私たちはいつまでこんなことを続けるのだろう。

 だんだん足がいかりのように重くなってきたし。

 体感時間がながすぎるのよね。

「目薬をさします。ストップでお願いします」

「疲れ目ですか? ドライアイ?」

「眼精疲労的な……」

「最近は目を酷使する社会構造ですしね」

「昨夜も勉強してて気づいたらみたいな……」

「確かに勉強ってはまると病み付きですし」

「そうなんです。少しわかったらもっと知りたくなって……さらにさらに……」

「私も時間を忘却して学問に打ち込んでしまうところが……」

「ええ、勉強ほど面白いものはないですね」