

ただ穏やかな性格は変わっていないため、多少絡まれても実害が無ければ水に流そうとする。エドモンドが持ちかけた神殿に偽装した娼館の話などが、それに当たる。

ただ、正門での戦いの後絡んでくる者は激減した。……その代わりに、握手やサインを求めるファンや親子連れ、拝みに来る信者が激増している。

しかし『ヴィダの化身』で本人の感覚も宗教人(芸能人?)であるため、特に人見知りせず対応している。

宗教活動(コンサート)や戦闘以外での変身には抵抗があったが、パレードは彼女にとって公的なイベントへの協力、つまり仕事なので例外と言う認識であるようだ。

ヴァンダルーが集めた素材やオリハルコンの骨格、そしてヴィダの神域で行われた特訓によって戦闘では高い実力を持っている。

肉体を変化させる【混沌】スキルを使用して、ビルカインの肉体を乗っ取ったヒヒリュシュカカを肉弾戦で圧倒。更にハジメ・フィトゥン戦の正門で行われた戦いでは、その【混沌】や【千変闘術】を使わない状態で戦い抜き、最後は受肉した英霊に止めを刺している。

その実力はS級冒険者に匹敵する。しかし実戦経験が浅く、実力を隠すのが苦手なためロドリゲスなど、実力を見抜く目を持つ者にはある程度見抜かれてしまっている。

●サリア&リタ タルタロスメイドチーフアーマー ?歳 女性

霊体部分を消してダルシアの荷物の中に入る方法で町に潜入した、リビングアーマー姉妹。

町ではヴァンダルーが購入した自宅から出ず、侵入者に備えながらメイド業に専念していた。ただ一度伯爵が放った密偵達を見逃しているが、それは密偵達が吸血鬼や転生者の手の者では無いと言う判断からである。

その時霊体を消し、ただの鎧の振りをしたため、当時ヴァンダルーの家で暮らしていた唯一の女性であるダルシアが、ビキニアーマーやハイレグアーマーの所有者だと密偵達に思われている可能性が高い事を、ダルシア本人が若干憂慮している。……今なら、密偵達もあれはヴァンダルーが作った変身装具の試作品や、作成途中の未完成品なのではないかと推測しているかもしれないが。

ビルカイン戦では彼の側近である貴種吸血鬼マギサをメイドにするべく二対一で戦っており、その経験から【冥土槍斧術】や【冥土薙刀術】等の上位スキルに覚醒している。

そして倒したマギサはヴァンダルーによってヴァンパイアゾンビとなって甦り、彼女達姉妹の後輩となったのだった。

数万年生きた上位の貴種吸血鬼であり、かつての上司だったマギサがゾンビメイドにされているのを目にしたビルカインの部下だった従属種吸血鬼達は震え上がり、改めてヴァンダルーに絶対の忠誠を誓ったと言う。

●サム ディメンションロードキャリッジ ?歳 男性

レギオンの『ジャック』や、『迷宮の邪神』グファドガーンの【転移】の有用性に乗り物としての危機感を覚え、空を飛ぶだけではなく、空間を走る事に挑戦したサム。

結果、目的である【転移】のような走行には手が届かなかったが、空間と空間の隙間である亜空間に出入りし、走る事を可能とした。

移動そのものはサムが走って行っているので、別の場所に瞬間移動する事が可能になった訳では無い。しかし亜空間に存在している間、通常空間から干渉する事が不可能になる。

つまりサムは亜空間に居る間は、誰にも見られず、また傷つけられない無敵の状態となる。……逆に、亜空間に存在したまま通常空間にいる存在を攻撃する事も出来ないため、「敵がいない」だけの状態とも言える。

ハジメ・フィトゥン戦ではそれを活かして娘達と共に英霊達の魂を荷台に回収し、ヴァンダルーの元へ運んでいる。

ただ、空間属性魔術の高度な使い手ならサムに干渉出来る可能性も高いが……元々空間属性魔術は適性を持つ者が時属性と並んで少ない魔術なので、その心配はあまり無いのだが。

ちなみに、サムに対抗して努力していた幽霊船クワトロ号の努力が実ったかについては……次章で明らかになるかもしれない。

・名前:サム

・ランク:9

・種族:ディメンションロードキャリッジ

・レベル:55

・パッシブスキル

霊体:10Lv

怪力:10Lv(UP!)

悪路走行:8Lv(UP!)

衝撃耐性:10Lv(UP!)

精密駆動:9Lv(UP!)

快適維持:10Lv

殺業回復:3Lv

空間拡張:9LV(UP!)

空中走行:7Lv(UP!)

能力値強化:運搬:8Lv(UP!)

自己強化:導き:5Lv(UP!)

