The Story of the Girls Who Came From Slime Massage
41, Teaching
ラネルは混乱していた。
一体これは、わいせつ行為にあたるのだろうか、あたらないのだろうか。
タツシは今一切いやらしいところに触れていないし、なんならラネルの手にしか触れていない。
快感を感じているのは自分の手のせいなのだ。
「どうしたんですか? さっきみたいに押してみてください。」
「は、はい……」
「ああ、防音魔法を使っていますのでどんな声を出してしまってもクラリスさんには聞こえませんよ」
「そうなんですか……んっ♡……あっんんっんっんんっんっ」
ラネルは結局混乱したままタツシの言われるがまま、何度もその場所を押す。
すこし揉む場所がずれたら、タツシに修正される。
そして――
「あっ待っていやっ急に!?!? ああああ!!! ああ♡ ああっん…あ♡♡ん♡っあ…♡っ……っんっ…っん…♡っあんっ」
絶頂し、腰を震わせるラネル。
ついに外からの刺激だけでイってしまった。
「どうですか? そのマッサージ効きそうですか?」
「いやっ効いているっていうより……これ……」
ただオナニーしているだけでは、と言おうとしたのに言えなかった。
「どうされましたか?」
「ううう……あの、本当にこれ、マッサージなんですか??」
「ええ、もちろん。おなかの血行がようくなりますよ~。現にほら、ラネルさんの体温かくなって少し汗も出ているじゃないですか。」
「確かに……」
「しっかり効果はありますから安心してください。では次のステップに行きましょう。」
「え……次?」
「さらにこのマッサージの効果を高められるんですよ。では、ベッドの上に座ってください。足を開くような感じで。」
「ええと……こうですか?」
「もう少し……こうですね。」
タツシはさらにラネルの足を開く。
M字開脚のような姿勢になった。もちろんメイド服のロングスカートに隠れて卑猥なところは見えないようになっている。
「そうしたら、左手をさっきの部分に手を当ててみてください。すこしその体勢だと場所が分かりにくいかもしれませんが……」
「あ、分かりました。この辺ですね。」
「はい。そうしたら右手を小陰唇に添えてください。あ、すみません言い忘れてました。下着は脱いでくださいね。」
「………?」
完全にラネルの頭はフリーズした。この男、何を言っているんだ、と。
そろそろコイツも潮時か、と思った時だった。
「すみません、私がいるとやりにくいですよね。では私はしばらく退室しますんで、一人でやってください。やることはすべて今からお伝えします。――――」
「いっいやっそんなことできません!」
「似たようなことしたことありませんか? 俗にオナ……」
「しませんから!! そんなの知りません!」
「失礼しました。とはいっても私がいてはやりづらいでしょうし、一度抜けますね。あ、こちらにスライムも置いておくのでよかったら使ってください。自分の揉んでほしいところに押し当てるとそこを揉みますよ。」
「わっ分かりました。」
タツシは部屋から出ていった。
さすがに変なことを言われただけでは犯罪をしている証拠にならない。
ラネルはやれやれと思いつつこの後どうしようかと考える。
普通に何もしないでおくのが一番か――
きゅん♡
そう思ったのにさっき自分で子宮マッサージをしたせいで奥深くが疼いてしまう。
(い、いやっでも、ここでしちゃったらまたいつもみたいに……)
手が股に伸びそうになるもなんとか思いとどまるラネル。
(あ、そういえば下着が……)
さっきからいろいろあったせいで下着が完全に濡れている。
ひとまず下着は脱ぎ、スカートが触れないように捲くっておく。
立っていれば裾が触れることはないだろうが、座っていては危ない。
どうしようかと悩んでいる間にも、膣がうねり、なかから液体がこぼれだす。
(どうしてこんなに……)
しかし絶対に触れてはいけない。
何とか気を紛らわそうと横に置かれていたスライムを手に取る。
にゅるっ
「え?」
いつもより柔らかいタイプのスライムだったようで、一瞬手に取ったもののスライムは手から滑り落ちてしまった。
落ちた先は、彼女の開かれた股間。
偶然の出来事だった(ようにラネルは感じているがもちろん仕組んである)。
スライムは動き出した。
「あっいやっ待って、ねえ、お願いだからそこはやめ……アア!!」