Villainess’s Sweet Everyday
Lesson 800
「カルシラスト様、お暇なら私に付き合ってくれませんか?」
なぬ、明らかに私といるでしょう、どうして暇に見えるのよ。
「いえ、用事があるので」
「そう、それは残念ですわ。マリカナさん、お一人でこれからどこに行かれるの? お団子屋さん? 整形外科?」
カチンとくることをこともなげに言うわね。言い返したいけど、イラつくだけだし。無視しとこうかしら。
「あら、マリカナさん、耳も遠くなったのね、年をとるのは嫌ねえ」
「カルシラスト様、この人、変わっていますね」