亜空間走行:3Lv(NEW!)

魔力増大:2Lv(NEW!)

・アクティブスキル

忍び足:2Lv

高速走行:6Lv

突撃:10Lv(UP!)

サイズ変更:7Lv(UP!)

槍術:3Lv

恐怖のオーラ:7Lv(UP!)

空間属性魔術:3Lv(UP!)

時間属性魔術:3Lv(UP!)

魔術制御:4Lv(UP!)

限界突破:3Lv(NEW!)

御使い降魔:1LV(NEW!)

・ユニークスキル

ヴァンダルーの加護

ズルワーンの加護(NEW!)

●グファドガーン 迷宮の邪神 ?歳 女性?

前章に続いて活躍している邪神。ビルカイン戦やハジメ・フィトゥン戦でモークシーの町に被害が出なかったのは、彼女の存在と働きが寄与している部分が大きい。

ダルシアが聖母で、ヴァンダルーが救世主だとすると、彼女はモークシーの町にとって守護神に等しいかもしれない。

グファドガーン自身は、特に何とも思っていないか、単に「ヴァンダルーにとって価値のある町」と考えているぐらいだろうが。

自身の功績を町の人間達が知らなくても、ヴァンダルーの僕を自負する彼女はヴァンダルーが評価しさえすれば満足なのである。

ただ、モークシーの町にヴァンダルーが滞在した事でユリアーナ等、将来有望なヴァンダルーの使徒が増えた事は幸いであると考えている。

……彼女が気にしていないモークシーの町のその他大勢の人々も、今回ダンジョンに対して覚えた恐怖心が、『迷宮の邪神』であり寄り代が町に存在していたグファドガーンのエネルギーになるので、ある意味町の人間から報酬を受け取っているとも言える。

やはり熱狂的なヴァンダルーの崇拝者であるグファドガーンだが、タロスヘイムで建造中の巨大ヴァンダルー神像についてだけは、ヴァンダルーに逆らって建造を支持している。

信徒には神を称えるための偶像が必要なのだと、邪神であると同時にヴァンダルーの信者である彼女は切実に考えているためである。

今章でアッガーに見せたように、彼女の肉体はエルフの美少女に擬態しているだけの寄り代であり、神造の魔物である。体内もまた迷宮となっており、精神を苛み、狂気に陥らせながらじわじわと嬲り殺しにすると言うエグイ仕様となっている。

その攻略難易度は侵入者に攻略させるつもりが無いため、ある意味で『ザッカートの試練』以上である。

●エレオノーラ 14歳(吸血鬼化当時の年齢 20歳 合計34歳)  ヴァンパイアプリンセスナイト (深淵貴種吸血姫騎士) 女性

ヴァンダルーのモークシーの町滞在をサポートする為、犯罪組織に潜入……正確には乗っ取っていた一人。

組織のトップである首領は既に殺してライフデッドにしており、使い魔王も設置されている。そして彼女は首領が護衛として侍らせている女剣士と言う立場に偽装していた。

ただ吸血鬼としての親であり、以前は奉じていた神であるヒヒリュシュカカとビルカインが滅びた後は、隠れ潜む理由も無くなったのでマイルズ同様に、ヴァンダルーの屋台を手伝ったりするなどある程度表にも出てきている。

更にヴァンダルーが『歓楽街の真の支配者』の二つ名を手に入れた事を知り、「じゃあ、『首領の情婦』である私は、ヴァンダルー様の情婦だと認識されている事に……なんて素晴らしい町なのかしら!」と一人町に対する愛着を深めている。

ただザディリスの呪いの効果か、それともヴァンダルーから受け取った変身装具の影響か、種族名にプリンセスとついてしまった事を気にしている。

「こんなのおかしいわ。私はそんな子供じゃないし、プロポーションだって……コスチュームだって子供っぽくはないはずよ。それにザディリスと違って、覚醒した上位スキルの【闘時剣術】には姫って文字はないし。

まさか、【時間属性魔術】の方が覚醒した時につくの!?」

等と思い悩んでいるようだ。

それをどこで聞きつけたのか、カナコからステージデビューのスカウトが来ているが、会話すると丸め込まれそうなので無視している。

ちなみに、変身装具を使わないと言う選択肢は存在しない。何故なら機能的に優れているし、何よりヴァンダルーが彼女の為に手作りした品だからだ。

ヒヒリュシュカカを奉じていた原種吸血鬼が全滅した事で、バーンガイア大陸の邪神派吸血鬼の組織は瓦解し、投降した従属種吸血鬼達がヴァンダルーの配下に加わった。彼等は本来なら、同じビルカインの血統に属している中で、最も上位の吸血鬼であるエレオノーラの部下になるのが筋だ。

