Villainess’s Sweet Everyday
Lesson 298
私たちはいつまでこんなことを続けるのだろう。
だんだん足がいかりのように重くなってきたし。
体感時間がながすぎるのよね。
「目薬をさします。ストップでお願いします」
「疲れ目ですか? ドライアイ?」
「眼精疲労的な……」
「最近は目を酷使する社会構造ですしね」
「昨夜も勉強してて気づいたらみたいな……」
「確かに勉強ってはまると病み付きですし」
「そうなんです。少しわかったらもっと知りたくなって……さらにさらに……」
「私も時間を忘却して学問に打ち込んでしまうところが……」
「ええ、勉強ほど面白いものはないですね」