Vanguard of the Eternal Night

Four hundred and twenty-two versus Karzal, six of them.

 俺は体内に入ってくる執筆のオーラ……負の魔力に抗うように魔力を体内から剣へと流し込むけど、それでも体内へと負の魔力が入ってくる。

「くっ……」

 そして、その負の感情に負けないように意識を保とうとすると、その隙を突くかの如くカルザルが力を強める。

「貴様の覚悟とはそんなものか?」

 剣を交わえる向こうでカルザルが俺に問いかける。

 俺は負ける訳にはいかない……でも……くそ!

「……残念だ、終わりにしよう」

「うわっ!」

 カルザルは突如オーラを強め、その衝撃で俺の剣が折れ、尻餅をついた。

「安らかに眠れ」

 カルザルはそう言うと、剣を振りかざした。