しかし、以前アイラ達ヴァンパイアゾンビを部下として配属された時に、上司としての能力に欠けている事を自覚していた為、遠慮している。

その結果、従属種達は『ヴィダの寝所』から復活した原種吸血鬼達の下で鍛え直される事になったのだった。

●ベルモンド 約一万歳(吸血鬼化当時18歳)  ヴァンパイアエンペラーバトラー (深淵貴種吸血鬼皇帝執事 密林猿系獣人種) 女性

エレオノーラと同じく、犯罪組織に潜入していた。身分は首領の秘書で、ある意味とてもクノイチらしい役割である。

ただアルクレム公爵領ではしばらく前まで獣人種を差別する風潮があった影響で、一部の幹部達からは軽く見られていたようだ。しかし、首領が既に殺され組織を乗っ取られた事にも気がついていない者達からの差別なので、怒りを覚えるどころか憐れみすら感じていた。

更に犯罪組織の構成員とは言え、彼女の実力から見れば相手にならない者達ばかりだったので、油断していたら(実際に)尻尾を掴まれてしまった。

そんな失敗をしつつも、組織の掌握は進み、今や生きている構成員はヴァンダルー側に寝返った者達だけになっている。

町の外にはまだ物乞いの元締めや古売屋等の幹部が残っているが、それも吸収していく予定である。

なお、犯罪組織を運営していく予定は無く、組織は諜報を目的としたものになる。

チプラス達が死霊としてヴァンダルーに憑いている事で、モークシーの町にテーネシアの側近『五犬衆』が揃った事になるが、ベルモンドとしては「言われて見ればそうですね」と言う程度にしか思っていない。

テーネシアの配下時代の殆どを一人地底湖のほとりに建てられた隠れ家の維持管理に費やしていた為、面識が殆ど無かったためだ。

しかし、「生きたまま旦那様の部下になったのは、私だけですね」とは思っていたりする。

エレオノーラと同じく変身装具を受け取り、更にビルカイン戦でランクアップを遂げたが、姫に関する名前は着かなかった事にほっと安堵している。

種族名に「エンペラー」とついたが、これは「皇帝」ではなく、「皇帝の執事」を意味していると解釈している。

彼女の装具は長手袋と首輪で、変身すると燕尾服とクノイチを合わせたような格好になり……本人は気にしていないがリボンやフリルと方向は違うが、普通なら羞恥心を刺激されるかもしれない。

●アイラ 約三万歳 ヴァンパイアチェインロードゾンビ 女性

エレオノーラ、ベルモンドと同じく犯罪組織に潜入していた。役割はエレオノーラと同じく護衛の女剣士だったが、外見年齢が最も上で、更に下す指示が的確だった事から、彼女が護衛のリーダーで、エレオノーラは部下だと周囲には思われていたらしい。

【御使い降魔】スキルを初めて使用した人物で、ヴァンダルーの分身を身体に降ろし身も心も一体となる悦びを味わった。しかし、傍から見るとその様子は極めて奇怪だったため、邪神派吸血鬼に囚われていた子供達の多くに今も怖がられている。……アイラ本人はまったく気にしていないが。

アンデッドであるため犯罪組織に用が無くなった後も表にはでず、投降した組織の構成員の監視と訓練(調教)を日々の仕事としている。

元犯罪組織の幹部だったアンデッドを助手にする事で、裏切ったらどうなるのかを暗に示しているので、とても捗っている。

彼女も変身杖を遠慮していたが、ヴァンダルーから与えられた装具は杖では無く首輪と鎖だったため、ヴァンダルーの犬を自称する彼女としては拒否できず、寧ろ喜んで受け取った。

変身する事で魔法少女……と言うよりも、魔法少女の敵側として現れるような悪の女幹部染みた格好になるが……実際魔王配下の女幹部なので、あまり違和感は無い。

●カナコ・ツチヤ 二歳(外見年齢十五歳程) カオスエルフ 女性

彼女の【混沌】スキルでは肌の色を白くして普通のエルフだと装えなかったので、当初モークシーの町には潜入していなかった。しかし、ヴァンダルー達がビルカインを倒して残りの標的はムラカミ達転生者だけになったので、ダルシアと同じ里出身のダークエルフとして、町に堂々と入って因縁のある相手を待ち受ける事になった。

もっとも、彼女達の存在をアピールするまでも無く、ハジメ・フィトゥンやムラカミは動いていたのだが。

戦闘では【ヴィーナス】でヴァンダルーがタロスヘイムの建物の屋根に描いた絵や、旧スキュラ自治区のモノリス等を見た記憶を敵の記憶に焼き付けるという精神攻撃を思いつき、実行している。

