The Marquis’ Eldest Son’s Lascivious Story
I'll have a sister servant who will take lust kindly_(Previous)
オディが座席に腰を下ろしたタイミングで、俺は立ち上がった。
無言で彼女の隣に座り込み、腰に腕を回す。
「あ……坊ちゃま」
ちゅ、と俺は唇を合わせることで返事をした。オディのほうが身長が高いため、俺が背筋を伸ばした形になる。
この数日間で俺の求めにもすっかり慣れたのだろう、オディは唇をこすり合わせるように顔をゆっくりと動かし俺に愛撫を返す。
その柔らかさに誘い出されて舌を突き出すと、ねっとりとした彼女の粘膜に絡め取られた。
じゅるじゅるという聞いているだけで股間が硬くなる水音を馬車の中に響かせる。俺は彼女の腰に回した腕に力を入れた。
「……いいか?」
そう尋ねながらも、俺は体を密着を深めていく。
テッシュは操縦のため客車の外の馬車操縦席に座っており、護衛たちは各自が騎乗してこの馬車を取り囲んでいる。
馬車の中にいるのは俺とオディの2人だけであった。性行為を始めても何の問題もない。
ところがオディはわずかに困惑の表情を見せた。
おそらく、外にいるテッシュや護衛たちに情事を聞かれてしまうことを考えているのだろう。
「オディ……」
俺は少し甘えた口調で彼女の名を呼び、その胸に顔を埋める。
防寒のために何枚も厚着しているせいで体の凹凸は分かりにくいが、顔を少し強く押し付けてみればその下にある母性の象徴を感じることができた。
「はい。今日もたくさん出しましょうね」
よしよし、とばかりに頭を撫でられる。俺が甘えた仕草をするとオディは甘やかしてくれるので良い。
ここ数日、俺はオディに甘えに甘えたセックスばかりしていた。オディも俺の取り扱いに慣れたようで何よりだ。
厚手の冬着をするりするりと脱ぎ始めたオディにあわせて、俺も服を脱いでいく。
「まあ……! もうこんなに……」
女性が服を脱ぐ光景、とりわけ冬服のような厚手のものを脱ぐ光景は非常にそそられるものだ。
布が一枚剥かれるたびに隠されていた女性としての膨らみや曲線があらわになっていく情景は、実に扇情的で、俺の肉棒をガチガチに固めるのに十分であった。
俺はテントのように張った下着を脱ぎ捨て、そそり立つ肉棒をオディの目の前に突きつけた。
彼女の視線を受けた肉棒はこの後に始まる行為を夢想したのか、その先端を透明な汁で濡らし始める。
「坊ちゃま、こちらにお座りください」
「ん? ああ」
灰色のキャミソール、象牙色のドロワーズの組み合わせの下着姿になったオディが立ち上がる。
豊かな胸元に目が行って思い切り吸い付きたくなるが、俺は彼女の言うままに座席に腰を下ろした。
揃えられた足の間から、ぴいんと立ち上がったペニスが顔を出して自己主張をしているのが少しだけ恥ずかしい。
「うふ。とてもお元気です」
するとオディは座席ではなく床に跪き、俺の両膝に手を触れた。
俺の足をご開帳させようと力を入れているのが伝わってきたので、喜んで足を広げる。
「もし坊ちゃまが、お嫌でなければですが……」
そう言って、オディはこれみよがしに人差し指を動かし、唇に当てた。お口で愛撫、要するにフェラチオをしてくれるらしい。
膝枕状態でオディの胸に吸い付きながら手でしごかれて射精されるという、気持ち良いけど恥ずかしい素敵プレイを連日していたのだが、今日はしてくれないようだ。
考えてみれば、馬車は寝室ほど簡単に掃除できるものではない。いつものように手コキで思いっきり天に向かって発射してしまっては、オディも後始末に苦労するのだろう。
手コキNGは残念だったが、オディによるフェラチオは実は始めてなので、俺としては不満はなかった。
セックスが完全に終わった後のお掃除フェラならされたことはあるのだが、愛撫としてしゃぶられたことはない。
メイド長から軽く指導を受けただけのミニットのフェラチオでさえ、俺は脳みそがしびれるほどの快楽を覚えた。そのメイド長を母に持ち、既婚で夫までいるオディの技術力を想像するだけで、ペニスが震えるようであった。
「嫌じゃない。すごく嬉しいぞ」
少し股間に力を入れて肉棒を上下に振ると、オディはくすりと笑ってその根本を手に取った。
そして彼女は猫が擦り寄るような動作で、俺の股の間に入り込んでくる。その慣れた動きがなんとも頼もしい。
「ちゅ♡」
亀頭の先端にオディの濡れた唇が触れる。
愛おしいものに対する接吻にも似た甘い口づけを受けたペニスは、一瞬にして興奮に染まった。
「ちゅっ……んぶ、ちゅっ……ぶちゅ……♡ ちゅる……ちゅちゅっ……」
