The Marquis’ Eldest Son’s Lascivious Story
I'm getting a former merchant's warrant that I've been gradually nostalgic for_(inside)
ルンルン気分でコハリィは市長室を出て行った。
彼女の長い髪がふくんでいた甘い残り香に名残惜しさを感じながら、市長机に戻る。
俺の寝所で行為に及ぶべきか、以前のように夜這いをかけるべきか考える。脳内議会は満場一致で夜這いを採択した。
キリの良いところで本日の活動を仕上げ、俺は性交のための準備体操を始めた。
屈伸運動や、腰の前後運動など、12歳の若いボディには不要かもしれないが、なんとなく高揚してくるのだ。
窓から外を見てみれば、冬の澄んだ空に月が浮かんでいる。
吐いた息が白くなり、それはすぐに夜の闇に溶けていった。
冷たい廊下を魔法で温めながら進み、コハリィとルームオンの部屋の前までやってきた。
相変わらず扉には『ルームオン&コハリィ』と書かれたプレートがさげられている。
音を立てないように扉を開けて中に入ってみるが、特に反応はない。
コハリィが市長室から出ていって、体感で1時間くらいだろうか、どうやらふたりとももう眠ってしまったようだ。
エルオ大陸人は現代時日本人と違って暗くなったらすぐ眠る。照明魔法を使って長い夜を過ごしてしまうのは、いまだに前世の習慣が抜けない俺くらいなものか。
「ぐー……」
可愛くない寝息が聞こえる。低く響くそれはルームオンのものだろう。
最近、仕事に燃えていることもあってお疲れのようである。
物音を立てずに部屋を進み、コハリィのベッドに近寄る。
交尾をするためにひっそりと目当ての娘に忍び寄るこの感覚、実に興奮する。
薄ぼんやりとした弱めの照明魔法を灯すと、横向きになって眠っているコハリィの姿が見えた。
俺は毛布をそっとめくりあげ、彼女の背中に自分の腹をつけるような格好で潜り込んだ。
「はふぃぇ、ふぁひぇ?」
俺が入ってきたことに対し、コハリィが寝言のような意味不明な声を出す。
「むふふ」
危機が間近まで迫っているのにこの無防備な感じ、実にたまらない。
俺は彼女を抱き寄せ、寝巻きの上半身と下半身の隙間から手を滑り込ませていく。
「……んぅ?」
胸に手をやると、小綺麗にまとまったコハリィのおっぱいが手のひらにすっぽりと収まる。
きめ細やかな肌触りのおっぱいは、小ぶりではあるものの貧乳というほどぺちゃんこではない。しっかり揉めるだけの大きさはあるのだ。
くるくると円を描くように指を動かし、だんだんとその丘の頂上を目指していく。
「はぅ……ぅ」
ぴくぴくと反応を始めるコハリィの声や震え方を楽しみながら、乳首に触れる。
コハリィの乳首は普段は半分埋まったような状態なので、クリクリと刺激することで本丸が顔を出すのを待つのだ。
両方の乳房を指先で弄び、股間は彼女のお尻に押し付けて柔らかさを楽しむ。
しっとりとした髪に鼻を埋めて匂いを嗅ぐと、鼓動が高鳴りペニスが硬くなった。
「ん。いぅ……」
乳輪で円を描いていた指をそのまま下に這わせ、やわいお腹を経由して秘所を目指す。
湿度の高い空間にたどり着いた指は、もそもそとした陰毛の草原を乗り越えて、彼女の最も大事な場所へとたどり着く。
指先でそっと触れてみるが湿り気は少なく、まだ性交の準備中であることが窺えた。
「あく……! んぇ? な、なに?」
敏感な部分を触れたせいだろう、コハリィの意識が一気に覚醒する。
「コハリィ」
「ひっ」
俺はコハリィの肩に両手を置き、うなじと耳の両方に吐息をかけるようにして名前を呼んだ。
その声でこちらの正体を察したのだろう、肩をすぼめた彼女はころりと転がるようにして体を俺の方へと向ける。
弱い照明魔法で照らされ闇夜に浮かぶ彼女の瞳は吸血鬼のように紅く、見つめていると吸い込まれそうであった。
「…………市長?」
「会いに来たぞ」
「ぐぅ」
隣のベッドから響くルームオンの間の抜けたいびきはスルーしつつ、俺はコハリィの顎に手を当てた。
「んっ……」
寝ぼけて困惑する隙を突き、軽くキスをする。
唇を離し、すぐにまた重ね、小鳥がついばむように何度もその柔らかさを楽しんだ。
「ちゅる……はぁ、コハリィ……ちゅっ♡」
「ちゅ…………ま、待ってください……そこに兄様が……」
俺が何を求めているのか察したのだろう、コハリィは小さく悲痛な声をあげた。
「駄目だ。いますぐコハリィが欲しい」
コハリィは力強く抱かれることが好きである。いや、性的に弱いと言ったほうが的確かもしれない。
俺は抵抗の言葉ごと締めつけるように、思い切り彼女の体を抱きしめた。
華奢な体から伝わる柔らかな肉の感触が心地よく、もっと味わいたいという思いから思わず腕に力が入る。
「あぁ…………ん……だ、だめです…………あふ……♡」
とろけるような甘い吐息をこぼしたコハリィに、俺は再び唇を押し当てた。
舌をねっとりと絡め、彼女の味を堪能する。