使うには【ヴィーナス】の発動条件を満たさなければならないが、対象とコミュニケーション可能な状況である事がその条件であるため、戦闘では大体満たす事が出来る。

会話だけでは無く視線、ボディーランゲージ、魔術で創った鏡に映して見つめ合うのでも可。ただし、記録された映像やカナコが制御していない幻覚など、彼女の意思が存在しない物の場合は発動できない。

モークシーの町に居る間は普通のダークエルフの振りをしているので【混沌】スキルを使えない。しかし、ヴァンダルーの敵にとって効果が大きい攻撃方法である精神攻撃を編み出した事で、彼女の全体的な戦闘力は格段に上がっている。

【ヴィーナス】と変身、そして【御使い降魔】も含めれば、A級冒険者に匹敵すると思われるが……上位スキルを身に付けていないため、決定打に欠ける部分がある。

ハジメ・フィトゥン達との戦いでダルシア達の変身を見た人々の様子から、この世界の人間社会でも変身が受けると確信した模様。

ヴァンダルーの仲間に変身装具の使用者が増え、将来有望なユリアーナに、サイモンやナターニャ等アイドルとしてはともかく、変身装具の広告塔として活躍してくれそうな人物が増えた事を喜び、ほくそ笑んでいる。

もっとも、彼女自身の活躍は「ヴァンダルーと一緒に謎の賊と戦った」というもので、ダルシア達のオマケ的な部分があるが、あまり気にしてない。……ステージで挽回する予定なので。

その戦いでは昔の仲間を殺す側になった訳だが、ムラカミ達とはドライな関係だったためにあまり気にしていない。……正確には、「そもそも、あたし達全員『ブレイバーズ』の裏切り者ですよね? なのに自分が裏切られたら恨むというのはちょっと。あと尻軽って言うの止めてくれません? そりゃあ、転生して若返って少し小さくなりましたけど」と思っていた。尤も、ムラカミ達が言っていた「裏切り者」、「尻軽」等の言葉は殺し合いの場ではよくある挑発や威嚇で、本気で恨みたらしく罵っている訳ではないだろうとも解釈していたが。

ちなみに、資格を剥奪されたカシム達と違い、カナコ達は冒険者ギルドの身分を失っていない。……エルフの頃に作った物なので、ギルドで詳しく照合されると面倒な事になるが。等級はD級のままである。

彼女の変身装具は、発動するとフリルやリボンで装飾されたミニ丈のスカート姿に変化する。

・名前:カナコ・ツチヤ

・種族:カオスエルフ

・年齢:2歳(外見年齢15歳程)

・二つ名:【転生者】 【魔法少女】 【伝道者】

・ジョブ:マジカルダンサー

・レベル:0

・ジョブ履歴:見習い盗賊、魔術師、弓術士、盗賊、土属性魔術師、花火師、魔法少女、マジカルアイドル

・パッシブスキル

闇視

精神汚染:2Lv

直感:6Lv

死属性耐性:5Lv

敏捷強化:3Lv(UP!)

気配感知:5Lv

弓装備時攻撃力強化:小

高速再生:2Lv(UP!)

怪力:1Lv

魔術耐性:2Lv(UP!)

色香:3Lv(UP!)

自己強化:祖:4Lv(UP!)

自己強化:導き:4Lv(UP!)

自己強化:変身:3Lv(NEW!)

・アクティブスキル

土属性魔術:8Lv

水属性魔術:8Lv(UP!)

生命属性魔術:7Lv(UP!)

魔術制御:7Lv

歌唱:7Lv

舞踏:7Lv

短剣術:4Lv

格闘術:3Lv

弓術:5Lv

忍び足:5Lv

鍵開け:3Lv

罠:3Lv

投擲術:3Lv

調合:3Lv

砲術:1Lv

花火作成:3Lv

限界突破:1Lv(NEW!)

御使い降魔:1Lv(NEW!)

・ユニークスキル

ヴィーナス:10Lv

混沌

ディアナの加護

ヴァンダルーの加護

●ダグ・アトラス 2歳(外見17歳) 冥系人種 男

人種(人間)から冥系人種へと変化した転生者。

ハジメ・フィトゥンとの戦いではかつての仲間の命を奪ったが、「敵味方に分かれた以上、そんなもんだろ」とあまり気にしていない。前世でメリッサ以外との人間関係がドライなものだったのと、やはり性格の問題だと思われる。

ちなみに、ムラカミ達に止めを刺すのに武器として使ったヴァンダルーの右腕は、魔王の欠片の部分だけ貰い、武器として加工する予定。

モークシーの町での知名度は変身しない事が影響して、転生者達の中では最も低い。カナコやメリッサのオマケ程度である。しかし、それも勿論気にしてない。

気になるのは、カナコがメリッサをアイドルの道に巻き込もうとしている事と、……人間社会でもアイドル活動を始めないかである。

後、男ながら変身してしまったサイモンを生暖かい視線で見守っている。こいつもその内歌と踊りを仕込まれるのだろうなと。

実際には、流石のカナコもサイモンを男性アイドルにしようとは考えていない。彼女はサイモンを男性シンガーや、男性ユニットにするつもりである。

・名前:ダグ・アトラス

・種族:冥系人種(人種から変異!)

