Villainess’s Sweet Everyday
Lesson 596.
クスリと笑ったカルシラスト様はそっぽを向いて、視線を周囲にめぐらす。なんだかはぐらかされたわね。本音かどうか確認が取れずだわね。まあ、王子様もああいっていることだし、食べる量を控えて、フランスパンでもいただきますかね。
もぐもぐ、ああ美味しい。幸せってこんな感じよね。ああ、生きててよかったわ。なんかあほな子になった気分。でも青春を謳歌? するっていう醍醐味を味わうのも悪くないものだし。
ああ、食べ歩き最高。もう図書館はどうでも……それはだめかな。