この図は畏歴2020年のものである。

元キルヒナ王国領は分割され、イイスス教諸国に統治されている。

大陸の極北を攻めとった過去の十字軍でもそうであったが、厳寒の地への入植は困難を極め、十分な支援がないまま投入された2019年度の入植団は、その8%が凍死したと言われている。

陥落したリフォルムの所有権は、ティレルメ神帝国が入手した。

戦功の分配においては、ティレルメ神帝国が取得した女王ジャコバ・トゥニ・シャルトルの所有権が焦点となった。

結果的に、ティレルメ神帝国は彼女の所有権を放棄することで、リフォルムを手にした。

女王ジャコバは最後に残った民衆の待遇の保証を条件に投降したが、その約束は守られなかった。

教皇領の所有物となったジャコバ・トゥニ・シャルトルであったが、彼女は移送の途中に馬車から飛び降り、自害したと言われている。