・年齢:2歳(外見17歳)

・二つ名:【転生者】

・ジョブ:念動魔戦士

・レベル:0

・ジョブ履歴:戦士、魔術師、狂戦士、魔戦士、花火師、念動力士、念動戦士

・パッシブスキル

死属性耐性:5Lv

気配感知:3Lv(UP!)

直感:4Lv(UP!)

筋力強化:5Lv(UP!)

自己強化:導き:2Lv(UP!)

暗視

念動力強化:6Lv(UP!)

状態異常耐性:1Lv(NEW!)

高速再生:1Lv(NEW!)

・アクティブスキル

格闘術:9Lv(UP!)

短剣術:8Lv(UP!)

投擲術:6Lv(UP!)

光属性魔術:2Lv(UP!)

風属性魔術:6Lv(UP!)

魔術制御:7Lv(UP!)

騎乗:5Lv

御者:2Lv

弓術:7Lv

並列思考:6Lv(UP!)

罠:2Lv

剣術:3Lv

鎧術:1Lv

魔闘術∶1Lv

限界突破:6Lv(UP!)

解体:1Lv

調合:3Lv

花火作成:4Lv

砲術:1Lv

御使い降魔:1Lv(NEW!)

・ユニークスキル

全方向視覚

フォースビジョン

念動力:10Lv

ヴァンダルーの加護

●メリッサ・J・サオトメ 二歳(外見年齢十五歳) カオスエルフ 女性

【混沌】で肌を白くできる為、カナコ達から一時離れ、エレオノーラ達と一緒に犯罪組織に潜入していた。

首領の護衛だが一人だけ毛色が違う(武器を持っていない、愛人らしくない等)ので、組織の人間からは首領の隠し子か何かだと思われていたらしい。

【アイギス】の結界で高い防御能力を誇るが、敵が【魔王の装具】を持っていると簡単に破られてしまうため、【魔王の装具】対策が目下の課題である。

ハジメ・フィトゥンとの戦いでは相手が強かったため、ヴァンダルーから渡されていた変身装具を使わざるを得なくなり、結果町で行われたパレードの先頭グループの一人となり、大勢の前で変身を披露する事となった。

ある意味一番の被害者かも知れない。

だがマジックアイテムとしての変身装具、そしてジョブとしての魔法少女やマジカルアイドル等の有用性は否定できないので、装具を手放せないでいる。

そして、ハジメ・フィトゥンの戦いの後で【魔法少女】にジョブチェンジしている。

ちなみに彼女が変身した姿は、装飾控えめなシンプルなデザインで、一見すると格闘系魔法少女に見える。

・名前:メリッサ・J・サオトメ

・種族:カオスエルフ

・年齢:2歳(外見年齢15歳)

・二つ名:【転生者】

・ジョブ:魔法少女

・レベル:0

・ジョブ履歴:見習い魔術師、魔術師、守護戦士、空間属性魔術師、結界師

・パッシブスキル

闇視

高速再生:1Lv

死属性耐性:5Lv

怪力:1Lv

魔術耐性:3Lv(UP!)

色香:2Lv(UP!)

自己強化:祖:2Lv(UP!)

自己強化:導き:2Lv(UP!)

直感:2Lv

杖装備時魔術攻撃力強化:中(UP!)

魔力使用量減少:4Lv(UP!)

魔力回復速度上昇:1Lv(NEW!)

・アクティブスキル

空間属性魔術:9Lv(UP!)

火属性魔術:4Lv

無属性魔術:2Lv(UP!)

魔術制御:7Lv(UP!)

錬金術:2Lv

短剣術:2Lv

格闘術:5Lv

弓術:5Lv

騎乗:3Lv

杖術:4Lv(UP!)

家事:2Lv

料理:3Lv

限界突破:4Lv

盾術:5Lv

結界限界突破:7Lv(UP!)

砲術:1Lv

御使い降魔:1Lv(NEW!)

・ユニークスキル

アイギス:10Lv

混沌

ヴァンダルーの加護(NEW!)

