Villainess’s Sweet Everyday
Chapter 1521
この世界に歓待されている気がせず、空虚な年に取りつかれ、念入りに理由を模索する。自己の左右がアシンメトリーと化していない気がする。飛び足にサクセスなんてありえない。スズメたちを肩に乗せ、ああでもないこうでもないと意識的に私、特有の思考プロセスを歩んだ。この歪さを鑑定してくれるエキスパートでもいたらな。飛び足で解決なんてのあり得る。安息の地はいずこに。未詳の正体を探るには……。一瞬、バスがドリフトした。シートベルトしておいてよかった。兵士の睡眠は妨害され覚醒した。「んあ!」と。晩鐘が鳴るころには皆の人生がどうなっていることか。世界と情死なんてごめんだわ。