「うぉー!結構積もって来たな!」

「まー!」

「ロックも雪は初だな!」

「まー!」

さてと!

「行くぞロック!しっかり掴まれ!落ちたら見つからないかもしれないぞ!」

「ま…ま!!!!」

なんで手は丸で作ったのに髪の毛掴めるんだ!

「出発!」

「まー!!」

人気がない事を確認して飛び立つ!今は9時丁度!

「まぁああああーーー!!!!!!」

「テンション上がってるな!このまま直接着くかな?」

「まぁあああああ!!!!!」

魔の森を狩りつくす勢いで討伐してから約一月、確認がてら狩りにと…目標は片道2時間!

「体の空気抵抗を減らすとこんなに早くなるのか…凄い…これは完全に俺専用だな…」

「まぁああああああああ!!!!!」

「ロック…お前飛んでるんじゃなくて魔闘気で興奮してるのか?」

「まぁあああああ!!!!!」

魔闘気を解除するのは、このスピードでは試すことはできない…飛び立ってから1時間と少し

「見えてきた!飛行機並みか!知らんけど!」

「まぁああああああああ!!!!」

不壊の形状を変え減速して…

「到着!」

「まー!」

異世界パワー凄い!としか言えないな…途中で曲がったりできないけど、直線での移動はとんでもない早さだ、魔闘気で身体を強化しないと耐えられないと思う…少し着陸が魔の森ギリギリになってしまったが…近くていいや、帰りは転移があるしな…ん?

「おい!ロック」

「まー?」

「お前マジックバックに入るのか?」

「ま?」

「試すぞ抵抗するなよ」

「まー!」

俺しか帰れないと置き去りになってしまう…帰りは転移と考えての行動だ…収納!

「入った…出て来い!」

「まー!」

「これで心配がなくなったぞ!」

「まー!」

時間も今回は余りない、さっさと魔の森に入ると…

「あれ?めっちゃモンスターいないか?この間より多い?」

「まー?」

「冬は活動が減るんじゃないのか?」

「まー?」

(ラグナ、魔の森も冬はモンスターの活動減るんじゃないのか?)

(ん?知らないぞ?魔の森の調査自体、碌にできないのに冬の魔の森なんて無理だろ)

(そりゃそうだ、さんきゅー)

(ちょっとまて、魔の森がどうしたんだ?)

(屋敷から追い出されたからさ、暇つぶしに来たんだが前回よりモンスター多い気がして、確認したかっただけだ、なんかデカい感覚もチラホラいるな…二桁まではいかないが)

(屋敷から出されたって…それに散歩感覚で行く所じゃないぞ)

(いつもの嫁会議ってやつだな、俺の参加はダメなんだよ)

(そんな会議が…でも丁度いい、またグレート1匹いいか?)

(マジックバックにあるのに…言えよ、でも了解だ)

(トシも使うと思って言いずらいんだよ、頼んだぞー)

(おー)

念話中も討伐の手は休めていない、まずはデカい8匹のモンスターを狩る!俺が攻撃するたびに頭上で雄叫びと、たぶん真似してパンチしてるんだろう…俺を操縦してる気分なのかな?楽しそうだ

「まぁああああああーーーーーー!!!!!」

「こいつ2発耐えた…前回のより強かったな、もしかしてでっかいボアクラス?でも滅多にいないって言ってたしな…ロックお前が倒したみたいにするな!俺が倒したんだぞ!」

ゾウくらいの大きさか?2発耐えて反撃しようとしてきやがった、3発目で倒せたが…美味しいかな?…残り3匹!…

「これでラストー!!!」

「まぁああーーーー!!!!!」

「デカい感覚のは終わったから後は連絡あるまで狩りまくるぞ!」

「まぁー!」

会議終了の念話が来るまで乱獲しまくった、今回の会議は長めで4時間位かな?昼は適当に食べると伝えてそのまま魔の森でロックと遊んだ、…日が落ち始め時刻は5時過ぎそろそろ帰るか、かなり倒したが、まだ残っている…でも感覚の小さいのばかりだな、冬が明けて暇な時に遊びに来るか…

(ヒカリ、屋敷にいるか?)

(…いる)

(帰還するから頼む)

(…わかった)

ロックを忘れずに収納して帰還!

「ん…ん…んんん…」

「ぷはぁ…おかえり///」

「ただいま」

「トシ様…次はわたしに…///」

「僕も屋敷にいたんだよ!」

「待ちなさい!甘えるのは自分の時間でね、帰還の係はヒカリかミリヤって決めたでしょ?」

「そうだね…ごめん」

「ごめんなさい…」

帰還の連絡は屋敷に基本いるヒカリと決めてあったが…