●マイルズ・ルージュ 数百歳 ヴァンパイアデューク(深淵貴種吸血鬼公爵) 男性

エレオノーラ達と同じく犯罪組織に『飢狼』のマイケルとして潜入していた。当初は口紅も使わず、口調も普段とは違う男らしいものに変えて演技していたが、ビルカイン達を倒した後は普段のものに戻した。

手下の歓楽街やスラムのチンピラやゴロツキ達はかなり戸惑ったが、口調が変わった事と唇が鮮やかになった事以外はそれまでと同じだったので、「そう言う人なのだ」と理解されたらしい。

エレオノーラやベルモンド、そしてアイラと違い、グーバモンの部下として選王国で活動していたため、ある程度名前が知られている。そのため偽名を名乗り、故意に昼間から出歩くなどして吸血鬼に見えないように工夫している。……もし「貴様、『接吻』のマイルズだな!?」と見破られても、日光を浴びながら「あら、ワタシはマイケルだけど、人違いじゃないかしら」と押し通すつもりである。

対ビルカイン戦ではビルカインの腹心であるモルトールと、そしてハジメ・フィトゥン戦では英霊のキゼルバインと一対一で戦い、勝利している。後者は相手に制限時間がある状況での粘り勝ちだが、勝ちは勝ち。

その実力は既に平均的なA級冒険者を超え、歴代のS級冒険者と比べても遜色無い水準に至っている。

ランクアップとジョブチェンジを経験し、吸血鬼公爵、そして【冥獣闘士】と言うジョブに就いた。

町では犯罪組織がほぼ瓦解したため、手下を纏めて警備会社を設立し、元からある程度信用されていた歓楽街やスラム街を中心に活動している。

そのため歓楽街とスラム街の治安が向上し、結果的に町に貢献している。なお、警備会社を設立するアイディアはメリッサが提供したものである。

なお、犯罪組織の残党でヴァンダルー達に投降した者達の多くは、会計係などの事務職に携わっており、アイラの教育を受けた者の殆どは、警備会社の事務職として再雇用されている。

ハジメ・フィトゥン戦の二日後に行われたパレードにマイルズが加わった事で、いよいよ飢狼警備会社は堅気としての道を歩み始めている。

・名前:マイルズ・ルージュ

・年齢:数百歳

・二つ名:【接吻】 【飢狼】

・ランク:12

・種族:ヴァンパイアデューク(深淵貴種吸血鬼公爵)

・レベル:95

・ジョブ:冥獣闘士

・ジョブレベル:0

・ジョブ履歴:見習い盗賊、盗賊、魔術師、火属性魔術師、格闘士、魔闘士、爪牙戦士、暗殺者、暗闘士、闇夜闘士、獣闘士

・パッシブスキル

闇視

剛力:3Lv(UP!)

高速再生:10Lv(UP!)

状態異常耐性:7Lv(UP!)

精神汚染:1Lv

身体超強化:爪牙:1Lv(身体強化から覚醒!)

無手時攻撃力増強:中(無手時攻撃力強化から覚醒!)

気配感知:5Lv(UP!)

魔力増大:3Lv(UP!)

自己強化:導き:5Lv(UP!)

死属性耐性:1Lv(NEW!)

・アクティブスキル

業血:4Lv(UP!)

高速飛行:9Lv

限界超越:5Lv(UP!)

罠:4Lv

忍び足:6Lv

短剣術:4Lv

冥獣爪闘術:1Lv(格闘術から覚醒!)

無属性魔術:1Lv

火属性魔術:6Lv

魔術制御:3Lv

魔闘術:5Lv(UP!)

詠唱破棄:2Lv

暗殺術:5Lv(UP!)

鎧術:3Lv(UP!)

獣化:3Lv(UP!)

御使い降魔:2Lv(NEW!)

・ユニークスキル

警鐘

ヴァンダルーの加護

●ザディリス 年齢:300歳 グールムーンウィザードプリンセス 女

ビルカインを倒した後、ヴァンダルーにテイムされている従魔と言う事でモークシーの町にはいった。

戦力の増強と、町の人々に生きているグールと交流する事で、グールも同じ知的種族なのだという事を知ってもらう機会とする事が目的であった。

……ハジメ・フィトゥンが町全体を巻き込む作戦を実行したため、結果的に目的は大成功。町の人々、騎士等上流階級にもファンが出来た。

これは彼女達の美貌と、「レベリングを監督する感覚で」彼女達が正門の戦いを行ったためで、騎士や冒険者、傭兵の中には明らかに自分達より強いのに、そして従魔と言う立場だから必要も無いのに自分達に気を使い、フォローし、叱咤激励するザディリス達に心を動かされたようだ。

