さて、このまま同じようなアクションで経過を見ていてもいい? スクワットしても現状を打破する手段になりようがない。でも、膝を曲げながらベネフィットを模索してもとも思慮する。カルシラスト様の掌は何故か冷たい。発汗しないのかな。なんにしても非常手段でもないかしら。魔法で何とかなる水準でもない。そうするともう手がないと言うしかない。もとよりこんな展開は予想を超越している。そうして一日を生活してきて、いつ不吉な濁流に飲み込まれるのかと思うと慄然としてしまう。

「マリカナさんたら、カルシラスト様と随分仲良しですこと」