「ちゅるぅ……ちゅっ…………ちゅむっ、はぁ、コハリィ……」
「やぁん……れぅ……んっ……ちゅちゅ……ちゅぅ……に、兄様がぁ……ちゅ♡ んんぅ……ちゅっ」
ベッドで眠っているであろうルームオンに聞かせるように、俺は激しくキスの音を鳴らした。
コハリィが俺の女だと主張するように、いやらしく唇を吸い、舌をなぶり、唾液を絡めあう。
抱きしめる腕を緩めたり逆に締めたりを繰り返し、彼女の体全体を乱暴に愛撫していった。
「ちゅっ。いいぞコハリィ……ちゅぅぅぅ、ちゅぷっ♡ 俺のコハリィ、ちゅっ♡」
これまでの経験から判断するに、コハリィは基本的に寂しがり屋で、頼りになる男性に依存する傾向が強い。
言葉でこちらの想いを示し、受け入れる度量を見せつけてやればそのうち彼女の心は転がり込んでくるだろう。
俺は何度も何度も彼女の名を呼び、キスを重ねていった。
「大事な大事なコハリィ、俺がずっと守ってやる。ちゅっ。ちゅぅぅぅ……♡」
「んぅぅ……ちゅぅ。ちゅぅ……あ、んっ♡ ちゅ……ちゅちゅちゅ♡ ぷぁっ」
コハリィの体が熱を帯びてきたことを感じると、俺は抱擁を緩めて彼女の寝間着を乱していった。
胸元が開いたところで乳房を掴み、そちらに彼女の意識が移ったところで下半身にもう片方の手を伸ばす。
先程よりも湿った陰唇に指先が触れた瞬間、彼女は必死になって抵抗をした。
「い、いや……だめ、だめですっ……兄様が、起きてしまいます……いや……いやぁ……」
「静かにしていれば大丈夫だ。たっぷり可愛がってあげるからな」
そういうことじゃありませんと言いたげなコハリィの唇をキスで塞ぐ。
俺は彼女の背中に手を回し、仰向けになるよう押し倒した。
「ちゅ……んむぅぅ……!」
「ちゅぱっ……ほら、静かに。ルームオンが起きるぞ?」
「あぅ……!」
俺が唇を離すと、コハリィは視線を兄のベッドがある方向へ向けて、祈るように様子を確かめていた。
だが弱い照明魔法しかないこの部屋は暗く、その闇の中にいるはずのルームオンの様子は俺にも目視できない。
兄が眠っているのか起きているのか、なんとか様子を探ろうとするコハリィをそのままに、俺は次の行為に着手する。
「……かわいい胸だ」
「う……!?」
すっかり乱れた上半身の寝間着を剥き、胸を完全に露出させる。
良いものを食べて育った割りにはそれほどボリュームのない乳房だが、その整った丸みは肉まんのようで実に美味そうである。
興奮が続いていたおかげか乳首は勃起したままのようで、吸ってくれと言わんばかりにその存在を主張していた。
「はむっ」
「ひぁっ♡」
いきなり本丸を攻める。
口内に収まった乳首を舌で円を描くように舐めまわし、そのコリコリ感を楽しんでいく。
唇ではむはむと甘噛みし、乳輪、そして乳房ごと飲み込む勢いで吸引をした。
「ちゅううっ♡ ちゅぅぅ……♡」
わざとらしく、いやらしい水音を部屋に響かせ彼女の胸を吸う。
「あ……あぅん、や…………は、恥ずかしいです……あっ♡ や、やめて……」
右の胸を楽しんだ後は、左の胸も同様に愛撫する。左右平等だ。
唾液でたっぷりと濡らした舌を、乳房に垂らすように押し付けていく。
「やぁ……ん…………。あ、あぁ……くすぐったいのぉ……」
「ちゅぅ」
聞いているだけで耳がふやけそうな甘々とした喘ぎが聞こえる。
「あっ♡ ひぃっ……んっ」
俺はおっぱいを楽しみながらも、お尻や背中を撫でることをやめなかった。
女唇に対する愛撫はゆっくりと、ねちっこく進めることにした。
最初は内股に触れるだけ、芋虫が這うように少しずつ指を進めて、それはやがて陰核へとたどり着く。
「はぁん……はぁ♡ うぅ……♡ あ……ああ♡ う、あ……だめぇ……あっ、だめ♡」
俺の指の動きに対し、コハリィは非常に感じ入っているようだ。
試しにキスをしてみると、唾液の粘度があがったような気がするし、熱も高ぶっているように思えた。
「兄様が隣に……やめ、あっ♡ ん♡ お、おねがいします……あぁっ♡ ここでは、いやです……」
ここでなければ良いのだろうか。
最初にコハリィを抱いたときは兄の立会いがあったというのに、今ではもう恥ずかしさの方が勝るらしい。
俺とふたりきりになることに対する不安が減ったためだろう、素直に嬉しい変化である。
「コハリィ、もう離さないからな。お前は俺のものだ、誰にも渡さない」
胸の奥底から湧き上がってきた喜びにも似た感情に、俺は身を任せることにした。
コハリィの耳元で愛を囁き、熱情のままに深いキスを交わし、陰部への愛撫を強める。
「あぐっ♡ はぁぁ……う♡」
手のひらがぐちゅぐちゅに濡れ、彼女の吐く息は明らかに情欲の色に染まりつつあった。
俺はいよいよ我慢の限界を感じ、ズボンを下ろしてそそり立った肉棒を彼女に見せつける。
「はぁ、はぁ、子種を注ぐぞ。嫁としてしっかり受け止めるんだ、いいな?」
わずかに引っかかった皮を引きずり下ろし、爆発しそうなほど膨らんだ亀頭を露出させる。
先端からとろりと垂れた透明な汁が、月明かりに照らされて輝いていた。