『魔杖の君』と言う二つ名も、その人気ぶりを表している。……本来なら『魔杖の姫』となるところだったろうが、「立場上従魔である彼女を姫と呼ぶのは宜しくないのでは?」 「逆に迷惑になるかもしれない」と配慮した人々がいたため、姫ではなく君になったようだ。

しかし、『変身鬼姫』と言う二つ名もついてしまっている。姫は姫でも変身する屍鬼の姫なら問題無いだろうと思った者が一定の数以上モークシーの町には居るらしい。

もういっそ、このまま人間社会全体に魔法少女を広めていき、百年後には女は全員魔法少女という世の中になれば良い。そんな事を自棄になりながら考えている。

ちなみに、グールもヴィダの新種族の一種であると言う真実も噂と言う形でこっそり流している。

●バスディア 外見年齢27歳(35)  グールアマゾネスミッドナイトクイーン 女性

母のザディリスと同様に、ヴァンダルーの従魔として町に入った。その際テイマーギルドのバッヘムに彼女はグールウォーリアー、そしてザディリスはグールメイジと偽って登録している。

その後従魔を示す首輪を貰い、タレアを羨ましがらせている。

正門での戦いでは主に騎士や衛兵を鼓舞しながら戦っていた為、騎士や兵士の中にファンが多い。

彼女の装具は斧型で、変身するとレオタードとボディースーツの中間のような格好に装飾が追加された姿になる。鎧を着た状態で変身すると、魔法少女ではなく特撮物の女戦士か女幹部っぽい外見になる。

そのためカナコはバスディアがデビューする時は、自分達と同じグループでは無く、アイラや、ベルモンド、メリッサとユニットを組ませるのが良いのではないかと考えているらしい。

●タレア 274歳(肉体&外見年齢18歳) グールエルダーアーティザン 女性

ヴァンダルーがサイモンとナターニャに送る予定の、特製の義肢を創る手伝いをするためにグファドガーンの【転移】で町にやって来た。

ただ人間社会では人権の無い腕利きの職人と言う特異な存在であるため、ヴァンダルーの自宅から出ず、地下室で作業をしている。

ユリアーナの話し相手の一人。彼女の「ヴァンダルーの使徒は魔法少女にならなければならない」と言う誤解を解こうとやっきになったが、出来なかったようだ。

ヴァンダルーの従魔として首輪を貰ったバスディアとザディリスを羨んでいるが、「私はヴァン様の籠の鳥なのですわ」と考える事で持ち直している。

彼女の変身装具は日々の仕事でかかる肉体的負荷を緩和するためのもので、装飾は全く無いボディースーツ型。

日々武具を製作する仕事があるので、ステージデビューするのは仕事が一段落着いてからになる予定。ただ、カナコがダンスのレッスンの一環で教えているタイカントレーニングと言うものには興味を持っているようだ。……腰痛を防ぐ事が出来るらしいと聞いたので。

●ファング ?歳 ガルム 雄

スラム街の野良犬で、犬同士の縄張り争いに敗れ、飢えに苦しみながら偶然ヴァンダルーが購入した家の裏庭に流れついた。

体毛は灰色の毛並みの中型犬だった。性格は人間嫌いで獰猛だった。しかしヴァンダルーやダルシア、リタやサリアには忠実で素直。何故なら、ヴァンダルー達は人間では無く、そして自分より明らかに強い上位の存在だからである。

しかしマロル達に指導され、孤児院の子供相手にも愛嬌を振り撒くようになった。……仕草があざとい上に、既に魔物化しているので、何も知らない人にはただただ恐ろしいだけだが。

ヴァンダルーによって野良犬から魔犬、ブラックドッグ、ヘルハウンド、ヒュージヘルハウンドを経て、正門の戦いで同格から格上の魔物を何体も倒し、ガルムにランクアップした。

ガルムはこの世界では初めて発見された魔物で、血のような紅い瞳をした牛より大きい巨大な犬型の魔物だ。しかしヴァンダルーの足元にも及ばず、最近知り合った諸先輩方も自分より強いので、増長する事無く屋台の番犬を務めている。

・名前:ファング

・ランク:6

・種族:ガルム

・レベル:0

・パッシブスキル

闇視

怪力:5Lv(UP!)

気配感知:4Lv(UP!)

直感:2Lv

自己強化:導き:5Lv(UP!)

身体強化:牙、爪:5Lv(UP!)

精神耐性:3Lv(UP!)

火属性耐性:5Lv(UP!)

能力値強化:番犬:1Lv(NEW!)

・アクティブスキル

忍び足:3Lv

闇のオーラ:5Lv(UP!)

叫喚:3Lv

突撃:4Lv(UP!)

