Villainess’s Sweet Everyday
Lesson 122
ああ、早く……食べたいです……。
ふんわりとしつつ軟らかで一口噛むとクリームやチョコが私の舌を刺激する。
ああ、だんだん思い出してきたわ。あの味ね!
あの黄色い生地を見ると食欲が増すのよね……不思議。
もういっそ主食にしてもいいぐらい……。でも、そんなことしたら裏でクレープ令嬢とか言われそうだしなあ。
クレープの市民権を増すべきよ! じゃないと不憫な気がするわ。
って私頭がわいているのかしら? クレープに固執しすぎだわ。
私ってこりしょうなのかな? カルシラスト様に対しても……。
私もクレープを大人買いしたくなってきたわ。五種類ぐらい。
あ、甘い香りが……。芳醇だわ。