Villainess’s Sweet Everyday
Lesson 267
これは難題ね。ある程度はストラクチャーを予期できるだろうけど。
ボトルネックばかり勘案しているとつまづきそう。
私は二人の後に続いた。お肉屋さんにたちより陳列ケースの牛肉とコロッケを指差すおばあさん。
お肉好きなのね。まあ、私も嫌いじゃないけど。
あげだてのコロッケを私とカルシラスト様に手渡すおばあさん。
カルシラスト様は荷物を椅子におき「ありがとうございます」。
私もお礼をいいながらきつね色に焼けた肉コロッケを頬張る。
うん、美味しいわ。結構甘口ね。
カルシラスト様みたいだわ。もう少し厳正な方が。
ああ、ジューシーな味ね。また食べにこようかしら。