オディはこちらを焦らしながら舌をゆっくりと這わせ、挑発するようにリップで音を奏でる。
悩ましげな上目遣いでこちらを見上げる彼女は、時折、垂れてきた前髪を手櫛で横に梳いていた。
その赤い髪を梳く様は色気にあふれていて、思わず前戯をすっ飛ばして膣に挿入をしたいと思うほどであった。
「あ……うぅ……あ、オディ、そこ、そこ、ああぁぁ…いい…」
「ふも♡ んー…ちゅりゅぅ…ちゅっ……んっ…んぅ……」
オディの口内の肉が俺のペニスを余すところなく包み込む。
最初は亀頭の先端だけだったその肉の抱擁は、次第に竿をも包み、やがて付け根まで達した。
裏筋にあたる舌がペニスの興奮に合わせるようにリズミカルに波打ち、それに釣られて急速に硬度を高めていく。
「あっ、あ、も……もう少し、ゆっくり、オディ……。う、オディっ……」
彼女の温かく心地よい口内にもっと浸っていたい。それは俺のペニスからの叫びであった。
その舌の動きは優しく、肉棒の全てを許容する慈愛に満ちたものである。
このまま解き放っても彼女はそのまま俺のすべてを受け入れてくる、そう確信を持てる。
「ん、ん……ずう……じゅ、ちゅっ、ぼっひゃまぁ……んっ……んっ……んっ♡」
射精をして受け止めてもらいたい、だがもっとこの愛撫に包まれていたい。
相反する2つの欲望が俺の脳髄で喧嘩を始め、俺はいつの間にか垂れていたよだれを音を立ててすすった。
「あぁ……うぅぅぅ……♡」
「んぶ……ちゅっ……♡ ちゅる……れぅ……ん……んんっ……じゅぶっ……」
亀頭と竿の間にたまった恥垢をこそげ落とすような執拗な舌の動きは、俺に激しい快感をもたらし、そして同時に羞恥心を引き出した。
ここ数日、湯船に浸からず布で拭いただけだった状態の俺の体、それも性器をここまで丁寧に舐められるのは気恥ずかしい。
俺の汚いチンカスを一生懸命にお掃除してくれているのだと考えるだけで、たまらない気持ちになる。
「んっ、じゅ。……っぷ! 坊ちゃま、そのまま出していただいて結構ですよ。……あむっ♡」
この快楽をもっと味わいたいがために射精を抑えていただけだったのだが、オディは俺が口内射精を遠慮していると判断したのかもしれない。
肉棒から一瞬口を離した彼女はそう言うと再び俺のモノを咥え込み、舌と口内の肉壁による愛撫から、口腔全体を使ったピストン運動に動きを変えた。
前後運動に加えて左右にちろちろと触れる舌の動き、頭を前後させることで少しずつ激しくなるオディの艶やかな呼吸。俺のペニスは瞬く間に音を上げてしまう。
「う……はぁ、お、あ、で、出そう……」
「んっ♡ んっ♡ んぅっ♡」
俺の限界を感じたのだろう、オディがとどめとばかりにピストンの動きを早め、俺の腰に両手を回した。
それは俺の精液を一滴残らず飲み干すという無言の宣言であった。
俺は彼女の後頭部を抱え込むように前かがみになり、押さえつけていた欲望を一気に開放した。
「オディ……出る、出る♡ 出るっ! うぐぅっ」
「んぅぅぅっ!!」
びゅるるる! びゅっ! びゅぐるっ!
俺の下腹部に埋まり、後頭部しか見えないオディに向かって俺は子種を解き放つ。
頭部を抱きしめる手に力が入るが、彼女は身じろぎせずひとつせずに俺の精を受け止めていた。
「あ、ああ……オディ、オディ……うぁ……」
こくんこくんと、ペニスを介してオディが精液を飲みこむ音、振動が伝わってくる。
彼女が精液を飲み込んでいるという事実がまた俺の性感を程よくくすぐり、小刻みな射精が続く。
オディの包容力に酔いしれ、俺は限界まで精を絞り取られていった。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
俺が射精を終えるまで、オディは肉棒から口を離すことはなかった。
精液を吐き出したあとの敏感な亀頭に、そっと舌が当てられる。それは小さな子供の頭をぽんぽんと撫でる行為に似ている気がした。いっぱい射精できたね、と褒められている気がする。
俺は腰に回されていたオディの手を取り、少し尻を後ろに引いた。
「……すごかったです」
顔を上げたオディは、口元についた唾液と精液の混合物を指でぬぐいながら言った。
何がすごかったのかはわからないが、きっと勢いとか量だろう。
女を覚えてからというもの、この若さ溢れるボディはさながら産業革命でも起きたかの如く精液を生産しているのだ。
「オディもすごくよかったぞ。……俺のものを飲んでくれて嬉しい」
「たくさん出ましたね……♡」
俺はオディに向かって両手を広げ、抱きしめたいということをボディランゲージで主張した。
躊躇う動作をする彼女の手首を掴み、俺は強引に横に座らせて体を抱き寄せる。
ぷんと漂うザーメン臭が鼻を突くが、それを無視できるほどの満足感があった。