連携:5Lv(UP!)

炎のブレス:6Lv(UP!)

限界突破:3Lv(UP!)

舞踏:2Lv(UP!)

御使い降魔:1Lv(NEW!)

・ユニークスキル

ヴァンダルーの加護

●マロル・ウルミ・スルガ 1歳 獄炎鼠、死雪鼠、冥銅鼠 雌

ヴァンダルーとルチリアーノが行っていた、生金を仕込んだアンデッドと生物の交配実験によって生まれたネズミが、ブラッドポーションを飲んだ事で魔物化した三姉妹。

性格は陽気で人懐っこく愛想がいい……ように見せている。実際に人懐っこい性格だが、それ以上にプロとしての誇りを常に持つ、訓練されたネズミである。

その訓練を施したカナコは、「ネズミには、世界的なキャラクターになる素質があります!」と言ってマロル達にダンスや歌、芸、それ以上にマスコットキャラクターとしての在り方を教えた。

そして訓練を経たマロル達はモークシーに訪れ、屋台のマスコットキャラクターをしつつ、後輩(ファング)を指導し、気がつけば火鼠や濡れ鼠、鉄鼠と言う新種族に変化し、正門の戦いを経て更にランクアップした。

マロルは黒が混じった炎を燃やす毛皮を持つ獄炎鼠、ウルミは生命力を吸う冷気を放つ死雪鼠、そしてスルガは冥銅の毛皮を持ち、自由に硬化させ、また液体化させ形を変える事が出来る冥銅鼠。三匹ともランクは6で、鼠の魔物としては破格の強さに至っている。

・名前:マロル

・ランク:6

・種族:獄炎鼠

・レベル:0

・パッシブスキル

暗視

状態異常耐性:3Lv(UP!)

身体強化:前歯、毛皮、尻尾:5Lv(UP!)

敏捷強化:5Lv(UP!)

高速治癒:4Lv(UP!)

能力値強化:創造主:5Lv(UP!)

自己強化:導き:4Lv(UP!)

殺業回復:3Lv(UP!) 

炎熱無効

死属性耐性:1Lv(NEW!)

・アクティブスキル

限界突破:5Lv(UP!)

鞭術:4Lv(UP!)

鎧術:4Lv(UP!)

突撃:5Lv(UP!)

連携:4Lv(UP!)

魔術制御:4Lv(UP!)

射出:5Lv(UP!)

歌唱:2Lv(UP!)

舞踏:2Lv(UP!)

御使い降魔:2Lv(UP!)

・ユニークスキル

ヴァンダルーの加護

炎熱の毛皮:6Lv(UP!)

・名前:ウルミ

・ランク:6

・種族:死雪鼠

・レベル:0

・パッシブスキル

暗視

状態異常耐性:3Lv(UP!)

身体強化:前歯、毛皮、尻尾:5Lv(UP!)

敏捷強化:4Lv(UP!)

高速治癒:4Lv(UP!)

能力値強化:創造主:4Lv(UP!)

自己強化:導き:4Lv(UP!)

殺業回復:3Lv(UP!)

冷気無効

死属性耐性:1Lv(NEW!)

・アクティブスキル

限界突破:5Lv(UP!)

鞭術:4Lv(UP!)

鎧術:4Lv(UP!)

突撃:5Lv(UP!)

連携:4Lv(UP!)

魔術制御:5Lv(UP!)

射出:5Lv(UP!)

歌唱:2Lv(UP!)

舞踏:2Lv(UP!)

御使い降魔:2Lv(UP!)

・ユニークスキル

ヴァンダルーの加護

水氷の毛皮:6Lv(UP!)

・名前:スルガ

・ランク:6

・種族:冥銅鼠

・レベル:0

・パッシブスキル

暗視

状態異常耐性:4Lv(UP!)

身体強化:前歯、毛皮、尻尾:6Lv(UP!)

敏捷強化:3Lv(UP!)

高速治癒:6Lv(UP!)

能力値強化:創造主:4Lv(UP!)

自己強化:導き:4Lv(UP!)

怪力:3Lv(UP!)

身体伸縮(尻尾):2Lv(UP!)

死属性耐性:1Lv(NEW!)

・アクティブスキル

限界突破:6Lv(UP!)

鞭術:4Lv(UP!)

鎧術:6Lv(UP!)

連携:6Lv(UP!)

射出:3Lv(UP!)

歌唱:2Lv(UP!)

舞踏:2Lv(UP!)

御使い降魔:2Lv(UP!)

体毛操作:1Lv(NEW!)

・ユニークスキル

ヴァンダルーの加護

冥銅の毛皮:6Lv(甲鉄の毛皮から変化!)