「マリカナさんの主食はゴリラだという噂を仄聞しております」

 カルシラスト様はポカンとした顔でこう聞く。

「マリカナ、本当ですか?」

「そんなわけないでしょう。ゴリラはフードではありません」

 ここの角を曲がれればゴール地点に近づきやすいのだけれど、おっと行き止まり。

 というか、図書館への道が全て閉ざされている気がするのですけれど。

 なんだか、私のアセスメントの低減を狙ったメーリアさんの誹謗中傷にはうんざりしてきたわね。